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マス・シクリズモ (もっとCiclismo) copyright(c)2004-05 mas ciclismo

小ネタ JUMP

今月のニュース:ブラッドリー・マッギー、ランス・アームストロング、エキモフ

 特集:オチョア
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■ 2005.05.02 (Mon)  ツール・ド・ロマンディ
cuneeus.jpg 459×543 81K4月30日:第4ステージ シャテルサンドニ〜レパコ

■ クーネゴは本気で勝ちに行っていた

1000m級の山頂レパコは仮スタートでゴール地点。さらにその後2度ここを通るので、迷わず山頂に行った。バイクに乗って観戦にきた日本人の人にひとりお会いした。北米のツール・ド・ジョージアを見たあとこちらにきたという。レース三昧の日々。

レースは最後まで誰が勝つかわからなかった。ラスト数キロでピエーポリかと思った。ぐんぐん差を広げると思いきや、捕まった。ラスト1km、脳の血栓の病気からよみがえったアルベルト・コンタドールが撮りのように羽ばたいた。

大型スクリーンが目の前に見えるゴール地点にいたのだが、その軽やかなスピードは驚きだった。若々しくはつらつとしたポーズでゴール。

この日はたまたまスタート前にコンタドールを見かけたので話し掛けた(レポートページのの写真がそれ)。去年の病気のこと、両親がチームに感謝した手紙を雑誌に掲載したことなど。嬉しそうにしていたコンタドールだったが、その5時間弱後に優勝した。

総合の方では、クーネゴがなんとかボテロとの2秒差をひっくり返して総合首位に。

レース後、ゴールそばのカフェのテラスの椅子に崩れるように座ったクーネゴ。相撲の取り組みが終わった直後のお相撲さんのように、ものすごい勢いでゼーゼーいっている。もう目一杯という感じ。

スタッフがいろいろとケアする中、何か言おうとするが言葉にならない。タオルに顔をうずめて、「きつかった、、、」といった感じでスタッフに身振りで伝える。いかに彼がまじでリーダージャージを狙いにいったかがよくわかった。

クーネゴはジャパンカップでは優勝できずに批判もあったようだが、ロマンディでは、エースとしての意地を十分見せた。昨日は余裕で山岳ステージ優勝したが、その分足を使って、今日はハンデがあったようだ。ゴール後、完全にコンタドールよりも疲労度が大きかった。

しかし、翌日の最終日はTT。クーネゴがリーダージャージをとったものの、総合優勝は、まだボテロに勝機がある。TTで、再度ボテロが逆転する可能性が高い。

■ 2005.05.02 (Mon)  ツール・ド・ロマンディ
jak.jpg 640×480 75K5月1日:第5ステージ ローザンヌの市内でITT 20.4km

■ 来年の開催が危ない話 + ジャネッティから今中さんへのビデオレター + エラスの言葉 + 新保光起選手、岡崎和也選手のサインがなぜかこんなところに。。。

昨夜TVのニュースで、ツール・ド・ロマンディの続行が危ぶまれているというレポートをやっていた。プロツアーになんかなってしまって、予算が膨れて火の車。そうだろう。平日の沿道の人の数を見れば、あまり宣伝効果もなく、運営は大変だと思う。

また、この時期のスイスは、結構寒くて雨が多いそうだ。ここ2日は真夏の天気で25度ほどだが、2日目は小雨がちらついた。例年天候的にいうと、必ずしも観戦しやすいレースではないという。

このレースの運営は、なんと元フェスティナのアミアン・マイヤーだった。彼のインタビューの模様がTVに写る。相変わらずリチャード・ギアにそっくり。地もとの人たちと話しても、マイヤーはやはり、かっこいい、と言っていた。

「ロマンディは素敵なレースなので、是非続行したい」とTVで語っていた。彼は、プロスキーヤーの女性と結婚して、二児の子供がいる、と観戦にきていたスイス人から聞いた。

また、今日はトレーニング中のエキモフとランスが事故に遭ったという話がはいって、CSCのスタッフらが、ディスカバリーのスタッフに確認に行っていた。私もそれに同行。スタッフから直接話を聞いた。エキモフは負傷したが、ツール出場には問題ないと。

さて、レースのほうは、TTでボテロが優勝し、クーネゴから再びリーダージャージを奪った。そして総合優勝。2位クーネゴ、3位メンショフ。

また、ポイントジャージは、ガルゼッリ。前日までのポイントリーダーのペタッキは、今日は出走せず。スタート地点に居た時に、「ペタッキはノンパルトン(不出走)です」と場内アナウンスがあり、「えー」と言ったら、出走の時間を計るスタッフ(選手のわきで、5秒前、4秒前、、とやるあのおじさん)がそれを聞いていた。

「彼はジロがあるからリタイヤしていったんだよ」と声をかけてくれた。

本日のTT観戦は、最初街中をトレーニングしている選手を見て、その後ウォームアップを見て、ラスト50人はスタート地点、その後ゴール地点に移って観戦。

宿の正面の道がコースで、ものすごい急な石畳の上り坂で、ここで観戦しようか迷ったが、オリンピックスタジアムのスタート地点にいくことにした。バスはTTのために、経路が変更になっていて、会場には停車せず。その先で止まったので、あとはロンバルディ観戦らしき人にくっついていった。

今日は元選手のジャネッティ監督(サウニエル)と話す機会があった。ジャネッティ監督との会話はビデオに収め、今中さんへのメッセージをお願いした。後日アップします。

その他エラス、コンタドールにも声をかけた。エラスは、ファンが口をそろえて「いい人だ」といっている。ヴエルタの時にエラスと一緒に夜30分ほど会話した経験があるという夫婦にあった。自転車でヨーロッパのレースを追いかけている名物夫婦だ。

彼らから、”日本から追っかけにきている貴方も、私たちと同じぐらい、クレージーだね”、と言われた。同感。その夫婦いわく、エラスは英語がぺらぺらで、本当にすごく楽しい会話ができたという。更に、彼らの為にいろいろ便宜をはかってくれたりして、心根の優しい人だと。

私も今回同様の印象を持った。ファンからの声援には愛想よくこたえる。ベロキは今日はかなり疲れていてスタートまえからへろへろで、見ていて気の毒なぐらいだったたが、エラスは今日もみんなの声援に笑顔でこたえていた。

私は、「貴方は3度ブエルタで勝ったんだから、今年はツールで勝てるわよ、きっと」と声をかけた。エラスは、「Porque no! (Why not=確かにそうだよね)」と言って華やかに笑った。好感度再度アップ。

それから、イタリア人に声をかけられ、漢字のサインを読んで欲しい、とせがまれた。ふとみると、こんなところに新保選手のサイン。。。

レポートの続きは、いつもの下記URLに入れました。(無線が解約されてしまたっため、2日分まとめて入れてあります。)http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/j-romandie.html

■ 2005.05.03 (Tue)  福島兄弟が海外のYahooスポーツフランス版トップ記事に!
bur.jpg 470×376 33Kロマンディから帰国して、ふとYahooスポーツフランスを開いたら「福島のために太陽があがる」という見出し。

プロチームのように予算的にも決して恵まれていない中、ファンへのサインと笑顔を惜しみなく振りまく康司選手と福島兄弟の存在が綴られている。

今日行われたトロフェ・デ・グランンパーで、2人は4位(康司選手)と27位(晋一選手)(完走36人中)。去年チームには完走者はなし。ブリヂストンは、2年前に初めてレースに出に比べ、着実に前身している、と書かれている。

さらに、「アジアのジャッキー・デュランと呼ばれることが嬉しい」という康司選手の談話などなど。

「31歳、ツールをこれからめざすには難しいだろう。彼のこの人気とこの結果に反してヨーロッパのチームから声がかかっていない。しかし、彼はそれを気にする風もない。今日も世界中を駆け巡って、新しい友人たちを次々に作っていく」、と記事は結んでいる。

康司選手選手が何故海外でこれほど人気なのか、ロマンディ観戦に行って、わかった気がした。今回、何十人ものヨーロッパの自転車ファンと次々におしゃべりして、ひとつ気付いたことがある。ヨーロッパの自転車ファンは、単に強いだけの選手を求めているのではないようだ。

ファンとの交流を大事にするのが一流の選手だと思っている。どんなにレースが厳しい局面でも、ファンからの声援にしかめ面でこたえる選手は偉大ではない。ファンサービスは、彼らの仕事なのだ、と思っている。

スイスのおじさんは、5cm以上の分厚いサイン帳を持っていて、自転車のみならず、サッカーの有名選手のサインもかなり持っていた。

「選手生命なんていうのはせいぜい10年から15年でしょ。そうすると、選手は引退した後のことを考えるべきなんだ。現役時代に人気を得ておくことは、将来の意味からいっても、とても重要なのさ。

一流の選手は、その辺を十分わきまえている。少しぐらい疲れていてもファンに笑顔をふりまける選手が、本当の一流だと、僕らも考えているのさ。

有名なサッカーだって、サインや笑顔そふりまいてくれる。今まででそういう態度が取れなかった選手は、(サッカー フランス代表のキーパー)バルテスぐらいだ。あいつは最悪さ」と。

こういった意見は、身近にいたファンみんなから聞かれた声だ。そして、こうしたファン同士の情報は、結構あちこち駆け巡る。選手はファンとおしゃべりすることも仕事の一部、そういう目でヨーロッパの多くのファンが選手を見ている。

日本のファンは、身近に選手に接する機会が少ないので、CNのニュースやインタビューを読んで、選手を批評したりするしかない。だから、海外のファンよりもよっぽど情報通だと感じた。

一方で、海外のファンは、それほどそうしたニュースを気にするより、実際に手軽に会いに行って、自分の目で選手の人となりを確かめて、自分なりの評価をする。紙の上に書かれたニュースや結果よりも、自分の受けた印象を大事にしている感じ。まあ、ヨーロッパに住む特権だろう。

先にロマンディのレポートにも書いたとおり、今回、多くのチームのスタッフから、フクシマのことを聞かれた。写真のフランシスも、「フクシマはランカウィでいつも笑顔を絶やさず、ファンサービス旺盛で、非常に好感が持てた。日本人にしては珍しい」と。

また、康司選手がツール出場を目指していることも彼は知っていた。彼と周囲の人の間に、意思の疎通があることがうかがわれる。福島選手のこの姿勢は、ヨーロッパの土壌にマッチしているのだな、と痛感した。

JUMP

(写真はCAのマッサーを15年やっているフランシス・ビュール。98年ヴエルタで出会った。それ以来の再会。フクシマ選手の話を始め、モンカッサンの近況などでペタッキがスプリントでゴールを決めるまでの間、暇つぶしにいろいろおしゃべり。)

■ 2005.05.04 (Wed)  Tour de Georgia観戦記
Tour de Georgiaを観戦された方からのメールです。ロマンディレポートで手一杯で、遅くなりましたが。

「Tour de Georgiaに行ってきました。混雑を避けるため、木曜のTTをメインにし、水曜ゴール、金曜スタートを見てきました。平日ということもあり、3日間とも人もそんなに多くなく、楽しんでみることが出来ました。

お目当てのTTはコース中盤の山頂付近(標高400mちょっと)で観戦することに。観戦ポイントに9:30頃到着すると、すでに多くの素人が自転車でコースを走っているので早速自分も自転車を車から出しコースへ。標高差はあまり無いけど、傾斜はまぁまぁ、という感じ。

素人に混じり、選手もコース上でアップしている。TDF'04しか見たことが無い自分にはこの光景がすごく新鮮で、なんだか選手が身近な存在に感じられました。スタート時間近くに雨が振り出す中、11:30分頃から選手がやってきました。

Lanceを始めとするDiscoveryチーム、Floyd Landis、Levi Leipheimer、Bobby Julichなどの有名どころがやってきたのは1:30から2:00にかけて。観客もこれらの選手はすぐ分かるらしくチーム名ではなく、個人名で応援。やはりLanceの時が一番盛り上がりましたが。

TDF'04のL'Alpe TTの時は圧倒的な速度差を感じたのですが、今回はそれが感じられませんでした。結果も確かに良くなかったですね。驚いたのはLanceが通過すると多くの観客が帰宅準備を始めたこと。あと数人いるんですが。。。(笑)

金曜のスタート地点では運良くLanceのサインをGetできました。バスから出て来た時にEvery Second Countsを差し出したのですが混乱の中、なんとかもらえました。自転車に乗っていないLanceを初めて間近に見たのですが案外小さいな、という印象でした。

スタート数分前はスタートライン後方にいたのですが、Tom Danielson、Rubiera、Floyd Landisなどが軽く自転車を流しながらスタートを待っていたり、Johan Bruyneelの乗るチームカーがすぐそこにいたりと、驚きの連続でした。

と、こんな感じで、ワールドクラスではないこういうプロのレースを見るのもいいな、と感じさせる今回の観戦でした。なんだか和気藹々、という感じでしょうか。アメリカ人選手、特にLanceはアメリカでのレースは気持ちいいでしょうね。ブーイングなんてありえないですし。」

ジョージアの結果は、ダニエルソンが優勝しましたが、ディスカバリーにとっては期待された選手が結果を出して、朗報だったようですね。

2位ライプハイマー、3位ランディス、4位ジューリック、5位ランス、6位USPからCSCに移籍したザブリスキー、7位来日したピノッティ、8位オニール、9位ブラウズン、10位アセベドと、結果を見るとさすがなメンバーばかり。

ロマンディもそうでしたが、有力選手が出場する小規模レースというのが観戦としては、一番おいしいかもしれませんね。

■ 2005.05.05 (Thu)  ヴィアチェスラフ・エキモフのケガの一報が入った日の現場とエキモフのツール出場歴代記録状況
lolodisc.jpg 640×480 51K5月1日、ロマンディ最終日。ローザンヌのITTの日だった。TTの会場、五輪スタジアムに到着するやいなや、CSCのマッサー兼ドライバーのフランス人、ちょっと太めのロロが、息を切らせて走リ出した。

当方を見て言った。「大変だよ。ランスとエキモフがトレーニング中の事故でケガしたっていう噂なんだ。これからディスカバリーのチームバスに行って状況を聞いてくる」。当方も一緒にくっついていった。(写真)

チームバスの脇から丁度一台の車が出てきた。中にディスカバリーのショーン・イエーツ(写真運転席)がいる。イエーツはリンダマッカートニーチーム、CSCの幹部からディスカバリーの幹部として今年引き抜かれた。ご存知の通り、17度のグランツール出場を果たした元スター選手だ。

イエーツは、今回ロマンディーでディスカバリーの監督を務めている。ブリュイネールがジョージアツアーの方に行ったからだ。

ロロが手を振って呼び止めた。「ランスとエキモフがケガしたって聞いたけど。。」関係者は言った。「大丈夫、大丈夫、ランスはケガしてない。エキモフもツールはOKさ。」

ロロは詳しく聞こうとしたが、彼らは「どおってことないさ」とドライに言って去っていった。あまり取り付くシマもない感じ。それでも人のいいロロは、「あーよかった、ランスはとにかくケガじゃなくて、エキモフも大丈夫そうで。」

あの言い方を聞くと、本当に大丈夫なんかいな?疑問がフツフツ。。案の定ツールは無理という最近の報道に加え、ディスカバリーチームのツールの予備選考情報では、出場候補はランス、アセベド、ベルトラン、ノバル、ポポヴィッチ、ヒンカピー、ホステ、パドルノス、ヨアキム、ルビエラ、サヴォルデッリで、エキモフは入っていなかったり。

でも、あの本心を言っていないかのようなディスカバリーのスタッフの言葉を、ちょっとでも信じたい気もする。五輪直前で怪我したものの父親らの必死の手当てで見事に出場し金メダルを獲得したヤワラちゃんや、ワールドカップ直前のベッカムみたいに、スーパー手当てで奇跡の復活ならないのか?世界記録まであと一歩なのに。。。

ツール出場記録はズートメルクが持つ16回。1970から1973 と1975から1986まで出場した。エキモフは今年出れば15回目のツールとなる予定だ。あのすごい記録にせまる。

15回出場は過去2人いる。ヴァンインプ(69〜81と83〜85)とヌーレンス(80から94)。2人ともベルギー選手。

今年はエキモフにとって15度目の出場とランス最後のツールのアシスト、という栄誉がかかっている。ツールは無理という報道があちこちに出ているけど、エキモフにヤワラちゃん、ベッカム現象が起きて欲しいものだ。

エキモフが出場した全ツールの年・成績とアマチュア時代も含めた華麗な戦歴は下記に入っています。ご参考まで:
http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/j-spot-eki.html

CSCのロロは、このあと、こんな風につぶやいた。 「あ〜あ、だから僕は自転車なんかには乗らないんだ。危険この上ないスポーツだよ。。」

■ 2005.05.06 (Fri)  ペタッキはジロ第1ステージ勝てるかどうか
peta.jpg 640×480 44K中野さんのところによると、ジロ第一ステージは、ラスト1キロ地点から平均勾配12パーセントの坂が500メートルほど続くそうだ。彼が第1ステージで優勝するのは結構難しそうだ。

ただ、先日のロマンディで彼が制したフルリエの第2ステージは、山岳ステージだったことを記憶にとどめておくべきだろう。小規模ながら山岳ステージであったため(プロファイル) 、事前の会場の下馬評ではガルゼッリが制するのではないか、と噂されたほどだった。

ここで最後にスプリントでペタッキが優勝を果たし、周囲は彼の”山岳は苦手”という認識を少し修正した次第だ。
(4/29付けのトクダネのペタッキのゴール写真がそのときのもの。クリックすると拡大版の写真が出るように修正しました。)

だから、ある程度の上り勾配のあるステージでも勝てる確率は増えている気がする。ただ、今回のジロ第1ステージの場合は、ラスト1km、というのと平均勾配12%というのが気になる。

Photo: ロマンディのレース前、この時点でリーダージャージを着ていたペタッキとファッサのチームバスで差し向かいに座った時のもの。この日フェレッティ監督はご機嫌で無理やりバスに乗せられたのだが、ペタッキはかなり迷惑だっただろう。

こちらも、もっぱら隣のトザットと小さい声で会話し、コーヒーを頂いたらさっさと出ていった。

■ 2005.05.07 (Sat)  ジロ : ランスの優勝予想はバッソ。でも、クーネゴも既にチャンピオンの風格
cune7.jpg 640×480 52K■ あの若さであの落ち着き クーネゴ、マキュエンとステルスのチーム内スプリント争い、スペイン勢は総崩れの可能性も、歴史的な短さ1150mのプロローグ

ジロ優勝予想。ランスの優勝予想はイワン・バッソだとという。癌で亡くなったバッソのお母さんを通じて2人の間に友情があることは事実だが。

一方で「ランプレではシモーニがリーダー」、とクーネゴは言っているが、それでもやはりクーネゴに十分期待していいだろう。2年前に初来日した時から比べると、(当時はその辺の兄ちゃん風でとても普通っぽかったが)、既にチャンピオンの風格が身についている。

例えばロマンディの最終日のITT。前日までクーネゴは総合リーダーだったものの、2位のボテロとは3秒差。逆転負けをする可能性もあり、リーダージャージが脅かされていた。それでも、最後のITT、スタート台で、逆転負けの可能性のある場面で、始終微笑みを浮かべていたのだ。この落ち着きは一体。。

心臓が飛び出しそうでガクガク緊張状態のスタート台のアルベルト・コンタドールとは、風格の違い。

更に、ファンサービスでもは今やトップクラス。ファンに笑顔を絶やさすことがなかった。(ジロではもみくちゃになって笑顔どころではないかもしれないが。)

(写真はジュネーブのプロローグの試走。スタート3時間前。まだ誰もいない街をクーネゴが走ってきた。カメラを構えたら、とっさにこのファンサービス・スマイル。反射神経的にファンサービスが身についている感じがした。拡大版右にいる しなやかな肢体はクイックのマッズ・クリステンセン。)

さて、今回のジロ。いつもながら、今回の総合優勝はイタリア人が圧倒的に有力。クーネゴ、シモーニ、サヴォルデッリ、ガルゼッリなど過去に実績のある選手が揃う。ディルーカ、チオーニ、ポッツァートらも、総合力でどこまで上に行けるのか楽しみだ。

スター軍団のイタリア勢に対し、特にスペイン勢などは、かなりレベルダウンの感は否めない。ヨセバ・ベロキは既に「ギブアップ」と宣言までしているし、強いて言えば、バレアレスが「ウナイ・オサで総合上位を目指す」、と言っているぐらい。

さらにロマンディ開催中時点で、EUSのゴロスペ監督の話だと、スベルディアは今回余り期待できないかもしれない、とのこと。

スプリントでは、ペタッキvsTステルス、マキュエン、ツァベル、クック、バレアレスのガルベスなどなども楽しみ。ステルスは「ペタッキを負かす」、と宣言中だが、チームメートのマキュエンと争うことになるのか?

それにしても初日1150mのプロローグというのは、記録的な短さだそうだ。スケートでいうと清水宏保みたいにロケットスタートが得意な選手が有利なのかな。

ちなみに、先日のロマンディはレース規模に比べて豪華な顔ぶれだったと情報サイトが伝えていた。ロマンディ出場選手のデータを見ると、昨年のUCIランキングベスト20のうち、8人が出場した。更にベスト100でいうと、実にその1/3が出場。

クーネゴ、ペタッキ、サヴォルデッリ、ガルゼッリに加え、今回ジロには出ない有名選手でいうと: レベッリン、エラス、ベロキ、モンクティエ、ボテロ、エリック・デッケル、シンケヴィッツ、ピエーポリ、コンタドール、ボチャロフ、ヴォクレー、マギー、ブロシャール、メンショフ、アイトール・ゴンサレス、マンセボなどもいた。

■ 2005.05.07 (Sat)  ピスト出身選手が意地を見せたいジロ初日1150mのプロローグ
esco.jpg 430×757 64Kプロローグ開始は、日本時間の1:46am。フィニッシュは5:14am

バレアレスの30歳のネオプロ、S・エスコバルは今日のジロ初日プロローグを狙っている。パーシュートの世界選手権04チャンピオン、05年はサブチャンピオン。アテネ五輪ではピストで銅メダルを2個の実績がある。今年まんをじしてロード界入りした。

ジロの前哨戦として、ロマンディでステージレースに出場していたが、もちろん山岳などは苦手。最終日のTTは最初の方にウォームアップしていたので、ということは総合下位の方でフィニッシュしたはずだ。

彼はヴェロドロームなら1km1分7秒〜10秒出ることを知っている。今回はミニプロローグなので、なんとかピスト出身者の意地を見せたいと思っている。ただし、スプリンターたちにも勝機があり、彼にとってはライバルとなる。

「五輪の時と同じぐらいナーバスだ。ただ、五輪よりも今回の方がプレッシャーがある」とエスコバル。

彼は来日経験もあり、スペインで走っている須賀選手の日本の自宅に招かれたことがある。そのときは、珍しさからか、レンコンのあんかけを大皿一杯食べていたとか。ワインも1人で1本あけた。大好物はマクドナルドとパンにぬるチョコレート(例のヌテラ)で、ラジコン狂。

さてさて、ピストでは実績たっぷりのエスコバル、ロードで成績を上げられるかどうか。ちなみに、ジロ初日プロローブは、現地時間18:46開始、クーネゴが走り終わるのは22:14。イタリアとは、7時間の時差。

(写真はロンバルディ初日プロローグ。この日は3.4kmのプロローグで、首位から17秒差の95位に終わる。今日のプロローグは短いので、コンマ秒単位での接近した争いになるだろう

彼がプロローグに出かける直前、バレアレスチームの人にエスコバルを探してもらって撮った写真。このあと、写真で手に持っているボトルを彼からもらった。)

ジロの結果が出たら、Race Newsにて。

■ 2005.05.08 (Sun)  ロマンディのときのマウロ・ジャネッティの動画と今中さんとのエピソード話をアップ
gia.jpg 352×530 34K下記にロマンディのときのマウロ・ジャネッティ(元選手・現サウニエル監督)と話した時の動画を入れたページを別途アップ。動画を見られない時のために、頁には、動画部分及び動画に撮っていない部分の会話の内容を、同時にスクリプトにして記載しました。

http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/j-romandie3.html

特にジャネッティが笑いながら語った今中さんとのポルティ時代の思い出が楽しい。一緒に話していたプロディールのスポンサー(サウニエルのサブスポンサー)もこの話で大笑い。

ポルティはずっと前に解散したが、サウニエルの関係者にまでこういった日本選手の愉快な話が伝わっていくとは、ほほえましいことだ。
(写真はアイスクリーム片手のジャネッティ監督。現役時代より痩せている。)

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ジロのプロローグのコメントは下記。結果はこういうおもしろい対決になりました。

http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/race/race.html

■ 2005.05.09 (Mon)  ブラッドリー・マギー
mcgee.jpg 274×495 20K■左足の方が長いため、長いTTでスピードを保持できないマギー。3mmのプレートを右足のシューズとクリートの間に装着することを検討中

1.身銭を切って後身育成をする情熱

5/7付けのCNのマギーのインタビューの左下の水色の部分「McGee-NSWIS squad looking Continental」のところにもあるように、彼は自分のポケットマネーをはたいてオーストラリアのニューサウスウェールズにおける後身の育成に努めている。

現役でいながら、同時に自分の身銭を切って 後身育成をしているということで、彼はジャーナリストたちからも、ある意味尊敬の目で見られている。

このチーム(マギー・NSWISチーム)の共同スポンサーはオーストラリアニューサウスウェールズのスポーツインスティテュート。その他FDJも資本参加しており、兄のロッドが実質運営を担当。

FDJのマーク・レンショーは、そのマギーのチームから巣立った選手。更にクリス・サットンもコフィディスと契約成立したばかり。チームマギーは、オーストラリアのロード界を下支えすするという目標を着実にこなしつつある。

2. 脚の長さが違うため、ポジションの固定ができないのが弱点

さて、そのマギー。先日地元オーストラリアの自転車雑誌にこんな記事も出ていた。ピスト(トラック競技)、プロローグ、ショートTTなどでは好成績を収めるが、長い距離のTTは苦手。これにはわけがある。

左足の方が長いせいだという。TTの時、彼は一番速く走れる好みのポジションがある。この形を崩さずに、ポジションを固定して走るのが最適だ。

ところが、脚の長さが違うため、ある一定以上走ると、突如姿勢が曲がり、フォームが崩れてしまう。一巻の終わりだ。それを解決すべく、3mmのプレートを右足のシューズとクリートの間に装着することを検討中だ。その他にも現在 打開策を検討している。

■ 2005.05.10 (Tue)  チーム・カーに同乗体験してみませんか?
beloki-1.jpg 320×240 27K先日同乗したチームカーの中でビデオ録画。動画として下記URLにアップしました。ちょっぴり同乗している感じが味わえます。

動画が見れない時のために、下記ページでは、ビデオの中味の解説テキストも入れてあります。

http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/j-romandie4.html

上記URLに入っているビデオは下記のとおり:
ビデオ1)車内から:プロローグでクワランタがスタート。我々の車が追走。
ビデオ2)車内から:プロローグ街中と車内ではヴィットーリが叱咤激励中。
ビデオ3)車内から:第1ステージ。他のチームカーとおしゃべり。なんかノンキな風景。。。
ビデオ4)車内から:第1ステージ。のんびりした沿道の様子。
ビデオ5)車内から:トイレ休憩の選手を通り越していく。
ビデオ6)レース会場:ベロキの「グラシアス」
(左の写真はビデオの一こま。こちらの写真の方はクリックしてもビデオにはなりません。)

■ 2005.05.11 (Wed)  ターフィのジャージには石畳が描かれていた
grp0511074607.jpg 372×560 33K■ ターフィのジャージには石畳が描かれていた

ロマンディで仲良しになったカメラマンのおじさんから、使用許可の上写真が10枚ほど届いた。(Photo Copyright:Christian Lesuffleur クリスティアン・ルスフラー)

で、こちらの写真はパリ〜ルーベのターフィ。このジャージの写真はWebサイトなどで以前に見たことあった。ターフィ引退を記念して、サウニエルが特注で彼のためにあしらえたもの。

しかし、クリスティアンのコメントを見てハっとした。「ターフィのジャージは、石畳があしらわれているのがわかるだろ?」と。
このジャージの写真を前に見たときは気付かなかった。本当だ。よく見ると、地には石畳が描かれている。(というかあのカスレ模様は石畳だったのだ。)

ちなみにクリスティアンはプレスパスを所持しているが、プロカメラマンではなく、サラリーマン・カメラマン。今は日本でも知られている薬品メーカーのラボで働いている。撮影した写真は主にWebサイトなどに提供しているそうだ。我々 互いにサラリーマン同士だから波長があったのかもしれない。

1日だけだがレース中、彼の顔で、一般人が立ち入り禁止のカメラマン写真撮影エリアに入れてもらえた。(表彰台が大きく写っているの写真の日。)感謝。

■ ジロ観戦フィードバック チポッリーニのプロローグに感動

また、L-B-L観戦で会った日本人の方からもメールが届いた。今イタリアにいてジロのプロローグ観戦したそうだ。彼はベルギーあたりのスプリングクラシックをずっと見たあと、またレースを転戦ならぬ、転観戦していた。一体いくつのレースを観戦したのだろう。

とにかく、先に別頁で触れた例のチポッリーニの引退セレモニー兼プロローグにめちゃくちゃ感動した!ということで、ネット環境悪い中、メールをくれた。間近であのカリスマチックな彼の最後の華やかな花道を目の前にして見たら、感動モノだろう。

現場の臨場感というのは、目の前のビジュアルな迫力だけでない。周囲の観客の ものすごく興奮した応援・歓声。。。これら周囲の興奮みなぎる音声で自分自身のアドレナリンもかなり上がる、というのを今回スイスで実感した。

■ 2005.05.11 (Wed)  TOJ アスタルロア来日 さらにあのエッリも監督として!
elli.jpg 418×392 38K小ネタのほうにTOJの記事が新聞に出ていたこと書きましたが、HPをよくよく見ると、えっ?アスタルロア来日?新聞には彼が所属するチームとしか書いてなかったのに。しかもフェリックス・カルデナス、ダビ・プラザまで一緒に。。

南アのコニカミノルタチームも、ワンカンポーも。。。

さらに、テレコムにいて例の問題でチームを追われたアルベルト・エッリが、なんと監督として来日。彼、引退して、ここの監督をしていたのだ。

TOJ HP

(写真は00ツールのエッリ。テレコムから出場していた。中央奥にチラッと見えるのが奥さんと息子。)

■ 2005.05.12 (Thu)  エキモフの近況 と来年引退するかどうかについて
grp0512074551.jpg 493×441 30K(写真は04ツール最終日。おしゃべり好きなおじいさんのファンにつかまってしまったエキモフ。これからパーティー。奥さんと子供がそばで待っている。(拡大写真の右隅。)でも、おじいさんの話を笑いながら聞いているエキモフ。)

トレーニング中に大怪我をしたエキモフは現在ロシアの病院で手当てを受けている。以下インタビュー:

エキモフ: 僕ら(彼とランス)は40km/hペースでトレーニングをしていた。アスファルトの接合部に気付かなかったんだ。その窪み(くぼみ)に、僕は気付かなかった。その瞬間、僕は胸をハンドルバーにぶつけてクラッシュした。

生憎、下には石がころがっていて。そのせいで胸骨と椎骨を骨折したんだ。この時ランスは加速し始めていたから、そのアスファルトの継ぎ目はそのまま通過していた。

質問者: 最初、我々は穴方車に轢かれたという第一報を聞いたんですよ。

エキモフ: あの時周囲に車はいなかった。あの辺は、アスファルトの状態も決して悪くはなかったんだ。かなり走ったけど、窪みはあの箇所一箇所だけだった。

質問者: クラッシュのあとは?

エキモフ: すぐさま起き上がろうとした。自宅まであと10kmの距離だったんだ。でも、ものすごい痛みでそれすらできなかった。病院でX線検査を受けて、がっくりするような診断が出た。胸椎と椎骨骨折さ。

病院に3日いて、自宅に帰る許可がでた。その後、ホームタウンのサントペテルスブルグに移動した。

質問者: なぜロシアに戻ったのでしょう?

エキモフ: USAでは、全ての治療を受けることが出来た。プラスチックのコルセットをして、歩いたり、座ったり、眠ったりできるようにもなった。安定したので帰る気になったんだ。この町は、回復期には丁度いい。

専門医も結構いるし。既にかかりつけの医者の所に行ったよ。あの事故だったら、もっとひどい状況になっていることもありえた、と言われてね。今は随分よくなっている。鋭い痛みは去ったし。ただ、鈍い痛みがまだ残っている。不快だけど、耐えられないわけじゃないね。

質問者: トレーニング再開はいつですか?

エキモフ: 2ヶ月は休養しなくちゃいけない、それしか今は言えない。つまり、今年のツールは無理と言うことさ。本当にがっくりだ。でも、他にどうしようもない。8月中旬にはカムバックできるといいんだけど。つまり、まだヴエルタのチャンスはあるというわけさ。

質問者: ということは、貴方のキャリアはまだ終わっていないということですよね?

エキモフ: 今年について言えば、そういうことだ。来季については、ディスカバリーチームがいい契約をくれさえすれば、喜んで続けたいね。(source)

■ 2005.05.12 (Thu)  フアン・ガラテのバイク7.4km
ジロで、全ての選手のTTバイクの計量が行われたそうだ。フアン・ガラテのスコットCR1が最軽量記録で、7.4kg。

■ 2005.05.13 (Fri)  ランスは真剣に毒(禁止薬物)を盛られることを恐れている?
grp0513080410.jpg 321×270 16KTモバイルのHPを見たら、「ランス・アームストロング ニュース」なる見出し。現在テキサスでツールの調整をしているランス。雑誌プレイボーイのインタビューで、こんなことを言ったそうだ。

「これまで300回もの薬物テストで、僕は一度も陽性になったことはない。ただ、毎日僕は恐れている。食べ物や飲み物に、薬物をこっそり入れられるのではないか。」と

さらに、「この競技は、人々が噂しているよりクリーンだ。誰か一人でも薬物検査で陽性になると、“ほらみろ、このスポーツがいかに汚いかわかっただろう”みたいに書き立てる奴が必ずいる。薬物検査の恐ろしい点は、こういう点だ。」

原文を読んでいないものの、“(自転車競技は)クリーンなスポーツ”と言いつつ、“毒(薬物)を盛られるかもしれない”という発言が、相反するような気がしないでもないが、どうだろう。読者に“毒を盛ってでも、トップ選手を首位の座から引きずり下ろしたいのか、、、”と自転車競技に対して否定的印象を与えかねないと心配したりもする。

彼が本気でそう思っているのか、或いは本当にそんな事態が起きるのか、そんな予感をさせる要因があるのかわからないが、言わずもがな、正々堂々の白熱のレースをファンとしては期待するとしよう。

■ 2005.05.13 (Fri)  アスタルロアはリザーブになった
TOJ出場メンバーリストを再度チェックしてみた。バーロワールドの選手リスト。カルデナスやプラサはそのまま来日予定になっているが、アスタルロアはリザーブというマークがついてしまった。ちょっぴり残念。
http://www.toj.co.jp/toj9/t-bar.html

■ 2005.05.14 (Sat)  カデル・エヴァンス 2年間で4度目の鎖骨骨折。
savo.jpg 577×640 67Kテレコム時代にケガで精彩を欠き、今年ダヴィタモンロットに移籍したエヴァンス。ピレネーでマリオ・アールツとともにトレーニング中、またしても鎖骨骨折。ツールのピレネーコースの下見だった。

クラッシュしたのは下り地点。実は数週間前、アールツも同様のケガで病院通いした。アールツがかかったベルギーの主治医のところに、エヴァンスも直行。

テレコム時代、サヴォルデッリとエヴァンスがケガで不運なライダーと取りざたされた。今年ディスカバリーに移籍したサヴォルデッリは復調しており、ロマンディのプロローグでも2位に入ったりした。しかしエヴァンスは。。。

昨年は3回鎖骨を骨折。なんと2年間で4度目の鎖骨骨折となってしまった。

(ロマンディのサヴォルデッリ。彼は悪夢のケガから脱出。しかしエヴァンスは。。)

■ 2005.05.15 (Sun)  読者情報:オチョアの物語TV放送?
“来週のテレビ番組ですが、これって ひょっとしてオチョア兄弟のことでしょうか?

「奇跡体験!アンビリバボー」
臨死体験&体外離脱の謎!!体外離脱体験施設がアメリカに!? ▽
自転車アスリート奇跡の復活!交通事故で弟が死亡…残された兄苦難の日々 ”

というメールを頂きました。

これって、限りなくオチョアっぽいですね。去年アテネのパラリンピックに出場し、彼のことは朝日新聞には事前に記事になり。さらに、金メダルを獲って、幾つかのニュースサイトにもお目見えし、あの頃は 日本のメディアでも少しだけ注目されていましたし。

更に、兄弟の事故を描いたドキュメンタリータッチのTVドラマが制作されて、スペインで放映されました。

「奇跡体験!アンビリバボー」は、2005年5月19日 19:57〜20:54。

02年以来のオチョア応援サイトとしては、これは是非チェックしなくては。

■ 2005.05.15 (Sun)  ツール・ド・ピカルディ 25人がリタイヤ
フランス人ジャーナリストのクリスティアンからメールが来て、「ピカルディスカバリーツアーに行ってからジロに行くんだ」とのこと。そんなレースが開催されるのか、と思い、昨日からリザルトチェックをしている。

第1ステージはロットのステーフマンス、第2ステージはボーネンが獲った。ところが、第2ステージでリタイヤが25人も出てしまった。クリスティアンもがっかりしていることだろう。

ブラッドリー・マギーもリタイヤのひとり。DNFだった。理由はサドル・ソア(Sore=ヒリヒリした痛み)。

■ 2005.05.15 (Sun)  ウルリッヒがガールフレンドのガビーと離別。子供は??
ウルリッヒ(31歳)が11年間親交を深めていたガールフレンドのガビー・ヴァイス(33歳)と離別したことを公表した。実はテレコムのHPを今朝見ていて、彼のプロファイルがまだ「独身」のままで、相変わらず籍を入れていないなぁ、と思っていた矢先。

「長年一緒に住んできたガビーと分かれました。これが誰もが納得いく解決だった。とはいえ辛い決断で、これ以上は語りたくない」とウルリッヒは日曜の新聞と自分のサイトで語った。

ウルリッヒは現在スイスのボーデンゼーそばに在住だが、ガビーと娘のザラちゃん(1歳)は家を出て行った。

新聞では、彼が長い間家をあけることが原因のひとつとして書かれていた。去年も自主トレとチームキャンプで、クリスマスも含めて、長い間南アなどに滞在。

レースシーズン中、長い間家族と離れるが、今回はシーズンオフも、彼は長い間家をあけていた。更に、「僕は風邪が移りやすいタイプで、家に帰ると家族の風邪が移るので、(当初帰る予定だった時期に)家には帰らなかった。」と去年暮れ頃彼が語っていたのが実は気になっていた。

2人が知り合ったのは94年、地元メルディンゲンのパーティーでのこと。ガビー・ヴァイスはシュヴァルツヴァルト在住で、ワイン栽培業を営む家族の娘。

ガビーがマスコミにほとんど登場しないことからもわかる通り、彼女は晴れがましい舞台が嫌い。ツールメンバー発表やパーティーには出席せず、自宅にこもっていた。

ウルリッヒがパーティーで薬物を買って摂取した騒動があったとき、2人はカナダに旅行に出た。頭を冷やして再出発することを誓った。

ウルリッヒ熱々の頃の写真(ビルトより)

■ 2005.05.16 (Mon)  ツール出場チーム最終決定は明日。
現在プロチーム20 + AG2Rが出場予定のツール・ド・フランス。しかし、21チームが最終チーム数ではない。RAGTかアグリテュベルのどちらかが加わる可能性がゼロではないのだ。

プロツアー出場選手数の上限は200人なので、9人x22チーム=198人ということで、22チームまでは出場可能。21なのか22チームなのか、発表は明日。

■ 2005.05.17 (Tue)  チポッリーニも離婚。。
gazzettaのテロップニュースで知った。

「遂にオフィシャルになった。チポッリーニが妻と分かれた。」と。12年間の結婚生活の後、2人の結婚生活は崩壊した。

ガゼッタには、アームストロングとウルリッヒに続き、、、と書かれている。妻のサブリナ・ランドゥッチさんはかつて「ターザン」の表紙に登場しているので日本でも有名。

チポッリーニは、2人の娘ルクレツィアとラケレのことを心配していた。2人の娘がこの離婚という状況で苦しまないように、と配慮している様子がうかがわれる。

ただ、理由については首を傾げる向きも。選手生活をやめて、やっとゆっくり夫婦一緒に過ごせることになった今、離婚というのは。。。ウルリッヒのように、一緒にいられなかったのが理由、というのとは少々わけが違いそうだと。

ヘアスタイルを変えて、イメチェンしたのは、自転車生活・夫婦生活両方を吹っ切るため?

■ 2005.05.18 (Wed)  大腸断裂の後遺症を抱えながら走るライプハイマー
Livi.jpg 393×557 44Kサイスポ別冊向け選手紹介記事の関係で、選手の履歴を復習中。そんな中、今まで知らなかった話を発見。サイスポの100文字紹介文ではとても書ききれなかったので、こちらの頁にて。

リーヴァイ・ライプハイマー物語 (ちなみに彼は今年ラボバンクから今年ゲロルシュタイナーへ移籍):

それは彼が2歳の時のこと。馬に蹴られて大腸を断裂。大手術をした。今でも腹部には、複数の傷跡が残る。

実は彼自身、最近まで気付いていなかったのだが、その時の後遺症が今も続いていた。それは、消化力の問題。果物を朝食べるのは問題ないが、昼・夜に食べると消化できないということ。

消化しきれない果物は詰まってしまい、やがて大腸を塞ぎ、腸閉塞を起こすことになる。

02オランダツアーでのこと。彼は突如腸閉塞を起こし、緊急手術をすることになった。果物が消化できていなかったのが原因だった。TTが終わった後、ボールいっぱいの果物を食べていた。自分が朝以外には果物を消化できないという事実をこの時初めて知った。

腸閉塞になると、通常は腸にたまった食物をチューブで吸引して除去するが、彼の場合、同時に手術で、腸の引きつっている箇所をはがす手術を行いとりあえず閉塞は解消。ただこれで完治というわけではない。現在は果物は朝にしか食べないと決めている。

それにしても、馬に蹴られて腸が断裂(原文ではSplit)とは、想像を絶するできごとだ。その他、この話に付随して出ていた彼のインタビューから抜粋。

質問:年間走行距離は?
LL:車の走行距離の5倍だね。

質問:脛毛の処理はシェービング派?それともワックス派?
LL:剃るほうだね。

質問:トレーニングの秘訣は?
LL:筋力をつけること。そして、好きなトレーニングをすること!無理強いをしても、決して速くはならないし、ハッピーな気分にもなれないからね。

■ 2005.05.18 (Wed)  チーム出場チーム最終決定と、頑張ったのに。。のアグリテュベル
blard.jpg 306×432 29K昨日お知らせしたとおり、ツール出場チームに関するASOの決定が出た。結果、現在のまま、20チーム+1チーム(AG2R)、合計21チーム(9人x21=189人)のみ、それ以外のワイルドカードなしということに。

先日RAGTとアグリテュベルがワイルドカード候補であると述べましたが、意外なことに、アグリテュベルの方がRAGTより有力だった。アグリテュベルには元AG2Rのアニョルトー、ステファン・ベルジュ、元CAのブノワ・サルモン、フロラン・ブラール(元フェスティナ・CAで期待の若手だったものの薬物疑惑で解雇になった)らがいる。

チームは、今季前半いい成績を収めてASOの目にとまった。とくにパリ〜ルーベでは選手が次々見せ場を作り、ブラールが7位でフィニッシュ。しかし、後半やや下降気味で最終的に落とされた。現在ヨーロッパチームランキングで7位だが、惜しかった。

監督も、いい成績をあげてきただけに、「無念さを隠しきれない」とコメント。

ちなみにアグリテュベル(Agritubel)はその名のとおりの会社。つまり農業(アグリ)+チューブで、農業・畜産業関連のチューブ製品を作製している。例えば、家畜を飼う時のチューブ製仕切りバーなど。

アグリテュベル、今季の成績は:
ブラール:レモンデュリュベロン優勝
ブラール:パリ〜トロワエ優勝
マルティネス:クラシック・ロワールアトランティック優勝
キャヌエ:ルトゥランジェル優勝
ブラール:シルクイドラサルト区間優勝
ラスキス:シルクイドロレーヌ区間優勝
ブラール:パリ〜トロワエ区間優勝

(01ツールのブラール。上昇気流に乗り、輝いていた頃。その後CAに移籍。しかし薬物検査でアウトになり、CAを解雇処分になった。)

■ 2005.05.19 (Thu)  今、オチョア兄弟の物語やってます
ochoa2.jpg 540×467 38K先日お知らせしたとおり(5/15付けトクダネ)、今、フジTVでオチョアの物語をやっています!病院に入るハビエルの実映像も。(ただし、この映像は 事故直後のものでなく、マラガの病院から、もともと彼の出身地バスクの病院に転院した時のものでしたね。)

闘病中の様子などは、俳優が演じて再現ビデオ仕立て。

なんとか命をとりとめたものの、精神的にまいっていたハビエルのもとにケルメの選手がやってきて、ケルメのジャージを渡した、それが自転車に再び乗るきっかけになったという話も。

そして、番組はパラリンピックでの金メダル(ロード)へと。アテネ五輪の実像が今出ているところ。ラスト10kmでのハビエルのアタックの実像も映った。

この特集、20分以上やっていましたね。まさかこんなにふんだんにやってくれるとは。

オチョアを描いた劇映画も、最後に少し映った。以前のトクダネで、この映画については出演した俳優の話などを書いた覚えがありますが、ハビエルが友情出演していたのは、今回初めて知った。

いやあ、ツール以外の彼の様子(彼の入院中の様子や最近の様子など)の写真は見たことがあったけれど、こうしてTVで動く映像で見たのは初めて。

00ツール以来、オチョアのことをフォローしてきたけれど、初めて目にする彼の様子もあって、かなり感激した。

ミヤタスバルの選手達もミーティングをしばし中断して画面に見入っていたようで。

(写真は、00ツール、クールシュベルのステージを走るハビエル。この時は、優勝争いにからむ走りではなかったが、それでもクライマー軍団の中で走っていた。)

■ 2005.05.20 (Fri)  TOJ真っ只中
小ネタのほうでちょこちょこお伝えしていましたが、、、本日の富士山のTTはカザフスタンのカペックのミズロフが優勝したようですね。2位は例のバーロワールドのカルデナス。3位がバーロワールドのカッラーラ。

日本勢は総合7位に狩野選手がつけているようです。http://toj.csplan.co.jp/ind_t.php (現在の総合順位)

■ レース報告その1(第3ステージ)

ちなみに、第3ステージ観戦に行った方から、TOJ便りが届いています。

http://blogs.yahoo.co.jp/squadra_delfino

■ レース報告その2(第2ステージ)

第2ステージを観戦された方からのコメント:

「エスケープGr.に福島(Koji)選手が入って頑張っていましたが、最終周回で数で不利だったので遅れてしまいました。しかし、別府選手(Aisan)をはじめ、見せ場を作ってくれたレースだったと思います。レース後、福島兄弟は疲れも見せずの最後までファンサービスしているのが印象的でした。」

■ My Comment

...ところで、日曜の日比谷ステージ、再びワンチャンのワンダがジャージを着て、選手たちの注目を浴びるような予感。。

■ 2005.05.21 (Sat)  カタルーニャツアーの山岳TT、ウルリッヒは、、
アンドラの山岳TTで、元COF現在サウニエルのイニゴ・クエスタがトップタイム。2位ピエーポリ、3位モンクティエ。この辺はわかる。納得の結果。しかしウルリッヒが30位とは、やや意外だった。

■ 2005.05.21 (Sat)  シマノメモリーコープ、シューマッハの大活躍で、プロツアーに続々進出
通常プロコンチネンタルチームの場合、母国開催のプロツアーにはレースによっては出場できたりするものの、他の国の開催レースとなると、力関係もあり、なかなか出場するのは難しい。しかし、小ネタ欄で連日お伝えしたとおり、シューマッハがラインラントプファルツのレースで区間優勝4つに総合優勝と破竹の勢い。これで、チームの格がぐっと上がった。

もともとシマノMCは、アムステルG、アイントホーフェンのTTなどオランダ開催のプロツアー出場は、ほぼ決定だった。そして、このほど、ベネルクスツアー出場も大体目途がついている。これらはオランダのプロツアーだが、最近の活躍のおかげで、なんと超メジャーなステージレース、ドイツランド・ツアーにまで出場が決まったそうだ。

そのほか、まだいくつかのレースにも出場の可能性が出てきた。こうした一流のレースの実践を重ねてチームは今後ますます成長が期待される。

ところで、こうなると、シューマッハは25日発表のヨーロッパツアーのリーダーになる可能性もあるのではないだろうか?他の強豪選手のリザルトをチェックしていないので、まだなんともいえないが。もし、ヨーロッパツアーリーダージャージをゲットすれば、チームはますます勢いに乗りそう。。。

■ 2005.05.22 (Sun)  TOJ選手模様 (味付け:関西風 )
さて、今日でTOJも終わり。連日クライマーのカルデナスが実力を見せつけている。

読者の方からのTOJ便り、第二弾。TOJで見かけた選手たちの様子を(超関西風に)綴ってあります。

★ シマノMC阿部選手

今年からBチームでフルタイムで就業とのこと。
「まとまった練習時間が取れないのが悩み」だそうです。
“エースナンバーやん”の問いに、
「年の順です」って(^ ^)
“フレームちょっと大きいのとちゃう?” には、
「ほんとは大きいんです」って言いながら背伸びしてくれました。
「じつは、注文する時にサイズを間違えテン」言うたんで、
“変えてもらえるンやろ?”には、
「別に支障無いしぃ」と無頓着な答えをくれました。


★ 三船選手

彼のBlogにも書いている通り、最終周回でパンク。
その場内アナウンスに周囲の観戦者からも「アチャー」の声が。
でもフィニッシュは集団に!!
本人は「気持ち悪ぅ!」
「一瞬、アカンとオモタけど、なんとか追い付いたワ」と本当に疲れたようす(関西弁ではシンドソウ)でした。
その後、ドーピングコントロールに....
「・・・したかったから丁度ですよ」って言いながら

■ 2005.05.22 (Sun)  TOJ : フェリックス・ラファエル・カルデナス総合優勝
carde.jpg 478×464 232K■ TOJ東京ステージレポートはこちら: http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/toj05/j-001.html

■ − 元同僚がジロで優勝したの知ってます? − カルデナス:「うそー!」

TOJ05で総合優勝したカルデナスは、昨年カフェ・バケで走っていた。彼はケルメ時代ツールで区間優勝したばかりに、憂き目を見ることになる(その話は後半部分に。)02年は浪人寸前。そして、03年カフェバケへ。実は、ジロで昨日優勝したパラも、昨年はカフェバケの選手だった。

カルデナスとレース前、話をした。ケルメで01ツール優勝した時のこと、その後カフェバケに移籍したが、今年チームが解散になったことなど話しているうちに、ふと思った。彼は元同僚がジロで区間優勝したことを知っているのだろうか?

− コロンビアの選手は最近すごいね。
カルデナス:そう、ボテロとかね。

− それもあるけど、昨日ジロで貴方の元同僚で、同じコロンビア人が優勝したの知らない?
カルデナス:うそ!誰?

− イバン・パラよ。元ケルメで、04年、貴方と一緒にカフェバケで走っていたコロンビア人の。
カルデナス:え、パラが??知らなかったよ!

そして、隣のプラサらチームメートが、「え?え?誰がジロで勝たんだって?」というので、カルデナスが、「あのパラが優勝したんだってさ」と言ったところ、他の選手もびっくり。一同騒然!

(ちなみに、パラがジロで区間優勝したネタばれにはご容赦を。ただし、総合にからむ有力選手の争いには触れませんので。)


カルデナスが01ツールで区間優勝したことは既にリマインド済みながら、実はあれには後日談がある。彼は区間優勝したことで、ケルメに対して高額の年俸を要求。資金難のケルメは彼との契約を切ることを決定したのだった。

なまじツールで優勝したばかりに、強気に出て、その結果 彼は失業に追い込まれる。02年はCage Maglierieという名もないチームで走り、03、04年は なんとかスペインの優良チームカフェバケに雇われた。

そして、今年はカフェバケがチームをたたむことになった。しかし、今回はバーロワールドというチームにステップアップ。特に03年ヴエルタ区間優勝や数々の山岳賞受賞で、いい成績を収めたのが評価されたのだろう。

■ 2005.05.24 (Tue)  Evening/Morning News
■ ランスのママが本を出版

ランスのママ、リンダが本を出版した(共著)。タイトルは「No mountain high enough」。ニュアンス的には、」ランスにとって克服できないような高い山はない、といった感じだろうか。

ランスと二人三脚で闘ってきた日々が綴られているようだ。ランスが本の前書きを書いていて、
「スーパーのレジ係りの女の子から、ツールドフランスのチャンピオンになるような息子がどうやったら生まれるんだろう?」という文章で始まっている。

http://www2.thebook-store.com/

■ サヴォルデッリがツールに出場すると言っている


ツールにサヴォルデッリが出場する、という噂。というか本人が出場すると言っているそうだ。ランス、アセベド、ベルトラン、ヒンカピー、ポポヴィッチ、サヴォルデッリ、ルビエラ、この辺が現在ディスカバリーのツール出場候補。

■ 2005.05.25 (Wed)  ヴィランク、自転車の次は車 + モンカッサンのファミリー経営のホテル
monca.jpg 330×318 77K引退したリシャール・ヴィランクがバイクから車に乗り換える。近々、「スパ・フランコルシャン24時間耐久レース」に出場するそうだ。スパ・フランコルシャンは、ベルギーの公道サーキット。

思い出すのは引退したモンカッサン。彼は引退後、パリ〜ダカールに2年連続で出場した。(オートバイ部門)。引退しても、スピード野郎は、やっぱりスピード野郎なのだ。

ところでモンカッサンといえば、先日CAのマッサー、フランシスと再会したときに、モンカッサンの近況を聞いた。2人はトゥールーズそばに住んでいて、一時はよく会っていたそうだが、フランシスは離婚を機にアルカションに引越したので、最近は会っていないとか。

で、モンカッサンはCAの広報を辞めて、今ではナショナルチームの活動の仕事に移ったそうだ。

さらに、トゥールーズから程近いサンジロンのホテルの経営もやっているという話だった。

実際は、どうやら彼の伯父、伯母がもともと所有しているホテルらしい。ここがバイクのツーリングの拠点として便利な場所にあることから、彼自身もホテルの手伝いをしたり、ここにステイしてツーリングをする企画などをしている。つまり、モンカッサンの親族のファミリー経営のホテルということだ。

そのホテル。その名も自転車にちなんでホテル「フラム・ルージュ」。ラスト1kmにあるあの赤い目印のことだ。ホテル情報は下記。見たところ、エコノミータイプのホテル。お値段は1泊6000円ぐらいから。一応プール付き。
http://www.hotel-la-flamme-rouge.com/info.html

写真は去年のモンカッサン。ツールに行くと、毎年彼に会うのも楽しみだった。しかし、今年からは、たまにゲストとして来るぐらいだろう。CAのブースに行けば会える、ということはなくなってしまったようだ。

■ 2005.05.26 (Thu)  バイエルン・ツアー
svo.jpg 320×240 64Kこの時期は例年レースが団子で重なっているイメージがある。例えば2002年の5月末は、ジロ、ベルギーツアー、ミディリーブル、バイエルンツアー、TOJが重なっていた記憶がある。ヨーロッパに仕事で10日間ほど行っていたので、週末どれを見に行こうか迷った。

しかし滞在先が英国だったので、1日でミディリーブルのスタート地点やジロのコースには到達できるわけもなく、結局一番近いベルギーツアーを見に行った。(そして生三船選手を見て感激!)

で、今年はTOJのレーススケジュールが微妙にずれていて、更にミディリーブルはレースが中止となったので、今現在行われているのはジロのほか、ベルギーツアー、バイエルンツアーとなっている。

そのバイエルンツアーは、元ランプレで現在ED`System-Zで走っているスプリンターのヤン・スヴォラダが優勝。ベルギーツアーは順当にボーネンが優勝した。

頂いた情報だと、バイエルンツアーのフォトギャラリーが秀逸で、素晴らしい景色に癒されるとのこと。お天気がめちゃくちゃよかったようで、それが更に山々の風景を美しくしているみたいだ。

http://www.bayern-rundfahrt.de/index.php?option=com_zoom&Itemid=78&catid=8

(写真は2002年に見に行ったベルギーツアーのヤン・スヴォラダの出走サイン風景。この時彼はポイントジャージを着ていた。)

■ 2005.05.27 (Fri)  ブラッドリー・マギー今季初勝利
mcgee3.jpg 322×452 137Kシーズン前半体調不良が続いていたブラッドリー・マギーがやっと今季初勝利をあげた。優勝したのは、GPド・ヴィレル・コトレ。レースは14周回で193kmを走るコース。

平均時速45km/hで、アタックにつぐアタック。かなりアグレッシブなレースだった。

マギーのチームFDJは、終始トップ争いに絡む走りを見せた。特にマギーは、常にトップグループにいて、いいポジショニングを確保。ラスト1.5周回で優勝候補は3人に絞られた。マギー、プロイネック、ガドレ。

ラスト1km。マギーが飛び出す。あとは勝利に向かって独走。これからは、主にトレーニングキャンプをこなし、実践はツール・ド・スイスに出場するのみだが、調子は上向き。ツール・モードになりつつある。

マギーの日記にはこんな台詞:

「今この日記を書いているさなか、F1のすさまじい音が家の窓を揺らしている。」彼は最近、住まいをニースからモナコに移したのだった。彼の日記は続く。

FIの興奮状態がモナコにやってきた。ここから脱出しなくては。この騒ぎが落ち着くまで、数日間山の上で過ごそうと思う。」
(Photo: Tour02)

■ 2005.05.28 (Sat)  最新コンチネンタルサーキット・ランキング
koji4.jpg 240×324 63K■ 康司選手はヨーロッパツアー初ランクインで ベスト70入り

恒例のUCIコンチネンタル・サーキット・ランキング。5月24日に最新ランキングが発表になった。前月のランキング発表時、福島康司選手のヨーロッパツアーの持ち点はゼロだった。しかし4月末から5月にかけてヨーロッパのレースで躍進。最新UCIヨーロッパツアーで初ランクイン。いきなり63位に入った。目下持ち点は86ポイント。

康司選手のヨーロッパツアー86ポイントの内訳は、下記の通り:

4月27−30日:シルクイ・ド・ロレーヌ 第1ステージ3位 ….. + 6ポイント
4月27−30日:シルクイ・ド・ロレーヌ 総合2位 ….. +56ポイント
5月1日:トロフェ・デ・グランペール(ワンデイ)4位 ….. +24ポイント

計:86ポイント

ちなみに上述のトロフェ・デ・グランペールの上位選手の顔ぶれを見ると、そうそうたるメンバー。UCIプロチーム・プロコンチームに所属する有名選手が上位を占める。

1位フィリップ・ジルベール(FDJ)、2位ルブランジェー (RAGT)、3位イノディ (コフィディス)、4位 康司選手 (ブリヂストンアンカー)、5位 フィノ (FDJ)、6位 メデレル (オーベール93)、7位 デュムラン (AG2R)、8位 フェドリゴ (ブイグテレコム)、9位 トンバック (コフィディス)

他にヨーロッパツアーでランクインしている日本人選手は福島晋一選手のみ。現在ヨーロッパランキングは755位までついている中、晋一選手は467位。

持ち点の10ポイントはトロフェ・リュック・ルブランという南仏リュベロンを走るワンデイレースで5位に入った時のもの。

トロフェ・リュック・ルブランの上位3位まではAG2Rの選手。4位はRAGT。こうした強豪プロコンチネンタルチームの選手にまじって5位と健闘した。

その他にも、最新ランキングは面白いデータが満載だが(実はあのホセ・ルハノがアジアツアーとアフリカツアーでトップ5位にランクインする選手だったことなど)、ここは一旦長くなったので、(更にルハノの件はジロNews関連でもあるので、)レースNewsの方でご紹介。

■ 2005.05.29 (Sun)  Tモバイルサイトの 「アームストロング ニュース」
lance5.jpg 320×240 68KTモバイルのサイトに、「アームストロング ニュース」なるコラムがある。Tモバイルが運営しているサイトだが、Tモバイルチームのニュースだけでなく、ライバルチーム・選手のことについても述べて、ある程度ニュースの中立性を保とうとするTモバイルの姿勢が浮き彫りになる。

もっとも、今回の「アームストロング ニュース」コラムでは、しっかりとウルリッヒのことについても触れられている。ランスがウルリッヒについて語った内容が掲載されている。

Tモバイルの「アームストロング ニュース」コラムより
(ランスの会見コメント):

「僕が(ツールで)勝てるという保証はない。でも、レースに出場するに際して、今まで以上に興奮している。最後のツールで勝って その後すぐにやめるのが僕の夢なんだ。」

「ヤンは大きな脅威だ。彼のことが頭に浮かんで、早朝目がさめたりする。彼はツールで僕を破りたいと言ってきた。彼にとっては今回がラスト・チャンスだ。」

(photo ; 04 Tour 最終ステージのレースに向かう途中、サイン攻めにあうランス)

■ 2005.05.30 (Mon)  ジロで3位になってもプロチームでないため、あの人にはポイントはつかない。
5/29にジロが終わり、5/29付け最新UCIプロツアー・ランキングが出た。カッコ内はポイント。

ディルーカが首位をキープ(184)。2位ボーネン(112)、3位ペタッキ(111)、4位フレイレ(94)は変わらず。ただ、ジロで優勝したあの人が5位に一気に浮上(89)。

6位レベッリン(86)、7位ボーヘルト(80)、8位 ジューリック(75)、9位ヒンカピー(75)、10位フォイクト(72)。そして11位には、ジロで2位になったあの人がやはり急浮上(70)。

ちなみにジロ優勝には85ポイント、2位には65ポイント、3位には50ポイントがつく。区間優勝はたったの1ポイント。

ところで、ジロで3位になったあの人。残念ながらプロチームではないため、ジロのポイント50点は入らない。彼のチームは招待チーム扱いなのだ。もちろん、自分の戦歴として、ジロ3位というのは しっかりつくわけだが。

UCIプロツアーランキングは、20のプロチームで走っている選手だけにつく特権的ランキングなのだ。

グランツール、ステージレース、ワンデイレースの順位別獲得ポイントは下記にて公開中。(3/30日付トクダネ)
http://masciclismo.web.infoseek.co.jp/news/news200503.html

■ 2005.05.31 (Tue)  FDJラルプデュエズ・トレーニングキャンプはチーム内選考会
mcgee4.jpg 538×548 285KFDJがラルプデュエズで1週間のトレーニングキャンプを開始。ジロに出場していた9人と故障者を除く16人が参加。

このキャンプの特色は、特に決まったメニューをこなさないこと。朝、一緒にスタートしても、帰りはみんなバラバラ。2600mを上りながら、数人ずつのチームメート同士がアタックを繰り返す。

選手数は多いが、スタッフは最低限。しかしレース同様 監督車がつき、食料や飲み物補給をしたり、ゲキを飛ばしたり。

このキャンプには暗黙の了解がある。それは、このキャンプには、あとに続くレース出場選手を決める選考の目的もあるということ。ドーフィネ、スイスツアー、そしてツールは、この時の調子などで選手がセレクトされていく。

わきあいあいのうちにも、ライバル意識が燃えるキャンプ。15分交代の先頭後退の時ですら、心なしか選手同士が火花を散らしている。

FDJのマギーも、今ツールに向けて闘志を燃やしている。以下、マギーの日記から。

「僕のプログラムは昨年11月に決められ、05シーズン早々から走ってきた。雪の道を走った2月、ステージレースで喘いでいた3月、そして4月、ツール・ド・ロマンディでいい感触を掴んだ。最終日のTTで2位に入って、、、そして続くコトレットのレースでやっと優勝。

ツール・モードにシフトする前になんとか勝てるチャンスのあるレースをとらえることができた。監督マルク・マディオの表情から、僕にはわかっていた。僕が勝つことが要求されていた。」

(続く)

* 写真は彼が日記で述べている(2位に入った) ツール・ド・ロマンディ最終ステージTT。彼は緊張すると、野茂投手のように、ほっぺたを膨らませる癖がある。走る前、そしてレース中も。この時も、ふーっとほっぺたで息をしていた。

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