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2008年01月 

■ 2007.10.02 (Tue)  シュトゥットガルト空港朝10時

月曜日朝、シュトゥットガルト空港には、帰宅を急ぐ選手たちの姿。

モンカッサンが見えたので、フライトを確認したら、パリ行きの搭乗ゲートだった。フランスチームが全員そろっていた。

左から3番目は鼻が特徴的なフェドリゴ。オージェ、シャヴァネル、ファイユ、ヴォクレー。

そういえば、私はフライトを予約するのが遅すぎて、アムステルダム経由日本行きだったけど、本当はパリ経由を希望していた。

もし早く予約できていればフランスチームと一緒に帰れたのにな。

もっともパリ経由だったら、夜23時の便で帰るはずなので、シュトゥットガルト午後発で帰っていたことだろう。

メンズの免税店にはチョッキ姿の若モンがしきりに服を物色中。よくよく見たら後姿がカヴェンディッシュだ。

「昨日完走したの?」と聞くと、「いや、でも”彼”が完走したよ」。

その指の先にはロジャー・ハモンド。ウソ、彼は完走していないはず。てきとー。ハモンドがリタイヤしたのを目の前で見ているぞ。

果たしてハモンドは、「ボクはラスト2周でリタイヤさ。きつかった」「ああ、あの13%の上りはまるでフレッシュワロン状態だったもんね」「そうそう、ウイの坂のようだったよ」

カヴェンディッシュそのあともしきりに服を物色し続けた。

そのほかベネチア行きもあったので、ポッツァート、トザット、ベルトリーニの姿も。さすがにベッティーニはいない。

ヴォクレー(上の写真)はあいかわらずの様子。下はトザットとポッツァート。

隣にはビルバオ行きのカウンター。間違って(元選手で今オーストラリアチームを率いている)ニール・スティーブンスがアムステルダム行きの飛行機に乗り込みそうになって、UCIの審判員の人に「おまえはあっちだろ」と突っ込まれていた。

スティーブンスはスペイン人の妻とスペインで暮らしている。でも、バスクに住んでいるらしい。

そのほか、荷物用カウンターのところにも選手たちがごそごそ。大きな輪行袋を抱え、機内預けの手続きをしていた。

写真にはないが、アイルランドに帰るといういかにもU-23ぽく見える選手に順位を聞いたら26位だったという。ダニエル・マーティン選手。将来花開くか?


■ 2007.10.04 (Thu)  日本人@世界選

忙しいのでまだ写真チェックができていないけど、新城選手の写真x2(後姿は一番左の赤ジャージ・最後の周回をまわるところ)と宮沢選手。フミの写真は見当たらない。1枚撮れてたけどピントが・・(撮れてたとはいわないか)

■ 2007.10.04 (Thu)  マヌエーレ・モーリのファンクラブが設立 応援Tシャツ申し込みは5日朝まで
毎年のようにジャパンカップでは来日してくれるマヌエーレ・モーリ(写真・TDR05にて)。今年もサウニエルの一員として来日を楽しみにしてくれている模様。そんなモーリの公認ファンクラブ「MMFC.jp」が日本にもできました。

ファンクラブといっても、
● 会費なし。
● 活動はサイトの公開と会員証の発行(会員証のデザインはここ
● そして来日記念"マヌエーレ・モーリ応援Tシャツ"の頒布(販売ではなく、原価)
● Tシャツ購入の方が自動的に会員になるというシステム。
● さらにTシャツを購入していない方にも会員証の発行は受け付けているそうです。会員証は裏が白なので、裏にサインをもらうという手もあり・・・

という良心設定。

設立メンバーはモーリの日本の友人で固められていて、直接コンタクトをし、先方に確認をとった上での運営なので彼に関するスケジュールや多彩な情報も入る予定。実際すでにモーリもサイトに遊びに来てくれています。

Tシャツ自体の値段は3780円と4200円。

http://mmfc.jp/ ファンクラブメインゲート
http://mmfc.jp/project.html Tシャツデザインおよび注文

さっそく2日には、モーリからMMFC.jpにメッセージが届いているそうです。
"The last week of october I'll fly to Japan, and I hope I meet you to the Japan Cup. See you soon. Bye, Manuele."

本人から来日の連絡です。JCではこのTシャツを着て応援したら本人もきっと喜びそう。
よっぽどやむにやまれぬ諸事情でも突発しない限り、来日は確定ですが、ただし来日が万が一取りやめになっても、Tシャツの注文取消しは不可な点はご留意を。

なお、 "応援Tシャツ申し込み"、締め切りは5日朝までです。

モーリの兄マッシミリアーノはランプレ(JC来日チーム)所属なので、兄のJC来日の可能性もゼロではありません。もしかしたらダブル・モーリに会えるかな?

■ 2007.10.05 (Fri)  おはよう日本ネタとアスタナネタと新城選手に熱い視線を送るJFケネ
世界選にて フランス人トップジャーナリストにアプローチされる新城選手
写真は世界選の新城選手。チクリッシモに原稿を寄せているジャン・フランソワ・ケネと話しているところ。ケネは若手の有望選手に積極的にアプローチして成長を見守るタイプのジャーナリスト。

かつてトラックからロード転向時のブラッドリー・マッギーを自宅に住まわせたこともある。選手抱え込みでぐいぐい記事を書いていく。今、ケネの新城選手への視線が熱い。

● コンタドールはアスタナ入り決定
Ref.昨日の小ネタ。ブルイネール監督がコンタドールのアスタナ入りを確認したとか(Marca)


『おはよう日本』ネタです。時間はやはり5時台。
『ツール・ド・おきなわ』に第1回大会から参加している、地元の家具会社会長さんが紹介されていました。御歳77歳!
朝起きてからストレッチをし、その後自転車を1時間程乗り込み(しかもあえて上り坂を選んで走っていました!)。
自転車は、カーボンバックのスローピングフレームで、カーボンホイールにエアロバーを装備した、なかなかマニアックな一台でした。拘りを感じます。
それが終わると後ろ向き歩きを30分。午後になってからはプールで心肺機能を高める為のトレーニング。コレを毎日欠かさずこなしているとの事。
プールの指導員さん曰く「高齢者の方には運動をする様に薦めてはいるのだが、この方に関しては運動し過ぎって気もします」との事。

第1回大会から、ずっと完走しているとおっしゃっていました(カテゴリーが何かは分からなかったのですが)。
「80歳からが勝負。今はまだ青年」という言葉が印象的でした。
今後も、体力の続く限り、参加したいとの事。
自分もこういう歳の重ね方をしたいと思いました。

最近の『おはよう日本』では、結構自転車ネタを取り扱ってくれている気がします。結構面白いです。
From HYさん

■ 2007.10.06 (Sat)  NISSANがベルギーナショナルチームカーをサポート
男子エリートTTの日、ベルギーチームのブースを見てみたら、ボンネットにBelgian Cycling Teamの文字が書かれた車があって、車体にはNISSANの大きな文字。日産の車だった。シュコダが多い中、珍しい。車種は「PRIMERA」。また隣のワゴン車も日産で、車種は「INTERSTAR」。

■ 2007.10.06 (Sat)  UCIが公表した来年のレースカレンダー・ イタリア開催のプロツールレースはゼロ
世界選の際に、来年のレースカレンダーのリストが配布された。見てびっくりした。3大ツール及びツールとジロの運営組織が主催するレース(以降"3大ツール関連レース")はすべてプロツールから離脱するとは聞いていたが、なんとも苦し紛れな感じだ。

このあおりでイタリアで開催されるプロツールレースはゼロ。3大ツール関連レースは「ヨーロッパツアー」という位置づけになったが、無理やり高いカテゴリーを作って色分けをしている。
フランドル一周とパリ〜ルーベが同じ土俵に立たなくなった。どことなく中途半端。

プロツール
レース名 開催場所 期間
ツアー・ダウン・アンダー AUS 1/22-27
フランドル一周 BEL 4/6
バスク一周 ESP 4/7ー12
ヘント〜ウェヴェルヘム BEL 4/9
アムステルゴールド NED 4/20
ロマンディ一周 SUI 4/29-5/4
カタルーニャ一周 ESP 5/19-25
ドーフィネ・リベレ FRA 6/8-15
スイス一周 SUI 6/14-22
チームTT NED 6/22
クラシカサンセバスティアン ESP 8/2
エネコツアー ーーー 8/20-27
GPウェストプルエ FRA 8/25
ドイツ一周 GER 8/29-9/6
ヴァッテンフォールサイクラシックス GER 9/7
ポーランド一周 POL 9/15-21
ファイナルレース(検討中) 検討中 10/5
. . .
五輪と世界選
北京五輪TT CHN 8/9
北京五輪RR CHN 8/13
世界選TT ITA 9/25
世界選RR ITA 9/28
. . .
UCIヨーロッパツアー
パリ〜ニース FRA 3/9ー16
ティレノ〜アドリアティコ ITA 3/12ー18
ミラノ〜サンレモ ITA 3/22
パリ〜ルーベ FRA 4/13
フレッシュワロン BEL 4/23
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ BEL 4/27
ジロ ITA 5/10-6/1
ツール FRA 7/5ー27
ブエルタ ESP 8/30-9/21
パリ〜ツール FRA 10/12
ジロディロンバルディア ITA 10/18

− 超級クラスカテゴリー、*印なしは新カレンダーに基づく超級より上のランク付け


今までUCIのマックエイド会長に対しては、彼はがんばっていると思って好意的な目で見ていたけれど、今回彼の態度に愕然とした。ベッティーニが念書にサインしないことをあれだけ非難しておいて、いざシュトゥットガルトのスポーツ知事がそれに乗じてベッティーニ追放の動きをはじめたとたん、手のひらを返して今度は「あの念書には効力はないから」とそれまでと一変した内容の会見を涼しい顔ではじめた。

ベッティーニが優勝したときは、「ベッティーニは 来た、見た、勝った!!」とシーザー気分で真っ赤に高潮した顔つきで一大演説をぶって、「あのう、あなたが勝ったわけじゃないですよね?」てな感じ。少し前まであれほど酷評していたベッティーニと満面の笑顔で握手。

UCIに対しては官僚的とかいろいろ書かれているけれど、まあそれなりの根拠あってのことかもしれない。

■ 2007.10.07 (Sun)  ヤン・ウルリッヒが15ヶ月ぶりに走っている姿をファンの前に見せた + 悪魔おぢさんの博物館 + 侮れない悪魔おぢさんのジャンプ力
ヤン・ウルリッヒが15ヶ月ぶりにレースに出場したそうだ。収益金が障がいを持つ子供たちのサポートにまわされるチャリティーレース。ヤンはグレーのジャージ姿。自身も5000ユーロの寄付をしたという。写真: グレーのジャージ姿

そのほかにも世界選メダル組ハンカ・クプフェルナゲル(女子TT金メダル)やシュテファン・シューマッハ(RR銅メダル)やイエンス・フォイクト、シュテファン・ヴェーゼマン、アンドレアス・クレーデンもレースに参加した。

飛び入り?としては悪魔おぢさんもウルリッヒとツーショットを披露。写真: ヤン+悪魔おじさん
悪魔おぢさんといえば、雑誌チクリッシモのNo.5のポストカードにも登場する。世界選の時、このポストカードを彼にあげたところ、自身の博物館があるので、雑誌本体を送ってほしいと依頼された。

博物館には手作り自転車の数々、及び自分が掲載された世界各国の雑誌が展示されており、チクリッシモも展示したいとのこと。

悪魔おじさんの自転車博物館は:
Lebbiner Str. 2 D-15859 Storkow, Germany
Tel : 033678/40830
開館は5月から10月までで平日は午後1時から6時まで、土曜日は2時から6時。あるいはアポを取り付けた上で来場。なんとなくいかにも趣味っぽい博物館なので、事前に確認していったほうがよさそう。

悪魔おじさんのHPはここ / 博物館の案内

ところで世界選女子TTでドイツ人が優勝したので、悪魔おじさんは表彰式で得意のジャンプを披露した。かなりジャンプ力があってびっくり。よく考えたらおじさんはドイツ人だから、今年の世界選は地元。張り切っていたわけだ。

ドイツ人の悪魔おじさんに対する反応は2通り。今でもおもしろがって気さくに声をかける人たちと、もう空気みたいになってしまって、ほとんど特に目をくれない人と。

悪魔おじさん履歴:本名はデートリッヒ・ゼンフト(”ディディ”)。もともと自動車のトランスミッションを作る会社に勤めていて、広告塔の役割をした。ツールデビューは1993年アンドラステージ。今年で15回目のツールだった。



■ 2007.10.08 (Mon)  CSCはすごいチームだね
今回の世界選では、いろいろと印象に残った出来事があった。中でも、CSCというチームは、選手同士のコミュニケーションが活発で、いいチームなんだなぁと改めて感じた。
むろん、こういうチームばかりじゃない。先日インタビューした選手は、今まで所属した最悪のチームの話をしてくれたが、そこまでひどかったのかぁ、と驚いた。これとはまさに正反対だった。

下記は世界選RRのときの風景。フランク・シュレックとファビアン・カンチェッラーラがすれ違いざまに満面の笑顔で握手を交わし、後ろでは弟アンディが笑顔でそれを見守る。さらにヴァンデヴェルドはオランダチームのブースにわざわざ立ち寄って、クローンに挨拶しにいった。こちらも笑顔・笑顔。(ヴァンデヴェルドはスリップストリームに移籍するから、いとまごいも兼ねていたんだろうね。)

スタート地点では、ザブリスキー、ヴァンデヴェルド、F・シュレックがすっかりリラックスして、まるでチームCSCとして出場しているかの様子だった。

2日前のトレーニングの日には、国を越えてチームメート同士仲良く堅い握手をする光景はたくさんあった。でも本番当日のそういった光景はCSCが際立っていた気がする。軍隊トレーニングで培った団結力なのかな?

それにしても、1990年の世界選は宇都宮で開催されたのだよね。パスポート持たずに見に行けたのだよね。なんか嘘みたいだ。ロードレースファンになったのが遅かったのが、つくづく悔やまれる。


■ 2007.10.09 (Tue)  鬼が大笑いするけど ・・・ オーストラリアのメルボルン開催の世界選コースが発表に。個人TTのスタートはF1グランプリサーキット
来年の世界選開催地はイタリアの北部ヴァレーゼ。方向音痴なもので、広報の人にロケーションを聞いたら、「おおまかな位置としては、マッジョーレ湖の近辺です」。

で、2009年の世界選は、スイスのメンドリージオ 。場所はルガーノのそば。スイスとはいえイタリアに近いイタリア語圏で、2年連続イタリア色の強い大会になりそう。選手のコメントを読む限りでは、こちらのコースのほうが08年のヴァレーゼよりも、やや上りの難度は高いという。でも今年ほどじゃなさそう。

そして2010年世界選の開催地はオーストラリアのメルボルン。コースは既に発表になり、なんと先日の世界選ですでにCDロム付きの一番立派な資料が配布された(解説に登場するのはフィル・アンダーソン。ツールでオーストラリア人としては最高位の総合8位になった人で、この記録をカデル・エヴァンスが抜いた)。広報担当がすごくまじめな女性で、かなり気合が入っている。

TTのコースのスタートとゴールはF1サーキット。そのあと海岸沿いに走るので、海を見ながらのレースになりそう。マイケル・ロジャースが4度目の金メダルを狙うのだろう。

RRのコースはTTとはまったく別になっている。
ヴィクトリア州政府の前面バックアップをとりつけている、とのことで、今年のドイツみたいなことになりませんよう。チームのためのトレーニング施設もあるそうだ。

で、世界選開催地まとめ:
2008年 : ヴァレーゼ、イタリア
2009年 : メンドリージオ、スイス
2010年 : メルボルン、オーストラリア


中央に隠れているけれどベッティーニ。ヘルメットが見える。確か6周目ぐらい。


フミが中央に。左端に新城選手。フミの写真がピンボケばかりだーとぶつぶつ言っていた矢先、こちらはHARUNAFUJIさんからの頂き物。

■ 2007.10.10 (Wed)  From Readers:Newsweekにフミが登場!絶えることなくヌテッラ
今日発売のNewsweek日本語版で「世界が尊敬する日本人100人」という特集があるのですが、なんとフミが選ばれてました!

しかも写真付きです!写真は100人全員載っているわけではないので嬉しい限りです。ただ、残念ながら写真がアンカー時代のもの…。ディスカバリーの写真(日本チャンピオンジャージだったらなお良し)だったら良かったのになぁ。
Newsweek日本語版のサイト

でも考えようによっては「情熱大陸以降にフミのファンになったので、アンカージャージのフミも是非見てみたい!」というファンもいるかも??


遅い夏休みでイタリアに行ってきました。前に出てきているかもしれませんが、ローマの空港でnutellaを発見、即買いしました。レモンジュースとセットになっているヤツです。

がしかし、冷やしたらペーストは固まるだろうし、そのままだとレモンジュースは美味しく飲めない…。と云うわけで、まだ開けずに台所に鎮座しています(苦笑)。

今年ジロにいった人からも同様の声がありましたっけ。煮ても焼いても食えない、、、ならぬ、冷やしても暖めても食えない系のブツみたいですねぇ。

■ 2007.10.11 (Thu)  三菱自工がプロコンチネンタルチームのメインスポンサーに決定
9月19日のトクダネ「三菱自動車工業がプロコンチネンタルチームのメインスポンサーになる可能性」 の続報。

9月末に三菱自動車工業が正式に契約をかわし、現在コンチネンタルチームのJartazi Promo Fashionを引き継いでメインスポンサーになることが決定した。来年からチーム ミツビシはプロコンチネンタルチームとなる。

つい先日フランク・ヴァンデンブルックがチームと契約したがすでに、ハンス・デッケルス(ラボバンクDiv3、ラボバンク、アグリティベルに所属)や、ヤネス・トンバック(写真・98年デビュー当時から05年までコフィディス所属。その後コンチネンタルのKalevを経て昨年からJartazi)も来季メンバーとして顔をそろえている。

トンバックのコメント:
「自分は長い間コフィディスで走っていたけれど、フランス人のメンタリティーとベルギーのメンタリティーは違う。ベルギー的な思考のほうが自分には向いている。

昨年肩たたきを受けていた状況で、自分に信頼を寄せてくれた関係者に感謝したい。
今季は世界選などを含めてもっと走りたかったけど、熱で10日間ダウンし、フランコ・ベルジュも逃してしまった。」

もともとJartaziにクルマを提供していたミツビシ。契約は1年、オプションでもう1年延長の可能性ありとのこと。使用バイクはバッソ(Qbeiのサイトへ)

自動車メーカーがプロチームのメインスポンサーを引き受けているのは今のところ、三菱だけのようだ。
(Soruce)

■ 2007.10.11 (Thu)  是非行ってみたかったレース
昨日のレースNewsの続き。でもって、イタリアのレース、モンテ・パスキ・エロイカがなぜこれほど事前に騒がれていたのか。

自分的にはスタートがシエナの広場だというのが魅力的だった。また、もともとアマチュアのレースだったものが、熱意によりプロにまで波及したというところから見ても、ハートのあるレースだということ。それから、パリ〜ルーベやフランドル一周を彷彿とさせるような未舗装区間がレースにアクセントを加えている。

でもってアマチュアのレースはレトロな格好で走るその光景が見ものだと聞く。

左の写真は世界選のトレーニング日に撮影したもの。さすがにこの日はレトロなスタイルもこのおじさん限りだったけれど、周囲の目を楽しませてくれた。(エスプリのあるこのおぢさんは絶対ドイツ人じゃないだろう、と我々は噂していた。)

レースの主催はジロと同じRCS Sport。選手たちに、新たなやる気を促す目的で今年第プロレース一回目を主催した。下の写真はレースのパンフレット。

でもってもらったメールから:
モンテ・パスキ・エロイカ、なかなか面白いレースのようですね。
砂田さんのギャラリーでのフードゾーンの風景なんて、イタリアならでは!写真

シモーニも、嬉しそうにワイン飲んでたりして。(笑)ここ

で、bettiniphotoでもクラシックなアマチュアレースの様子が出てきます。(前半は猛烈な砂煙の中を走るプロレースの写真が中心)ここ

アッジャーノって、ジロの最終日もこんなゴーグルしてませんでしたっけ?ゴーグルのアッジャーノ
==> ジロでのアッジャーノのゴーグル姿、砂田さんのギャラリーにありました。ここ
こーゆーキャラなんでしょかね?

世界チャンピオンにタイヤを襷掛けにされたりも。ここ

ジロの最終日といえば、マシュー・ホワイトはボトルにワインだかシャンパンだかを注いでもらってますよ。
左手に注目!です(笑)ここ

いや、ほんと、イタリアって良いですよね〜
ドイツはなんというのか・・・
ツールでのドーピング騒ぎで国営放送が中継を打ち切るんだから、これからはオリンピックの陸上競技も放送しちゃダメなんですよね?(←思いっきり厭味)

もしサッカーのワールドカップでドーピング騒ぎが起こったらどうする気なんでしょ?
サッカーの中継を打ち切る覚悟があるのか、それとも「サッカーは別格」とダブルスタンダードを貫くのか。
見識が問われますよね。


■ 2007.10.12 (Fri)  Newsの続報 : 昨日のあの人は、エロイカの関係者だったかも?・・・という情報
偶然の産物なのだけれど、昨夜ニュースに入れた写真のお方(右に再掲・先の世界選でトレーニングコースを走っていた人)、エロイカの関係者だった?という情報。やっぱりドイツ人じゃなかったてわけか。以下実際に見てきた人から;


あのレトロなおじさん、ドイツにも来ていたのですね〜。
エロイカではあの人の貴重な古い自転車に、私はちゃっかり乗せてもらっちゃいました。
あのおじさんはエロイカ開催委員長?
プロ版の表彰式では何か記念品の贈呈係を担当していましたよ。

ちなみにプロ版では最初の3、4集団が通り過ぎると、なぜか「レースの終わり」車が通り、さっさと道路の矢印がはずされるため、その後ろでは迷子になる選手が続出でした。
完走率が低いのはそのせいもありますでしょうかね。

ゴール地シエナへと先回りする一般道(ルートではない)で、とぼとぼ走る迷子をたくさん見かけました。

帰りはピサ空港から帰ったのですが、別レースのために選手たちがわんさか路上で練習していて、それはまた非常に楽しかったです。


さらにこのレースの様子がフランス3のサイトで見られるそうなのだけど、
やはり和気藹々各自バイク自慢・小物自慢で、自転車を愛する人のレースであるのが伝わってくる。

ビデオはここ。すぐ開くのでご注意を(中にちらりと知った顔も登場?)

ドイツでも、自転車連盟とかが、こういう本来の自転車を楽しむ気持ちに立ち返ったレースを開催すれば、
信頼性回復のいいきっかけになりそうだけど(と思いはすぐにドイツで見たドロドロ光景に行ってしまう)

■ 2007.10.12 (Fri)  エロイカ続々報 : あのおじさんの"本当の?"正体
朝の記事に、「あのおじさん、大会関係者だった」と書いたけれど、重ねて情報が到着し、レースの超常連のおじさんだということが判明。

11大会中、10回参加のつわものらしく。

で、こうした常連のおじさんたちが年に一度エロイカで再会するシーンもあちこちで見受けられて、それもレースに味わいを添えているスパイスなんだそうです。

プロレースのほうは、なんでもミニリエージュ+フランドルという感じだそうで。
景色もすごくきれいだとかで、今後はTV中継すら予感させるほど。

来年イタリアヴァレーゼの世界選観戦を計画している方、ちょいと滞在を伸ばして、エロイカまでさらってしまうというのはいかが?

■ 2007.10.12 (Fri)  CICLISSIMO no.7 は10月18日発売
砂田弓弦カメラマンの講演会は24日19時から八重洲ブックセンターにて開催ですが、それに先駆けてCICLISSIMO no.7 (ヤエスメディアムック184、八重洲出版発行)が10月18日に発売となります。

>>内容は:

● 2007ブエルタ・ア・エスパーニャ完全レポート
● 2007ロード世界選手権完全レポート                    
● フォトストーリー「パンターニよ、永遠に」-後編-
● 独占インタビュー=ツール2位のカデル・エヴァンス
● 緊急インタビュー=引退するヨハン・ブルイネール監督
● 10月28日開催 ジャパンカップ直前情報、
その他 +
● 付録=ブエルタ撮り下ろしポストカード4枚

* 10月18日(木)発売、 税込み定価1,575円、A4ワイド判 付録=ブエルタ撮り
下ろしポストカード4枚


誰もいない田舎のコンテナヤード脇にぽつんとあったバス停で、ひとり いつくるとも知れぬ一応1時間に1本あるはずのバスを待ったあの出来事は実はエヴァンスがらみだった。

田舎のホテルでインタビューを終えてさあ、それからが大変。行きはプレスの乗り合い車でたどり着いたものの、帰りは自力。フロント係いわく、「公共交通だけでシュトゥットガルトまで戻るのはアドベンチャーだよ=車以外で移動した人なんていない」。

それでもバス停は思いのほかすんなり見つかって、ラッキー、と思ったのもつかの間、市内に戻るには南下しなきゃいけないのに、北か真西に行くバスの便しかなく。

仕方ないからシュトゥットガルトとは正反対の北にいくバスに乗り、とはいえ地図もないから正確な位置関係もわからずに、見たことも聞いたこともない小さい終点駅でおろされて。そこからは こうなったらもう勘だけで郊外電車に乗り換えて。。。

■ 2007.10.13 (Sat)  スリップストリームのサブスポンサーChipotleって・・+ ウーゴ・ペーニャが私服で会場に!「なんでこんなところに?」
掲載が遅くなりましたが、インターバイクに行ってきたYさんより情報:


Slipstream−ChipotleでおなじみのChipotle(チポットレ)は一応「メキシカングリル」と書かれていますが、実際はウェストコースト・スタイル・ブリトーの店です。(写真2枚)

アメリカに行くと必ずと言っていいほど、このスタイルのブリトーを食べます。
安くて、おいしくて、でかい。ベジタリアンも必ずあります。

細いのがお皿に寝そべって、ソースがかかって出てくるメキシカンスタイルとは対照的に銀紙にラップされてずっしりとバスケットに乗っかって出てきます。
銀紙を上からはがして立ててかぶりつくのが通の食べ方(フォーク・ナイフ不要)。
ぎゅっと押さえると自立します。直径7cmはあります。

で、ラスベガスにもあるのですが、さすがインターバイク中ということで隣のパンダ・エクスプレスには全然人が並んでいません。みんなChipotleの方に並んでいて、殆どが自転車関係者です。

カジノホテル内のレストランは味の割にはあまりにも高すぎるので(量も過剰に多いし)、こういうのが結構妥当だったりします。

そのJonathan Vaughtersは誰かを探しているかの様に会場をウロウロしていました。Jason McCartneyをサインできなくて、Chris Hornerをなんとかサインしようとしているそうですね。そのChris Hornerを同じく狙っているRock RacingチームはVictor Hugo Penaを契約を結んだと言っていました。


上述のホーナーの契約の件では、今確かにちょっとしたゴタゴタがある。(次号のチクリッシモ エヴァンスインタビューで点と点がつながるはず。)

で、ヴィクトル・ウーゴ・ペーニャの話題が出たところで、実は世界選RRの日、彼の姿を見つけた(左の写真)。ところが彼は柵の外にいる。彼ってロードレースメンバーじゃなかったっけ?と思い、「なんでこんなとこにいるの?」と聞いた。

すると、「うーん、疲れちゃってねぇ」と言うので驚いていたら、なんかニタニタしている。周囲のコロンビア人は爆笑。これは真っ赤な嘘で、「ボクはTTメンバーでRRメンバーじゃないんだよ」。

ところでペーニャが移籍を決めた上述のRock Racingチームは、潤沢な資金に物を言わせて ハリウッドショービジネス系のめちゃくちゃ面白いチームだそうだ。現在はコンチネンタルチーム。

顔にマオリ族のタトゥーをしてWebcorチームを追われたデイヴィッド・クリンガー(Ref. 05年2月のトクダネ)が現在所属している。彼はすでにタトゥーをとっていると聞いているが、このチームではタトゥーとかはまったく問題なし。

そのかわり実績主義で、成績が悪いとどんどん首になる。CSCのアエドの弟も所属していたが、成績不振ですでに首になったそうだ。社会保険に全員加盟させているところは、企業家体質をのぞかせている。

スリップストリームの次の北米注目チームはこのチームかも。

■ 2007.10.13 (Sat)  アイアンマントライアスロンの世界選手権出場者からメール: ジャジャ!
アイアンマントライアスロンがもうまもなく開始。昨日の小ネタに入れたとおり、ジャラベールも参加する。
スタート前にメールをくれた参加者の人の情報によると、ジャジャはやっぱり昔とった杵柄(きねづか)状態のようですね。それでも彼に負けずに頑張ってくださいまし!


現在アイアンマントライアスロンの世界選手権に参加するためにハワイ島に来ているのですが、その出場選手の中にジャラベールの名前がありました!

この大会は年齢別上位に入ることで出場権を得ることが出来るのですが、どうやらスイスの大会で上位入賞して出場を決めたようです。

色々サイトの情報を集約する限りバイク・ランのレベルは相当のもので、いい線行くかもしれません。

レースはあと3時間ほどでスタートです。
http://www.ironmanlive.com/
写真は今年のツールでジャジャ

■ 2007.10.14 (Sun)  アイアンマン・ハワイ : 元テレコムの選手が23位!ジャジャは76位。ノンプロとしては堂々の31位
ローラン・ジャラベールが初出場して話題になったアイアンマン・ハワイが現地時間13日に行われ、日本時間の午前中には結果が出揃った。上位成績をチェックしていたら、23位に入ったある選手の名前に目が止まった。96年〜2003年テレコムに在籍し、03年末に引退した元ロード選手の名前。

自転車オタク的には見逃せない。彼の名は、カイ・フンデルトマルク(写真は2000年テレコムチームのカタログから)。いかにもタフガイっぽい選手だった。我が家のトイレには2000年のテレコムのポスターが貼ってあるので毎日彼の顔を見ている。

職業を見たら、プロのトライアスリートになっていたので、引退後、転向したようだ。38歳23位と大健闘。テレコムは、過去ウド・ベルツもアイアンマンに挑戦している。

優勝者マコーマック、フンデルトマルク、ジャジャ、白戸太朗さんの結果は以下の通り。

氏名 順位 スイム -- 3.8km バイク -- 180km マラソン -- 42.195km 総合タイム
クリス・マコーマック(34歳プロ ・ 優勝) 16/4/1 0:51:48 4:37:31 2:42:02 8:15:34
カイ・フンデルトマルク (38歳プロ ・ 23位) 417/20/23 1:03:09 4:32:41 3:11:23 8:53:03
ローラン・ジャラベール(38歳 ・ 76位) 1145/105/76 1:15:40 4:45:49 3:10:08 9:19:58
白戸太朗(40歳 ・ 295位) 135/313/295 0:58:03 5:22:34 3:30:26 9:57:31

ジャジャ、結果は約1800人中76位。プロを除くと堂々の31位だ。高い身体能力。だてにUCIランキング1位に居続けたわけじゃない。

スイムではタイムは奮わなかったものの、昨日メールをくれた人が言っていたとおりバイクでかなり挽回した。さらにマラソンでも順位を上げている。NYシティマラソンなどにせっせと出ていたのは、この準備だったのか。

トランジションタイムを見ると、スイム=>バイク、バイク=>ランが、ジャジャの場合4分36、3分45で、フンデルトマルクの2分48、3分02に比べて2分以上ロスしている。今後まだタイムが伸びる"のりしろ"がある。

ちなみにKawahara選手が日本人としては最高位の28位に入っている。ここ

アイアンマンの公式サイトの中には、このほかリクイガスに関する記述が突如登場し(ここ)目を引いた。内容は:

「ドイツで初めて(トライアスリート05ワールドチャンプの)ファリス・アル・スルタンのバイクを見たのだが、このときこのバイクは地球上にはまだ6台しか存在していなかった。4台がプロサイクリングチームのリクイガスによって使用され、1台はアル・スルタンの家にあり、残りのもう一台はキャノンデールのビル・キースが乗っ取っていた・・・」

それから今やエネルギーチャージの必携アイテムであるパワーバーは、カナダのマラソンランナーブライアン・マックスウェルBrian Maxwellという人が25年前に自分の台所で生み出した、といった記事も出ていた。

(Ref.今朝の小ネタ:ジャジャは順位をあげて76位でフィニッシュ、白戸太朗さんは295位でフィニッシュ / 10/12付け小ネタ「ジャジャ・・アイアンマン」)

■ 2007.10.15 (Mon)  オスカル・ペレイロ にマイヨジョーヌ授与
授与式終わってペレイロ談話(Marca):「ことの始まりや経緯を考えると、とても満足できる、というものではないが、それでもこの競技にも規則があるということだ」
授与されたペレイロ・Elmundoの写真

■ オスカル・ペレイロ マイヨジョーヌ授与式は本日

ツールのロンドンプロローグでサウニエルとエウスカルテルのスタッフから話を聞いていたら、暫くしてスペイン人の2人組が話しかけてきた。

写真左のミゲル・マルティネスは、オスカル・ペレイロのHPの管理人だという。ロンドンステージだけ見物に来たそうだ。右はミゲルの友人。

もちろん、ミゲルはペレイロと同じくガリシア地方在住でペレイロの大ファン。同郷のよしみでサイトをせっせと運営している。
昨年以来ペレイロ人気は急上昇で、スペインではヒーロー的地位を確立しつつあるという。

日本人がスペインチームに関心があるというのは驚きだ、というので、日本でもスペイン選手のことはよく知られている、と言うと、「じゃあ、ペレイロのHPもよろしく」とのことだった。

ペレイロのサイトはこちら: http://www.oscarpereiro.com/esp/inicio.php

なかなか生真面目に運営している感じ。

ここのサイトの最新Newsページには、こう書かれている。10月15日18時からマドリッドでペレイロにイエロージャージが授与されると。

ランディスのツール06タイトル剥奪が確定し、晴れてペレイロがツール優勝者として認定される。ただし、ランディスはTAS国際スポーツ調停裁判所に訴えを起こしているので、そちらのほうはまだ帰結していないのだが、それを待たずに今回の授与式となった。

ペレイロ本人のみならず、チーム、スポンサーもこれでほっとしているそうだ。
これでペレイロは、バハモンテス、オカーニャ、デルガド、インドゥライン、コンタドールとともに、スペインのツール優勝者の一員となる。

同席するのはリサベツスキースポーツ大臣とASOのパトリス・クラーク会長とディレクターのクリスティアン・プリュドム氏など。

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2枚目の写真はクラーク会長(左)、中央がロンドン市長のケン・リヴィングストン氏、右がプリュドム。

(Ref.10/10小ネタ「オスカル・ペレイロがイエロージャージを手にする日」

■ 2007.10.16 (Tue)  白血病を克服し、2年のときを隔て 再びもうひとつのツール・ド・フランス
大病を経験したり、克服した選手のことが妙に気になるというのは、まあ、なんだかんだで、自分自身に重ね合わせたりしている部分もあるのかもしれない。

で、今日は最近気になった2人の話なぞ。2人とも白血病を克服して頑張っていて、うちひとりは今年ツールの全行程を走破するという大技をやってのけた。

彼は元サッカー選手。イングランドのクリスタルパレスFCでMFとしてプレーしていたジェフ・トーマスという人。トーマスのプロファイルへ

02年で引退したが、03年に慢性骨髄性白血病と告げられた。治療は成功し、ジェフ・トーマス基金を設立。この病気を制圧するには、研究調査のスピードアップが欠かせない、として、基金を通じて白血病の研究費用を寄付している。

実は、すでに05年にツールの全行程走破にチャレンジをして見事成功しており、今回の挑戦は2度目だった。サッカー選手がなぜ自転車?とも思えるが、インスピレーションを与えてくれたのはもちろんランス・アームストロング。

05年は11のフラットステージ、6つの山岳ステージ、1つの中程度山岳ステージ、2つのTT、全3550km。トーマス@シャンゼリゼ

この活動を通じ彼は£150,000 を集め、 05年BBC スポーツパーソナリティオブザイヤー ヘレン・ロラソン賞を受賞している。

トーマスは、2005年のツールの様子を「RIDING THROUGH THE STORM」 として一冊の本にまとめている。

05ツールのときのトーマスらの様子はここ。

そして彼は今年もまた、ツールに挑戦した。本当はもう二度とやりたくないと思ったそうだが、今年は故郷イギリスがスタートの舞台となる記念すべき大会だ。

イギリス人の彼としては、この機会を見過ごすわけにはいかなかった。ガンから生還した元患者らとともに、ツールの全行程をプロトンより2日遅れに出発して、そして再び完走した。

基金のための資金集めとして自転車ウエアも売っている。ツールで見かける太陽みたいなあのトレードマークを使っている。ツールを連想させるのが狙いだろう。
自転車ウエア販売ページ

(==>くまたろうさんの7/20のエントリーには今年のツールのプレゼンに登場したトーマスの写真が。自分は市内パレードのほうに廻っていたので、壇上のプレゼンに彼が出ていたことは知らなかった。)


それからもうひとり、白血病と闘っていた選手は、スイス人で、05−07年U-23シクロクロススイスチャンピオンのイヴ・コーミンブフ。今年の2月に病気が判明し、療養していた。5月には復活をめざしてバイクに乗り始めたという。

彼もまた、闘病中にこの病気の実態を知り、YVESCORMINBOEUF.CHブレスレットを販売し、貢献しようとしている。彼に影響を与えたものは、やはりランス・アームストロングだ。

ツール・ド・フランスというビッグレースのみに専念したランスに対しては、賛否両論の声があるのは事実。でも、病気になった多くの人たちに彼が勇気を与えているという点もまた、動かしようもない事実だろう。

Photos : 04-05のランス・アームストロング@ツール

■ 2007.10.17 (Wed)  プロツール総合優勝者の行方やいかに?
プロツール総合優勝者の行方が混沌としてきた。一番ストレートなケースは、エヴァンスが6位より上にいって文句なしにディルーカを逆転すること。でもそうでなくて、なまじ7位あたりになると話がかなりややこしくなる。というか今年度中に決着がつかない可能性も?

UCIポイント集計で、現在ディルーカは242ポイント、エヴァンスは15ポイント低い227ポイント。

獲得ポイント一覧表を見ると、ロンバルディアで6位に入れば20ポイントつくので、エヴァンスの逆転優勝が決定。もし7位だと15ポイントになってディルーカとエヴァンスはタイ。タイの場合の規則は、優勝数の多いほう。となるとディルーカ。LBL優勝、ジロ区間2勝+総合優勝している。

ところが実際はそう簡単にいかなくなる。今年のツール、ヴィノクロフのアルビTTの優勝が剥奪になる可能性が今のところゼロではない。となるとあの日2位だったエヴァンスが区間優勝となり、2位の5ポイントではなく、10ポイントを入手する。

ディルーカは3ヶ月の出場停止が決まったため、週末のロンバルディアには出られない。つまりエヴァンスの走り次第なのだが、例えば10位以内に入れなかったらディルーカのプロツール総合優勝が決まるかというと、またそうともいえなさそう。CONIの決定について、UCIはバックグラウンドを調査すると言っているので、すぐに優勝認定とはならない可能性がある。

混沌としているプロツール総合優勝。エヴァンスが上位6位以内でばちっと決めてくれれば話は単純なのだが。
そんなこんなで、プロツールの総合優勝ジャージへの人々の興味が薄らぎ、ジャージも色あせて見える今日この頃。

写真は世界選にディルーカが出場できなくなったというアナウンスがあった日。「出場するよ」と言いつつも、一度たりとも表情を緩めることはなかったディルーカ。

■ 2007.10.18 (Thu)  U-23でイヤホーン禁止の動き
来年から、U-23のナショナルカップシリーズ(パリ〜ルーベ、LBLなどのエスポワール版)でイヤホーン使用が禁止となる。理由は「他の指示に依存するようになってしまうため」Source CM

以前ケスデパーニュの広報も同じことを以前述べていた。マノロ・サイス(当時リバティ)みたいにイヤホーンでしょっちゅう指示するのは選手の思考をブロックしてよくない、ウンスエ監督(ケスデパ監督)みたいに自主性に任せるべきだ。もっとも元オンセ派閥vs元バネスト派閥の抗争の延長線上でのコメントだったけれど。

現在VC Roubaixチーム(写真)の名匠シリル・ギマールは、かつてこのように述べていた:

「(03年パリ〜ニースの落車で亡くなった)キヴィレフがイヤホーンをしていなかったら、あの惨事は免れたかもしれない。あのとき彼のイヤホーンは作動しておらず、あれこれいじっている中で起こった。あれがなければ大怪我は回避できたのではないか、と後悔している。

確かにイヤホーンには功罪がある。ボクの持論としては、選手をロボット化する」

ギマールは03年当時、キヴィレフが所属するコフィディスの監督をしていた。

■ 2007.10.19 (Fri)  ダニーロ・ディルーカ、プロツールランキングからはずされる
トクダネ17日のエントリーで書いた一件に決着がついた。
先にCONI(イタリアオリンピック委員会)はアンチドーピング規定違反を理由にリクイガスのダニーロ・ディルーカに3ヶ月の出場停止処分を下していたが、このほど彼はUCIのプロツールランキングからもはずされることになった。

ディルーカはランキング首位だったため、これで2位のカデル・エヴァンス(オーストラリア / ロット・プレディクトール /)が首位に繰り上がった。

UCIが公表した内容は以下:

「ダニロ・ディルーカを10月16日から3ヶ月レース出場停止処分としたCONIの決定を受け、UCIはその規定条項1.2.133.1に基づきディルーカをUCIプロツールランキングから除外することを公表する」

条文1.2.133.1によると、UCIランキングポイントが累計されるイベントの最終レース時点でレース出場停止処分中となっている選手はUCIランキングから除外される、というもの。

ディルーカが3ヶ月の停止処分となったのは、いわゆる2004年の「オイル・フォー・ドラッグスOil for Drugs」と呼ばれる問題の調査が発端となっている。

調査の中で、アスリートに増強剤を提供していた疑いがもたれているカルロ・サントゥッチョーネ医師とディルーカの接点が浮上したとしてディルーカは先に世界選出場を阻止され、その後CONIが10/16から3ヶ月間のレース出場停止を言い渡されていた。

世界選の時点ではまだCONIの調査は続行中で出場停止処分は下されていなかったが、シュトゥットガルトの世界選主催者からのプレッシャーで、出場を取り消さざるを得なくなった。

UCIプロツールは1レースを残すのみ。20日土曜日のジロディロンバルディーアが最終戦となり、プロツールランキングが決定する。

目下のランキングは下記のとおり:
1. カデル・エヴァンス(AUS/PRL) 227 pts、2. アルベルト・コンタドール(ESP/DSC) 191 、3. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/CEP) 190 、4. オスカル・フレイレ (ESP/RAB) 182 、5. ダヴィデ・レベッリン(ITA/GST) 172

UCIのアナウンス

■ 2007.10.20 (Sat)  改正案は資格停止処分は2年から4年に引き上げ。ただし酌量規定も追加
世界反ドーピング機関(WADA)はもともとフェスティナ事件を受けて設立されたという背景もあり、会長のディック・パウンドは自転車競技を目の敵にしていた。そんな彼は五輪出場を果たしている元水泳選手。

このほど彼の後任人事の動きがあり、これで自転車界も少しはスケープゴート状態から脱出できるかといったところ。ただし後任人事、なかなか揉めているらしく。

副会長で後任の有力候補と目されていたジャン・フランソワ・ラムール氏が、突如辞任を表明。WADAは機能していないとして、欧州反ドーピング機関の設立すら視野に入れている。

ちなみにラムール氏は元フランス青少年・スポーツ大臣としてなじみ深いが、もともとフェンシングのチャンピオンで、84年ロス五輪、88年ソウル五輪金メダリスト。

新しく立候補しているジョン・フェイヒーは根っから政治畑の人で、元オーストラリア財務大臣。01年に健康上の理由で政界を引退していた。でもさっそく汚職の臭いがしているというから驚き。

From yesterday's email:
明日のロンバルディアで、色々有り過ぎた2007年シーズンも終了ですね。プロツアーランキングも、訳のわからん状態になっとりますな。(^_^.)
で、もっとわからんようになってるのがWADA。
AFPの記事CNのニュース

権力闘争?路線の違い?
政治がスポーツに介入するのは今に始まったことではないですけど。
昨今のWADAは、本来の責務から外れたアラ探しやパワーゲームが目立つような気がするんですけどねぇ。

まぁ、アメとムチを使っても「世にドーピングの種は尽きまじ」なんですけど。(-_-;)
デイリースポーツの記事

デイリースポーツによると、ドーピング違反規定の改正案はざっとこんな感じ:

● ドーピング違反の場合、現在の資格停止期間2年を悪質な場合は4年にする
● ただし判定確定前に認めた場合は処分期間は最大50%短縮
● 18カ月の間にドーピング検査を3度拒むと違反と見なす

上記はUCIの規定変更ではなく、あくまでもWADAの規定改正案。これを受けてUCIも内部規定をいずれ改正するのだろう。

Photo: 98年ブエルタ観戦のときのもの。フェスティナ事件でツールを追放となった2ヵ月後、ブエルタに出場したヴィランク。彼とエルベは最後まで否認したため裁判となり、法廷で初めて摂取を認めて処分が下った。

■ 2007.10.21 (Sun)  ゲロルシュタイナーの大判バスタオル
ジャパンカップを前に、別にタイミングを合わせたわけではなかろうがゲロルシュタイナーのTV CMが放映されていて、先日来何度か見ているのに、毎回ロゴが大写しになる最後の1コマしか見られない。その前のシーンが一体どうなっているのやらさっぱりわからない。人間が登場するのかどうかも。

CM最後に突如「ゲロルシュタイナー」という女の人の声があって、慌ててTV画面を見る始末。TV、つけっぱなしで全然見ていないことが自分でもよーくわかった。

ところで、「サッポロ飲料のゲロルシュタイナーのキャンペーンで、ロゴ入りの特大のバスタオルをゲットしました」というラッキーな人(バーニーさん)がいた。

「大きさは、天地2m、幅1mといった処でしょうか?ロゴは、機械縫いで、2×3cm/一文字程度です」ということでかなり大きい。

そういえば、出張でドイツに行ったら、先方企業(危険物搬送会社)がギブアウェーにベネトンのバスタオルをくれた。それも2mぐらいでめちゃくちゃ大きくて、むろん小さいキャリアバッグには入らず。途中でよっぽど捨ててこようかと思った。

なんとか手に抱えてチェックインしたけど、そういえばどこにしまったっけ?また暮れの大掃除のときに出てくるかな。

ということで個人的にドイツのバスタオルはでかい、というイメージがある。

■ 2007.10.22 (Mon)  ジョージ・ヒンカピー: アパレル会社設立の次は、広大なトレーニングヴィレッジ建設
● 「スリップストリームにジャージを提供しているのはヒンカピー・スポーツウェア。でも本人はTモバイルと契約したっていうのが面白いですね」

● 実業家ヒンカピー、次のプロジェクトは広大な300エーカーの敷地に建設する巨大トレーニング施設


コロンビア人のジョージ・ヒンカピーは、以前USP時代にコロンビアからコーヒーを輸入して自分のサイトで販売していた。現役選手として走りながらも、ビジネスを立ち上げようとする意欲がかねがね感じられた。

その後彼は兄のリッチとともにジョージ・ヒンカピー ウエアというサイクルウエアを中心としたアパレル会社を設立。この会社はイタリア人デザイナー ディジョヴィーネ氏とのコラボをしているという本格派。http://www.hincapiesports.com

この会社、すでに自転車チーム、クラブにウエアを支給しているが、その中にはスリップストリームも含まれるという。「スリップストリームにジャージを提供しているのに、ヒンカピー本人はTモバイルと契約したっていうのが面白いですね」、というのはある人から聞いた話。

もっとも彼はスリップストリームとも契約交渉をしたらしい。最終的に選んだのはTモバイルだったけれど。

そしてこのほど、彼はまた新しいプロジェクトを立ち上げた。それもかなりスケールの大きいもの。自転車及びマルチスポーツ用のトレーニング用の広大なトレーニング施設。その名もプラダデ。彼がツールで優勝したプラダデのステージにちなんで命名された。

北米での自転車熱の高まりに注目し、そのほかのスポーツもあわせて集中的にトレーニングできる場所を提供しようというもの。

場所は北米サウスカロライナ。ヒンカピーの地元グリーンヴィルの近く。地元共同体とジョージ、兄のリッチ、不動産会社、投資会社のタイアップで今回のプロジェクトにこぎつけた。

規模は300エーカー。ホテル、会議場、レストラン、メディアセンターなどのほかに、25mプールやエアロビックスタジオもあるヒンカピートレーニングヴィレッジと呼ばれるフィットネス・トレーニングセンターも。

屋外のトラックは4つ。ロード用、MTB用、ランニング用に分かれている。完成は2008年春の予定。

サイトは下記。開くといきなりジョージの声が出るので注意。敷地は300エーカー、場所はサウスキャロライナ、気候はマイルドで・・・などと施設について彼自ら説明している。
施設のスケッチもある。
http://www.pladadet.com/
Photos: Dauphine06 & Tour06

■ 2007.10.23 (Tue)  天からの恵み: デイヴィッド・ミラーありがとう!??
世界選男子RRの日、スタート・ゴール地点から3kmほどにある上り地点で観戦していたが、そろそろゴールに向かって帰ろうと沿道を歩き出した。気づいたら朝から何も食べていなくておなかはペコペコ。

スタート・ゴール地点のプレスセンターに戻れば食べ物がある、そこまでの我慢、と思いつつも空腹感で足も重く。沿道にはむろん出店もなく。まいったなー、と思いつつも、プロトンがきたのでカメラを構える。←こんな感じで写真を撮っていた。

と、そこへ足元でピシャ!!というすごい音がはじけた。な、なんだ?と思って下を見たら、なんと食料が!!ラスト2周をきったので、不要なエネルギーバーを捨てていったキトクな選手がいたらしい。

周囲に観客もいなかったので、これは私のものだ!?
それにしても、空腹感を抱え 「おなか空いたナー」とブツブツ言っていたときに、天からの恵み。一体だれがくれたんだろう?と思うものの、むろん誰だかわからない。

製品にはMade in Englandとなっていたので、勝手にイギリスチームの選手の誰か、と決め付ける。すでにラスト2周を切り、リタイア選手が続々出ていた。目の前ではハモンドがバイクを降りていた。

カヴェンディッシュもリタイア済み・・・・ということで、一方的にこれはミラーがくれたんだと思うことにした。
むろん、すぐに開封してありついた。柑橘系の味で、こっていりしていて胃にたまるのがうれしい。Hunger is the best source.とはよく言ったものだ。

ということで、ミラー!ありがとう??

■ 2007.10.24 (Wed)  ‘08ヴァレーゼの世界選手権も一筋縄ではいかないようで
今年のシュトゥットガルトの世界選は地元の政治家の横槍が続き、水を差された。興ざめ気味のドイツファンも多かったようで、ベスト観戦スポットにはベルギーファンだのイタリアファンだのばかり。

観戦にきた地元在住の人をして、「なんでここまでドイツ人が沿道にいないんだろう。サイクラシックスのほうがよっぽど盛り上がってた」と言わしめた。

でも、さあいよいよ、来年は自転車に熱いイタリア ヴァレーゼの開催!あのもやもやを吹っ飛ばせ!
・・・と思っていたら、おいおいヴァレーゼの世界選もケチがついている。

ヴァレーゼがもともと世界選のスポットを獲得したのは、'le Bettole'という馬術演技場馬術演技場 を改装してレース用に使用すると公言したのが大きな要因だったらしいのだが、この工事が現在ストップになっているという。

ここまでならまあイタリアのことなのでよくありがち、と思うのだが、ダメ押しのように、担当者は、施設は来年8月11−10月15日までは使用不可、といっているそうだ。世界選が開催されるのは9月末。

UCIはヴァレーゼ世界選主催者に対し、あと2週間以内に施設の使用の可否に関して回答するように求めている。

もっとも来年の世界選の件では、なんとなく変だなーと思っていた。普通世界選のときには翌年の世界選プレゼンがある。イタリアチームのプレゼンは豪華で、市内中心部の文化施設ホールを使用してフルコースが振舞われた。ここまではよかった。


こんなにプレゼンが豪華だったのに、来年の世界選の案内冊子がないのだ。去年ザルブツルクで配布されたシュトゥットガルト世界選の案内資料は、分厚い冊子ですべての情報を網羅し尽した完璧な最終版だった。

ところがヴァレーゼの案内はぺらっとしたパンフが1つ。翌日になってカラーコピーのビラができていたけど、文字が摩滅してコースプロファイルの地名も読めない。それもA4の2枚だけ。ちゃんとした資料はついに出てこなかった。

というわけで、細部があやふやのままだったと十分推測される。イタリア人にしては、普通のペースなんだろうけどね。
左の写真一番上は、今後の世界選資料。それぞれ左から2008年 ヴァレーゼ、イタリア(A4コピー2枚とフォルダーのみ)、2009年メンドリージオ、スイス、2010年 メルボルン、オーストラリアの資料。2010年のオーストラリアの世界選のほうがCDロム付きでしっかりしていた!

写真中央はRRの朝に郊外電車で出会った親子。イタリア人だったので、「Perベッティーニ?」と話しかけてみた。(この一言で、ベッティーニの応援のためにイタリアからきたの?という意味・・・・のつもり。)行間を読んでくれた!2人は、そうそう、と頷いていた。

ヴァレーゼからきたそうだ。来年はヴァレーゼで会おうね!などと盛り上がる。

下の写真もヴァレーゼからきたご一行様。虹色のTシャツにはVarese2008という文字が。

■ 2007.10.25 (Thu)  エロイカのおじさん目撃情報 x2
以前紹介した世界選に来ていたレトロおぢさんは、その後エロイカのアマチュアレース(10月上旬開催され、レトロなバイク+ウエアで走るイベント)の常連だということが判明したが、ほかにもあちこちで目撃されていた。引退する選手の人面Tシャツの図柄にもなり、さらにツールにも出現!

目撃情報その1
先日のロンバルディアでシーズンが終了したわけですが。例のゴーグル姿のアッジャーノが、11年間の選手生活に別れを告げたレースでもありました。
チームのみんなからも祝福されて嬉しそう。
アッジャーノTシャツをきてチームメイトが勢ぞろい@ロンバルディアの写真

・・・ん?そのTシャツの写真、なんか見覚えがあるぞ?
写真その2:なんと引退Tシャツには・・・

おお、エロイカでの例のレトロおぢさんとの2ショットぢゃあないですか!

写真その3:人面Tシャツはアッジャーノ+レトロおぢさんのツーショット!

引退後は地元のアマテュアチームの指導をするそうですが、ティンコフからもオファーがあるとか。
選手生活は終わっても自転車との縁は続きそうで、何かと世知辛い昨今そうある話ではなく、幸せな人だなと感じました。

目撃情報 その2
この髭のおじさんを2年前のツールの最中に目撃したという情報を教えてもらった。場所はガビリエ峠だったそうだ。
やんやの喝采をを受けていたとか。

ドイツが悪魔おじさんなら、対抗馬はイタリアはレトロおじさん?

p.s. 昨日の砂田さん講演会の話では、アッジャーノは走りでは目立たなかったけど、ゴーグルをつけたりして、たいそう目立ちたがりのキャラだったそうです。

■ 2007.10.25 (Thu)  ツールドフランス ルート発表
初日はTTでなく通常の平坦ステージなので、ロビー・マキュウェンのイエロージャージに期待かな?

今年のツールの1つの特色としてあげられること、それは、あるひとつの都市がグランデパールを招致したのではなくブルターニュ”地方”が招致した。そのため、できるだけ短期間で多くブルターニュの都市を廻る必要があって、そのせいで初日TTはなく、通常のロングコースとなり、のっけから転戦が開始となっている。

来年のツール、最初のブルターニュステージだけは発表になっていたが、全体像は本日パリでアナウンスがあった。以下概要:

TTが短い
プロローグがない関係で早めの第4ステージにTTが登場。しかし29kmと短い。次は第20ステージの53km。総TTステージ数は2。総距離は82km。

TTTは今年もなし
スリップストリームのヴォータース監督が希望していたTTTは今年もなかった。

第95回ツール・ド・フランス概要:
日程: 7月5日土曜〜7月27日 日曜
全21ステージ 約3500km
内訳は
平坦ステージx10
山岳ステージx5
起伏のあるステージ x4
TT x2
====
山頂ゴール x4
休息日 x2
TT計82km
超・1&2級山岳 合計19箇所
* ハビエル・オチョアが大事故に遭遇する前に優勝したあのオタカムの山頂ゴールが戻ってくる。17.3kmにわたり平均6.8%。標高1635m。第10ステージは注目のステージとなること間違いなし。

====
ツール初登場都市(スタートorゴール):Auray, Aigurande, Brioude, Prato Nevoso (イタリア), Cuneo (イタリア), Jausiers, Embrun, Roanne, Cérilly, Étampes

CNのツール08ページ

■ 2007.10.26 (Fri)  橋川選手からジャパンカップ応援の際のマナーについて

ジャパンカップがもう間もなくとなりました。
一度も観戦したことがなく、今年も行けないのですが、橋川健さんがファンのマナーについてブログに書かれていました。

これを読むまで、「国内で最も盛り上がり、素晴らしいファンに囲まれたロードレース」と思っていました。
観戦されるファンの皆さんが、橋川さんのお考えを知ることができるよう、紹介いただけないでしょうか。


ということで、橋川選手のBLOGを読むと、接触する場面、しそうになる場面が過去にあったようです。私も以前ツールで選手が近くて焦ったというか、怖いなーと思ったことがあります。これでぶつかったら相当やばいですよね。というわけで、以来ツールでも、山頂ゴールでは醍醐味は少ないんですが、2kmぐらい下って柵のある場所をわざわざ選んだりしてます。まあそのほうが写真が撮りやすいわけで。

■ 2007.10.26 (Fri)  ジャパンカップ ロストバゲージ
● ランプレのフォルナチャーリ、マッシミリアーノ・モーリはピサ、ミラノ、日本の乗り継ぎをして来日したのだけれど、2人の荷物が行方不明になり到着せず。追って届くとは思われるものの。
その話を教えてくれた弟のマヌエーレ・モーリは、楽しそうに笑いながら「なにせあのアリタリアだからねぇ、がっはっは」

● サウニエルのルーベンス・ベルトリアーティはツールで以前2日間イエロージャージを守ったが、2枚のうち1枚は一番目立つリビングに、もう一枚は両親にあげたそうだ。

● ランプレのスタジエールのバイクは今年もメルクスだった。

● ヨドバシカメラで選手たちが盛り上がる中、サウニエルのデルネロだけは電化製品に余り興味なし。唯一購入したのは数百円の海外旅行用変換プラグ。PCに使うのではなく、携帯の充電で使うそうだ。

● 右はマッシミリアーノ・モーリ(ランプレ)の靴の中、なぜか「侍」

■ 2007.10.27 (Sat)  ジャパンカップ Part2 うなじから白い湯気を立てながらローラー台を必死に漕ぐリッコの様子
今日は大雨の中フリーラン。その後のオープン男子、女子の試合と雨が降り続き、濡れて寒かったと思います。お疲れ様でした。

PCが一時的に立ち直ったので、ここで本日の画像を1枚。今日は日中リッコがローラー台で必死に漕いでいた姿が印象的でした。寒い中かいた汗が蒸気となって、首筋から背中にかけてふわりふわりと白い湯気のように立ち込めているのを暫く飽きもせずに眺めていたのでした。写真ではちょっと見にくいけれど。
 
さて、下記は本日届いたジャパンカップ関連のEmailを2通:

橋川さんの意見、まったく同感です。
もうひとつ付け加えるなら、コーナーのイン側は空けておきましょう、という事です。
ご存知の通り、選手は最短距離を走るために、登り坂でもコーナーはインぎりぎりを突いてきます。
クルマのレースと同じです。
が、そのイン側に結構沢山観客がいます。自転車も停めてあります。
また、選手が迫っているのに、のんびりとイン側を歩いている人もいます。
そんなとき僕は「あぶないですよー」と声をかけているのですが、毎年ヒヤヒヤものです。

とはいっても、警告しすぎて観客を萎縮させてしまうのも考えもので、なかなか難しいところですね。(Sさんより)

ジャパンカップでシリアスな観客との接触事故がおきたという話は聞いていませんが、でも選手たちのほうでヒヤリとする場面は人知れずたくさんあったのですね。プロ選手だから避けるのが上手、とかいう風に安心してしまうような”油断”が観客サイドにもあるのかもしれません。

応援はのびのび楽しくやりたいと思うけれども、一方でヒュースホーウトが観客の緑の手で腕を切って血を流して倒れているのを目の当たりにしている私としては、こういうのは二度と見たくない、そう思います。

(宇都宮駅周辺の)ららスクエアのB1 のスーパーは自前で輸入をしていて、ワインやパスタ、オリーブオイルなどタイミングが合えば安く買えます。スペインワインが500円以下だったり。
気の利いた食材なら、駅ビルの1Fに成城石井が入っています。(マーボーさんより)

。。。。 だそうです。みなさんよろしければジャパンカップの帰りがけにいかがでしょう?

■ 2007.10.28 (Sun)  サイクルロードレース ジャパンカップレポート


● マヌエーレ・モーリがプロ入り後初勝利を日本であげる!

● 最終周回でリッコにアクシデント

● ありがとうMiyata特集!


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■ 2007.10.29 (Mon)  スキルシマノ 野寺秀徳選手 : 私のヌテッラ物語
ジャパンカップ当日、古賀志林道めざして歩いていたら、「野寺秀徳」というのぼりを持ったファミリーに遭遇した。人懐っこそうな女性は、野寺選手のお母さんに違いない。

さらに右側にいた男性も、さほど似ているわけじゃないけど、思わず話しかけたくなるような温和な感じで、これはもう野寺ファミリーと決め付ける。(下2枚の写真は差し支えあるといけないので、ミニサイズONLY)

「もしかして野寺さんの弟さんですか?」
男性:「いいえ・・・・兄です」
しまった。とても若い感じだったので、別に野寺選手のほうが上に見えるとかそういうことじゃ全然なくて(汗)。とにかくお兄さん、好青年。

で、傍らにいた女性はやっぱり野寺さんのお母さんだと判明し、ご挨拶。といっても別に共通の友人がいるわけじゃなし。苦し紛れにこう言った。

「昨夜ホテルで同じフロアに泊まっていた者で、いろいろ野寺さんにお話を聞かせていただいた者なんです」とかなんとか。そして、「それにしても野寺選手、なんとも人懐こい感じの方ですよねぇ」と言ったらお母さん、

そうなんですよ。うちの息子はそれだけがとりえなんですよ〜」といってわっはっはと笑っておられました。

実際前夜、エレベーター前で野寺さんに遭遇し、質問があったのでいくつか教えてもらった。で、その後で、「お礼にサイトに野寺さんネタを入れさせてください。なんかネタあります?」と聞いてみる。

野寺さん:「え〜、ネタねえ。じゃあチームメートのネタでもいいの?」
一瞬「いいです」と言いかけて、よーく考えた。これが元で、イニシャル○内さんらが登場して どっかのBLOGのコメント欄でウロ寺チョロ徳さんと場外バトルに発展する危険性がある。それはヤバい。

なのでこう言った。「ミヤタの山下選手はイラン発ヌテッラなるレアネタくれました!」

すると「あ、ヌテッラならうちにもあります」と野寺選手。エレベーターホールを通りかかった廣瀬選手も、「あ、うちにもある」

かくして野寺選手のヌテッラ物語が始まった。

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かつてイタリアのコルパック・アストロで走っていた野寺さんは、当時ヌテッラに対して偏見を持っていた。ヌテッラは「毒」だと。

彼のチームは反ヌテッラ主義を貫いていて、朝のテーブルにヌテッラが出ることはなかった。他チームのテーブルに置かれたヌテッラを見るたびに、あんなカロリーの高い毒をよくもまあ、、、と呆れていた。

イタリアのバールには、パンにヌテッラがすでに塗ってあるヌテッラパンなるものがあり、その厚さたるやパンと同じぐらい。そこまでいくと、もはや人間の食べ物とは思えなかった。

けれども最近近所の店でヌテッラを売るようになり、それをこともあろうか買ってしまった。そしてかつてあれほど敵視していたヌテッラをむしゃむしゃ食べる自分を発見した。

しかも極端なことに、一番からだに悪そうな就寝前にビスケットに塗って食べたりしている。野寺さんは自己分析する。どうやら、かつて自制していた反動がこんなところで爆発しているらしい・・・

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以上が野寺さんのヌテッラ物語でした。ちゃんちゃん。

ところで、野寺さんのお母さんから別れ際、「お名前は?」と聞かれた。いやあ、名乗るほどの者じゃないんですが、、と思いつつ名乗った。

あとでよく考えたんだけど、「昨夜ホテルで同じフロアに泊まっていた者で、、、」と自己紹介したつもりが、もしかして、「昨夜ホテルで同じ部屋に泊まっていた者で、、、」なんて いい間違えてしまって、それで名前を聞かれたわけじゃ?と一瞬焦った。

いやでもそんなワケはない。そんな滅相もないいい間違いはしていない・・・ハズ。

■ 2007.10.30 (Tue)  ジャパンカップ バックステージ : リッコ物語 その1 折れたフォーク
以前CNに リッコは挑発的なタトゥーをしている、と書かれていた。ひとつは自分のあだなである「コブラ」のタトゥー、もうひとつはマンガのキャラクター。

果たしてそのコブラは足首のところにいた。そしてマンガのキャラはわき腹のところに。このイラスト、一見かわいらしいたわいもないもの。どこが挑発的なのか?と思ってよく見ると、本当だ。中指を立てて、'f… y..'といったヤバ系の仕草だった。(CN)

ティレーノ〜アドリアティコで2勝したときには、「多くの選手は野菜みたいだ。ただ集団の中で受身になっているだけ」と発言。ベッティーニを怒らせたという武勇伝もある。でも実際に見る彼は、比較的おとなしい感じ。

ジュニア時代シクロクロスでも19勝をあげ、それが縁で今のフィアンセのヴァーニャさんと知り合った。彼女はシクロクロスのチャンピオンだが、彼女が自転車選手である点にはなぜか不満だそうだ。

子供は3人欲しい、第一子は2年以内にほしいと言っている。


左の写真はレポートに入れた写真の部分拡大。リッコの足の怪我の様子。ほか2枚はGさんより差し入れ。折れたフォークの写真。

リッコのバイク、レース後に確認していますが、左フォークが上3分の1辺りでポッキリ折れていました。

ワゴン車への立てかけ方がぞんざいな気がするのはフォークが折れてるせいかと思いましたが、若者バイクも同様でした。こういうものらしい……。

それから月曜日に再び森林公園に練習に行ったら福島コージさんに会いました。挨拶したら「撮影の仕事があったんですよ〜」とのこと。
リッコの折れたフォークはさすがに落ちてませんでした。

落車の原因はスピード出し過ぎの自爆らしいですね。大きなケガがなくてよかったです。

リッコ本人には右ヒザに小さな出血が見られました。

■ 2007.10.31 (Wed)  ジャパンカップつれづれ その1 やっぱりレース当日は晴れがいい
古賀志林道のてっぺん。12:50に撮影したものなので、8周回目あたり。もれなくすぐに判別できるヴロリッヒ(1枚目左端)
最後はスタート直後の写真。

3枚目左端に写っているのはリッコ。彼に関して目撃情報:
リッコは落車して汚れていますけど、ホテル戻ってくるまでにちゃんと着替えてきているんですよね。アームウォーマーまで履いて。それでホテル帰ったら帰ったで、またいつものチームウエアに着替えるわけで。けっこう大変ですね、ジャージ汚すと。
あと、イタリア代表ジャージを隠し持っていました。ゲロルシュタイナーの水といいネタの多い若者ですね(笑)。


■ 2007.10.31 (Wed)  ジャパンカップ バックステージ : 今年 目だった選手のファンサービス@レース中

1.ゲロルの旗持参で行ったら、監督者からストラップの差し入れが!でも一方で神風じゃなくて、一番にすべきだったか・・

当日チームテントには近づけないので、頼みの綱とばかりにスペシャライズドのブースに行き、選手たちへの応援グッズを渡してくれるようにとお願いしました。

結局千社札は使われたのかどうか分かりませんでしたが、ハチマキは2位に入ったウェーグマンが表彰式でつけてくれました。ゲロルのロゴ入りなので、チームが用意したのかと思った人もいたかもしれませんが、あれは私が作ったものです(笑)。

最初作るときにガイジンに分かりやすい「一番」にしようかとも思ったのですが、左右のバランスがよくないので「神風」にしました。「一番」だったら2位の表彰台にあがるときにつけてもらえなかったかも、と、ほっとした反面、「一番」にしてたらウェーグマンが優勝したかも、と一喜一憂しているところです。

あと、レース中は娘と一緒にゲロルの巨大なフラッグを振って応援していたのですが、5周目あたりでチームカーが通り過ぎるときにネックストラップをこちらに投げてプレゼントしてくれました。次の周でもプレゼントしてくれ、合計5本ももらいました(写真のジャージは子供用のやつでコールにサインしてもらったもの)。

(ゲロルシュタイナー大好きのMさんから・ 上2枚の写真も。3枚目は当方写真。記者会見でもハチマキ姿だったファビアン)


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2.ランプレジャンパーを着ていたら、ランプレの選手がボトルを投げてくれた

レース後半は鶴CCの上りで観ようと下山して1周だけ補給地点先のダム横で観ていたんですよ。

ランプレのウインドブレーカー着ていたので、せっかくだからちゃんと選手から見えるように前閉めて観ていたのですが……。

メイン集団が来たと思ったら、ボトルが足下に勢いよく転がりこんできました。それもランプレのボトル!

よく「子ども見つけてサコッシュ投げる」とは聞きますよね?
今回、偶然にしてはあまりにも場所がドンピシャなのでたぶん狙って投げたのでしょう。ランプレの服着たファン(自分)めがけて。

メイン集団先頭にはランプレの選手が2人居たので、そのどちらかでしょう。
30メートル近く離れていて、しかも時速40キロは出てるだろうにそれで目標見つけて投げてくるって――、と感動しました。

あとで友人に話したら、ゲロルシュタイナーのシャツ着てたら、やはりそこにゲロルの選手が何か投げてくれたりしてるそうです。

改めて選手ってスゴいと感じるとともに、来年も何かジャージ着ようと思いました。ちゃんちゃん。
(Gさんより)

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3.ファンクラブの人たちにボトルを投げたモーリ

これは当方が目撃したもの。モーリファンクラブご一行様のところにいた際、モーリが挨拶代わりに丁度ボトルを投げ入れた。そのときの写真がこれ(右)。(voiturebalaiにはもっといい写真が)

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4.千社札と引き換えに?サコッシュゲット!


千社札を今年はゲロルの分だけ作っていったのですが、それが効いたのか、ショルツがサコッシュを投げてくれました。その連続写真。手前から、狙いを定めて投げているということがよくわかります。あの速度でよく見えるよな・・・。
私たちの間で「今年の来日選手の中で一番ハンサム」と評判のよかったショルツ。でも静かすぎて、いるんだかいないんだか。(Lさんより 画像も)


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