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■ 自転車ロードレース プロチーム VANG 設立記者発表会 (Date: 1 March, 2006)

2006年3月1日、都内でプロチーム 浅田監督率いるVANGの 設立記者発表会が行われた

まず最初にチーム運営会社の(株)萬代表取締役 長弘昌氏より挨拶。どうしたら勝てるチームを作れるか、と考えた先に行き着いたのが、チームVANGの設立だった。昨今ウエアの売上などを見ても、女性の自転車人口が増えており、ブームを下支えていると分析する。今後、その自転車人気の波に乗って、更に自転車人気に更に火をつけるべく抱負を語った。


選手・監督勢ぞろい

中央は小杉隆議員

高坂監督のスピーチ
集合写真1: 中央に浅田監督、左から前列にかけて水谷壮宏、宮澤崇史、福島晋一、福島康司、田中聡選手。後列左から清水都貴、井上和郎、新城幸也、佐野淳哉選手。

続いて浅田監督のスピーチ。パワーポイントを使っての発表となった。とにかく、ツール出場・ステージ優勝・シャンゼリゼまで完走を目指していく、そのためにはどうすればいいのか、監督・チームの考えを明かした。

プレゼン資料1

プレゼン資料2

プレゼン資料3
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資料1は、ケイリンとロードの比較表。資料から歴然のとおり、ケイリンでは愛好家よりもプロ数の方が多い。一方で、ロードレースは、プロは49人しかいないが、愛好家の数、およそ450万人。ケイリンはギャンブルという性質上、社会が下支えしている一方、ロードの方は市民参加型スポーツである。ポテンシャルはある。

資料2は、チームが掲げる6つの戦略。ここで大鉈(なた)を振るわなければ、世界には通用しない。今の日本は、小チームがこじんまりと活動している。そんな日本の状況を打破し、目標をもって世界に通用するチームを作る。そのために、出稽古もするし、ほかのMTBやスピードスケートの選手の受け入れなども考える。

資料3は、今後どのようにしてステップアップしていくか、具体的に示した表だ。チームの格を、2007年にはコンチネンタルからプロフェショナル・コンチネンタルチームに昇格させ、さらに2010年UCIプロチームとなることを目指す。同時に08年ヴエルタ、09年ジロ、2010年ツール参戦と上り詰めていく。


左から浅田監督・小杉議員・高坂監督

康司選手はヘアスタイルを変えて

TBSのカメラもあった
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質疑応答時間:まず最初に、かねてから噂のあったチームYahooとしての旗揚げでなかった点に関し質問が出た。スポンサー契約までは現段階でこぎ着けることができなかったという説明を長氏が行った。現在もまだ交渉中である。

そのほか、エスポワールチームの併設予定がないか、という質問に対しては、浅田監督が回答した。直近ではそういった計画はないものの、若手の育成こそがやりがいのあることだと思っている。ただ、当座は、まずチームが活躍することで、自転車を競技として始めたいという子供たちが増えるような環境作りを目指していきたい、と語った。

共同通信からも質問があり、福島晋一選手にどいう成績を残したいか、抱負を聞いた
晋一選手:「リーダージャージを守れるような、優勝を達成できるような選手を目指したい」。

また、外国人の登用に関しては、日本人のみでツールを走るのは難しいと考えている。日本人主体を守りつつ、外国人レーサーの加入も視野に据えている。


進行役は白戸太朗氏

晋一選手がスピーチ

撮影タイム
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Photo Sessionの前には、「茄子 アンダルシアの夏」を手がけた高坂希太朗氏がゲストとして登場。アドバイザーといった立場でチームを支援する模様。次に登場した衆議院銀議員小杉隆氏は、自転車愛好家。自転車活用推進議員連盟の一員だ。(後述)。 そのほか橋本聖子議員からの激励メッセージが読み上げられた。

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以下、本記者発表のブリーフィング(3/1付けトクダネNEWSの転記)

予定通り3月1日、浅田監督率いるチームVANGのチームプレゼンテーションが行われた。

浅田監督のスピーチには、なんとかここで流れを変えないといけない、という熱い想いが凝縮していた。 今までの体制に対する閉塞感、そして、そこから脱却しなくてはツールという世界の桧舞台で活躍できないんだ、という強い意志。

スマートな浅田監督に「野望」の文字は似合わないので別の言葉に置き換えるとすると、”秘めたる闘志”と言ったところだろうか。 ツールで走るだけでなく、ステージ優勝をも念頭に入れ、シャンゼリゼまで完走することを目標に掲げる。妥協を許さず、あくまでも上の上を目指していく。その精神が、今回の旗揚げにつながったことを強く感じた。

チームの骨子は3つ: ・ 選手たち自身が活躍できるチーム ・ 実業団という枠組みではなく、独立・自立したプロチーム ・ そして、ツールのためのチーム

タイムスケールは : 2006年VANG発足、07年UCIプロコン昇格、08年ヴエルタ参戦、09年ジロ参戦、2010年UCIプロチーム昇格&ツール参戦。 そのために挙げられた6つの戦略の中には、ほかの競技との連携も含まれる。例えばMTBやスピードスケートの選手の受け入れなどだ。

本日のゲストは高坂希太郎氏。目下「茄子 アンダルシアの夏」の続編を手がけているという。クレバーな浅田監督に太鼓判を押した。

さらに元文部大臣で衆議院銀議員の小杉隆氏。 同氏は、トライアスロンを走破するほどの、自転車愛好家。谷垣禎一財務大臣、参議院議員 橋本聖子氏らとともに、自転車活用推進議員連盟 を発足させた。 氏のスピーチを聞いていて、自転車と政治という一見アンマッチなく見合わせが実は最高のコンビネーションであることに気付く。

氏が掲げた自転車4K(「「健康にいい」「環境に優しい」「交通渋滞の緩和になる」「経済的に安い」)のうち、「環境」のテーマという切り口を考えると、地球温暖化という環境面での重要テーマが見えてくる。 この温暖化防止策の一環として自転車に焦点が当たれば、チームVANGの発展や、日本の自転車競技普及にもつながる。さらに道路整備、駐輪場の整備など、自転車を普及させるためには政治の力も重要となる。小杉氏は、そういう面にも配慮して政策を進めていくと、熱く語った。 頼もしい助っ人登場といったところだ。

さらに橋本聖子議員からの激励メッセージも読み上げられた。

さて、気になるチーム名の方だが、質疑応答の際、真っ先に質問が出た。事前に、チームYahooとして立ち上がると言う話が浮上していたため、その件について説明を求めるものだった。

これに関しては、チーム運営会社(株)萬の長弘昌氏より説明があった: 「本日のプレゼンを迎えるにあたり、Yahooとの契約は間に合わなかった。Yahooのユニフォームでプレゼンの日を迎えることを期待したが、今の段階では引き続き検討中という状況である。 しかしながら、ほかのスポンサーが本プロジェクトへの関心が薄い中、Yahooは前向きに、熱意を持って協議に応じてくれている。近日中に進展がある場合もある。」とのこと。

チームのWebサイトは:http://www.vang.jp/

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