 | ファンからの注目度だけでなく、 プロトンにおけるマーク度の厳しさでは随一だったのでは?
新城幸也選手。
古賀志林道上りのカーブ地点、 次々に選手たちが、肩越しに後方の顔ぶれを確認するシーンがあった。
周囲の動きに神経を研ぎ澄ませている様子。
こんなふうに始終周囲の動きに各選手がアンテナを張り巡らせている状況。
少しでも前に出る動きを見せれば、ことごとく潰しにかかってくる。
あれでは身動きとるのは至難の業。
ジャパンカップは5人編成。
グランツールの9人やクラシックレースの8人等に比べて少ない。
チーム力を発揮しにくいだけに、マークはずしは大変だ。
9位でフィニッシュ。
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 | 西園良太選手は、ジャパンナショナルチームとして 去年もジャパンカップを走っているけれど、 不完全燃料に終わった。
何もできずに終わったと、不満そうだった。
そんなこんなの彼の言葉をスタート前 柿木孝之コーチに話したら、
「ああ、去年は未熟だったんですよ」
とあっさり。
1年間の成長ぶりを目の当たりにしたからこその発言だったか。
2度目の挑戦では、序盤で逃げに乗り、吸収されてからも フェイドアウトすることなく27位。
今年走ってみて、去年とは全然違う感想を持ったに違いない。
今頃周囲には、かなり強気な発言を連発しているのでは。
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 | 畑中勇介選手。 堂々の3位。
でも、ラストシーンは壮絶な大接戦だった。 最後の表彰台一枠を目指し、愛三の西谷泰治選手と真っ向勝負。
ゴール後、カメラマンの高木秀彰さんが息を弾ませてこっちにやってきた。
「これ見て!」と。
撮りたてほやほやの写真には、畑中vs西谷の写真。
うおー、白いラインを2人の写真が踏むシーンがばっちり。 ジャストのシャッターチャンスをものにして、誰かと喜びを分かち合いたかった模様。 それにしても、そこに写し出された差はほんの数cm??
151.3km走って数センチの差、、 それでも、天下分け目のミクロの世界。 なんとも残酷な判定。
ちなみに今回新たに髭を蓄えたカメラマンが2人いた。 高木さんと、井上六郎さん。
六郎さんの髭にはわけがあった。
仕事で手を酷使し続けたので、今回シャッターを押す手に狂いがないように 髭を剃るのを辞めたそうだ。
つまり、カミソリを使う代わりに手を休めたと。 ピアニストが食器洗いをしない(?事実未確認)のと同じように。
すごいプロ意識。
高木さんの髭は、単に「無精ひげ」の部類とお見受けしたけれど。
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 | 今月初めには、世界選出場、完走。 そして帰国後走ったジャパンカップで16位。 土井雪広選手。
本人のブログhttp://blog.yukihirodoi.jp/に 来年もスキルシマノで走ることが書かれていた。
「スキルシマノサイクリングチームでヨーロッパプロ生活7シーズン目を過ごすことになります」と。
アムステルゴールドを走る姿を見たのは07年。
また、あの名物レース司会者にいじられまくる土井ちゃんを見に行きたい。
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 | 「ツーレさんはどちらですか?」 顔見知りにすれ違うたびに聞かれた。
が、今回一度すれ違っただけで、合流しなかった。 彼は最初の数周回、ずっとスタート直後の地点の高いところにに陣取って、 なかなか降りてこなかった。
代わりに以前ツール観戦で出会った人と後半一緒に見物した。
彼はトライアスリート。アイアンマンを目指してる。
で、そんな彼は、狩野選手(今回36位)が目の前を疾走するたびに、胸がチクリと痛むという。
それはまだ今西さんが現役だった頃の話。
ジャパンカップを応援に行き、古賀志林道を必死で登るシマノの選手に、彼はありったけの声を振り絞ってゲキを飛ばした。
「今西頑張れ!」
すると、その喘いでいた選手は彼の方を見て、息もとぎれとぎれにこう言った:
「ボクは、カノウです!」
今でも彼を見ると申し訳ない気持ちになるという。 あんな、苦しい真剣勝負の場面で取り間違い事件、ごめんなさい、と。
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 | 井上和郎選手。
9周回目に入る前、前をひた走るダン・マーティンを追って 彼が先陣を切ってやってきた。
今回逃げグループが吸収されるタイミングが早かった。 さらに優勝を狙う選手が飛び出すのも早かった。
それを日本人選手中心に必死で追っていく。 前哨戦的周回がいつもより短い分、例年より早めにやってきたピリピリとしたほどよい緊張感。
こういう展開待ってました。
健闘井上選手は18位。
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 | 愛三の鈴木謙一選手26位。
去年ランカウィで健闘していた。
本人のブログを見た。 自分より年下が引退するニュースに戸惑う気持ちを綴っていた。 ただしJCの感想などは一切ない。 なんだかユニークな人物の予感。
http://www.aisanracingteam.com/kenken/
それにしても、レース会場で思うこと。 愛三のサポーター、緩く広くではなく、密に固くの結束力。
チームは、返す返すエース西谷選手が惜しかった。 やはりなかなか逃がせてもらえなかったそうだ。
が、本人は畑中さんの攻めをうまかったと讃え、前向きだった。 悔いなし、と。
http://www.aisanracingteam.com/teamblog/2010/10/2010102441513km.html
http://blue.ap.teacup.com/aisan/19.html
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 | ブリッツェンの中村誠選手。
体調万全とはいかなかったようだけれど、最後まであきらめず42位。
http://blitzen.air-nifty.com/nakamura/
ブリッツェンの選手たちは、地元の期待を背に プレッシャーもあったかもしれないけれど、 特に前日のクリテリウムは町が一つになって路上の選手らに声援を送り、大成功。
佐藤市長のジャージ姿が余りに様になっていて驚いた。 レースに賭ける意気込みを感じた次第。
クリテの最後、ブリッツェンの選手たちが感極まっている様子だったという。
ジャパンカップは、宇都宮市のバックアップあってこそ。 でも、加えて、地元にブリッツェンという存在があるからこそ、一層熱心に背を押してくれる。
本チームのレースへの貢献度を再認識した次第。
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 | スタート。 すごい人だった。 地べたに這いつくばり、人垣の後方から柵の下に片手を伸ばして撮るのが精いっぱい。
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