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マス・シクリズモ (もっとCiclismo)

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 レース情報 最新版へ


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2008年01月 02月 03月 04月 05月 06月 

● 2008.05.06 (Tue)  5月4日 トロフェデグランパー(フランス)

パリ近くの街で行われていたレースを観て来ましたが、エキップ浅田の皆、凄く頑張ってました!。特に幸也さんのアタックは凄かった!フランス選手権で、日本人の勝ちに行くアタックを観れるとは思いませんでしたし。

レース前には、崇史さんと一緒になって、日本チャンプとしてフランスチャンプに挑んで、やっつけてとお願いしてたんだけどね。逃げるボエックラーを単独で捕まえ、シャバネルを振り切って先頭を走る姿は感動的でしたよ。フライトの関係で、最後まで観れなかったのが残念でしたが、崇史さんもラスト足が攣るまで勝負に関わっていたしね。(ブルゴーニュさん)


CNのリザルト

TOJでもおのずと期待しちゃいますね。

● 2008.05.11 (Sun)  ジロデイタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
第1ステージ: 5月10日 パレルモ チームTT 23.6km : プロコンチネンタルチームがプロツールチームを押しのけTTTを制す + 苦い思いのTTTを克服したヴァンデヴェルド

先日インタビューをしたCSCの選手はジロ出場が決まっており、抱負を聞いた。「初日TTTを狙う」、と宣言していたが、そのCSCを押しのけてスリップストリームが優勝した。

先着ゴールのヴァンデヴェルドがマリアローザを着用することに。

ヴァンデヴェルドには、TTTに苦い思い出があるはずだ。USP時代、ツールのTTTでクラッシュしてエラスを引っ掛けた張本人として、ランスの心象を損ねたためか、USP在籍時代はそれを最後にツール出場は果たせなかった。今回のマリアローザは一段と嬉しかろう。

また、5,6,8位といった上位をプロコンが占め、勢いを感じる。バーロワールド、LPR、ティンコフ。優勝候補ディルーカを擁するLPR、とりあえず第一関門突破。

それにしても最近プロツールチームとプロコンの境界線が曖昧になりつつある。スリップストリームはワイルドカードでビッグレースにどしどし出ている。プロツールチームより安い保証費用でこれはおいしい。

FDJ、エウスカルテルは相変わらずTTTが苦手だ。

http://www.cyclingnews.com/road/2008//giro08/?id=results/giro081

● 2008.05.12 (Mon)  ジロデイタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
第2ステージ: 5月11日 チェファル〜アグリジェント, 207km
● リッコが有言実行の優勝


フレッシュワロンでは調子が悪そうだったリカルド・リッコ(写真)がジロに向けてしっかり調整してきた。事前のパレルモの記者会見では、「ジロでは優勝を狙う」と堂々と言ってのけたが有言実行。自信が戻った証拠だろう。

ゴール地点は1994年世界選開催の場所。リュック・ルブラン(仏)が優勝を収めたテクニカルなコース。

アルデンヌクラシックで登坂力を思う存分見せていたケスデパーニュのロドリゲスが最後の上りで優勝狙いのアタックを仕掛けるも最終局面で叩き潰され、リッコ、ディルーカ、ペッリツォッティ、レベッリンが放ったスプリントはリッコに軍配が上がった。

LBLで出会ったオランダ人は、そういえばリッコのファン、と言っていた。理由を聞くと「Big Mouthだから」。いわゆる大口を叩く、というやつ。「自分は今世紀のパンターニ」などと臆面なく言ってのけるが、そういう自信過剰に思えるコメントも、こうやってしっかり結果を残すからこそ。強気、強気でどこまで攻めるのか、将来が楽しみな24歳。

スリップストリームは昨日の喜びもつかの間。ヴァンデヴェルドはマリアローザを失い、ペッリツォティの手に渡った。それだけでなくザブリスキーがクラッシュ。椎骨骨折でジロをあとにした。

リッコ:
「今シーズン不運が重なったけど、やっと勝利をつかめた。さいさきのいいスタートだ。ディルーカやレベッリンを破ることができ、脚があることを証明できた。去年よりもからだが動いている。後半戦ますます上向きとなることを祈っている」

● 2008.05.13 (Tue)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
第3ステージ: 5月12日 カタニーア 〜 ミラッツォ, 221km

● 優勝はベンナーティ * ”好事魔多し”の1日


昨日優勝し、意気揚々のリッコがひどいクラッシュに巻き込まれた。トップとタイム差なしで最終的にゴールできたが、今後影響はないものか心配される。

一方でこの日一番ツイていなかったのはブラッドリー・マッギー。集団落車で鎖骨を骨折。レースを去ることになった。前日のザブリスキーに続き、CSCはこれで2人目のリタイヤ。

彼は長い間神経痛に悩まされ、やっと今季復帰にむけて歩み出した矢先だった。ジロが当面の目標で、その後五輪のパーシュートでウィギンスからメダル奪回を狙うつもりだ。鎖骨骨折が回復するにはどのぐらいかかるのか不明だが、五輪前の調整としてツールに目標を変える可能性もあるだろうか?CSCはツール出場候補がたくさんいるけれど。4月に会ったとき、ジョージア一周に旅立つ前で、意気揚々としていた。暗転という言葉、いろいろな場面で出会うのが寂しい。

* ちなみにCNのニュースで新情報:この日とりあえず完走したスチュアート・オグレイディも同じ落車に巻き込まれたため次のステージはDNSとなるという。オグレイディもまた鎖骨骨折が疑われているようで、CSC、これで3人目のリタイヤ。

ところでこの日、ツァベルを倒して優勝したベンナーティ。スプリンターとしてここ最近プロトンのリスペクトを勝ち得つつあるのがわかる。去年まで走っていたランプレと仲たがいをしてリクイガスに入団したのではない。

それどころかランプレを去るとき、幹部やチームメートたちに感謝の意を書面で示し、「本当に今までいろいろな面で支援に感謝している」と述べて去っていったのだという。
CNリザルト(ペッリツォッティの総合首位変わらず)

● 2008.05.14 (Wed)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
第4ステージ: 5月13日 Pizzo Calabro - Catanzaro-Lungomare, 183km
● カヴェンディッシュがグランツール初勝利


去年のツールでは持ち前のしたたかさを十分に発揮できなかった。

しかし昨日、フェルスター、ベンナーティ、ツァベル、マキュウェンらを敵に回してついにハイロードのマーク・カヴェンディッシュがでかい勝利をもぎとった。

グランツール初勝利だ。

今年4月、ベルギーのシュヘルドプレイスのレースで勝ちをほぼ手中に収めたボーネンを出し抜いてゴール際で大逆転劇を演じたカヴェンディッシュ(写真)

そうなのだ、これがカヴェンディッシュなのだ。

Ref:シュヘルドプレイスレポート

● 2008.05.15 (Thu)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第5ステージ: 5月14日 Belvedere Marittimo - Contursi Terme, 203km
● プロコンがまたしても快挙。ティンコフのパヴェル・ブルットがソロで区間優勝・ゴール目前でメカトラに見舞われたミラーは119位ながらトップグループにいたペレスと同タイム措置


この日は逃げが決まった。フレリンガー(GST)、ラベルデ(CSF)、フラン・ペレス(GCE)、そしてスリップストリームのミラーの5人の逃げはリズミカルに先頭をいく。

バイクのチェーンが壊れるといった突然の予期せぬ不運がミラーを襲ったのはゴール目前。ラスト1kmをきり、優勝争いが本格化した矢先。

ミラーは観客用のフェンス越しにバイクを放り投げて怒りを爆発させる。観客がフェンスに鈴なり状態なら、彼は咄嗟とはいえそこまでやらなかっただろうが、生憎そこは観客もおらず、ぽっかりと空いていた。バイクを放り投げたくなるようなスキがそこにあった。

先頭争いはラストのカーブ+上りのテクニカルなコースでブルットが一気に仕掛けて優勝。フレリンガー、ラベルデ、ペレスが4、10、25秒差でゴールイン。先にメカトラでサポートカーがくるまで待たざるを得なくなったミラーには、ペレスと同タイムがついた。結果は119位。

ジロはこの日も下を見るのが怖いような崖を通過したりして、自然の美しさが際立つ。しかし移動の長さに辟易する声が相次ぎ、木曜のコースは短縮されることになった。

● 2008.05.16 (Fri)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第6ステージ: 5月15日 Potenza - Peschici, 231.6km
トルコ一周で2勝した勝ちパターンと全く同じ!CSFのプリアーモが区間優勝し、クイックステップのヴィスコンティが総合リーダーに


今年もイタリア人の好成績が目立つジロデイタリア。第6ステージもまた集団スプリントゴールにはならず、逃げが決まった。優勝はCSF Group Navigareのマッテーオ・プリアーモ。06年にパナリアでプロ入りした26歳。トルコ一周で今年2勝を収め、今季これで3勝目となる。

トルコ一周では第3、第5ステージで優勝したプリアーモだが、今回の勝ちパターンと全く同じ。トルコでもエスケープの小グループを形成し、最後はゴールスプリントでがっちり勝利をもぎとり区間2勝した。

プロ入りが24歳と遅咲きライダーだが、アタッカーとしてなかなか味のある選手のようだ。

● 2008.05.17 (Sat)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第7ステージ: 5月16日 Vasto - Pescocostanzo, 180km
LPRのガブリエーレ・ボッシーショが優勝*最初の山岳ステージ


まだまだこれから順位の変動があれこれあるはずだが、まずは最初のふるいとなる山岳ステージでは、順当に強豪選手が上位に競りあがった。

総合首位: Gヴィスコンティ 32.03.01
2位 Mルス +9秒
3位 Gボッシーショ+5分43秒

以下優勝争いの核となるであろう選手を見てみると;

4位 Dディルーカ +7分27秒
7位 Rリッコ +7分53秒
9位 Aコンタドール+7分56秒
13位 Pサヴォルデッリ +8分30秒
16位 Aクレーデン +8分39秒
21位 Gシモーニ +9分13秒
22位 Lライプハイマー +9分14秒
23位 Dメンショフ +9分16秒

9位、16位、22位につけているアスタナ。3人ともTTよし、山岳よし。これから登場する手ごわい山岳ステージで、アシストたちは一体誰についたらいいのだろう?贅沢な悩みだ。

● 2008.05.18 (Sun)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
第8ステージ: 5月17日 Rivisondoli - Tivoli, 208km
リッコがスプリントを制す


なにかと最近人の口の端にのぼることの多いリカルド・リッコ。たきもとかよさんの「サイクルロードレース劇場」でも欠かせないキャラとなりつつあるし、最新号のUKCSでも3箇所ぐらいに違う記事で彼を参照するコメントがある。

今回リッコはベッティーニやレベッリンをスプリントで下して区間優勝。ヴァーサティリティ、多彩さを垣間見る。あとはTTでどの程度上位に食い込めるかな。

ヴィスコンティの総合首位変わらず。

● 2008.05.19 (Mon)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第9ステージ: 5月18日 チヴィタヴェッキア 〜 サンヴィンチェンツォ, 218km
新世代の最強スプリンター ベンナーティがベッティーニを写真判定で下す


M・ブファス(COF)とY・クリツソフ(AG2R)の逃げがゴール地点となる場所を初回に通過した際、あっという間に後続が横広がりでズンズンズンと到着していたので、エスケープの余命は僅かだな、と思った。丁度18日に開催されたTOJ堺ステージ同様、結末は最後の最後までわからない集団スプリントになるのだろう、と。

結局本当の最後まで行方知れずとなったスプリント争い。写真判定でベンナーティがベッティーニを下して優勝となった。

この日はマキュウェン、ツァベル、コルド・フェルナンデス、フェルスター、カヴェンディッシュも歯が立たなかった。これからベンナーティの時代がくるのか。リクイガスは、かつてのファッサのように、スプリンターでどしどし勝利数を稼いでいくのだろうか。

後半、Fサヴィーニ(CSF) の溝落ち写真。まるで天災かなにかで穴の中から救助された人のような状況。クラッシュの際の衝撃が強かったのか、ちょっとふらふらした様子で、結局DNF。そのまま救急車で運ばれていった。

* (ベンナーティは今リクイガス所属でした。うっかり朝、ランプレと書いていました。失礼。)

● 2008.05.21 (Wed)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第10ステージ: 5月20日 Pesaro - Urbino, 39.4km ITT
トップタイムはブルセギン(LAM)、一方上位はアスタナが独占* コンタドールは「雨でなければ優勝していた」


アスタナのプレスリリースの見出しは:「As Expected – Astana at Front in ITT」
自信のほどがうかがわれる。

トップタイムはイタリアTT代表をつとめたこともあるMブルセギン(LAM)。しかしアスタナ勢がそれに続く
+8秒で2位コンタドール、3位クレーデン、9位ライプハイマー、17位グーゼフ、26位ミズロフ。

コンタドール談話:
「区間優勝を狙っていった。それが目標だった。雨でなければ、ボクが優勝者だった。最終場面、リスクを負いたくなかったんだ。ラスト500mの石畳はすごく滑りやすかった。

いずれにせよ、今日タイム差を詰められて嬉しい。
(ケガをした)ボクの肘?最初はちょっとわずらわしかったけど、進むに従っていい感じになっていった。第二計測ポイントでは肘も脚もパフォーマンスもすべて良かった。
とはいえ今後について口にしたくはない。調子は上向きだが、山岳ステージでどう動くかは考えていない。

1日1日こなすだけだ。」

TTリザルト

1 Marzio Bruseghin (Ita) 56.41 (41.075 km/h)
2 Alberto Contador Velasco (Spa) +0.08
3 Andreas Klöden (Ger) +0.20
4 Marco Pinotti (Ita) +0.36
5 Paolo Savoldelli (Ita) +0.44
6 Denis Menchov (Rus) +0.46
7 Vincenzo Nibali (Ita) +0.54
8 Gustav Erik Larsson (Swe) +0.59
9 Levi Leipheimer (USA) +1.01
10 Gilberto Simoni (Ita) +1.02

総合タイムは : ヴィスコンティ首位変わらず。コンタドールが4位に浮上

● 2008.05.22 (Thu)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第11ステージ: 5月21日 Urbania - Cesena, 199km
36歳ベルトリーニ(ディクイジョヴァンニ)がプロ16年目にしてジロ初優勝


アルデンヌクラシックで毎年奮闘しているシュテファン・ヴェーゼマンは、07年36歳のときパリ〜ルーベで2位となった。

そしてジロ第11ステージでは、36歳のベテラン ベルトリーニがジロで初区間優勝を成し遂げた。去年の世界選ではアシストとして奮闘していた。ヴェーゼマンは71年3月生まれ、ベルトリアーティは71年7月生まれ。

ベルトリーニは05年ツールで見かけたとき、体型がロード選手らしく絞られている感じに見えず(もしかしたら着やせするタイプの逆という可能性もあるが)、チームウエアを着ていても、追っかけファンではないか?と疑った記憶がある。

ヴェーゼマンも今年見たとき、なんだかメタボっぽい印象だった。しかし彼らのお腹まわりのあたりは、同じ年齢の男性たちと同じぐらいの出っ張り方だったとしても、その辺は贅肉でなく筋肉ということなのだろう。

今年知人と、体型が少々崩れて一見メタボのように見えるのに、平気で山岳をこなし、頑張っている選手の話をしていて、たまたまこのヴェーゼマンとベルトリーニの話が出た。ベルトリアーティは去年世界選メンバーに選出され、アシストとして大奮闘していた姿も記憶に残った。

ヴェーゼマンは今年いっぱいで引退を口にしている。でももっともっと見てみたい、中年ライダーの活躍ぶり。

*ゲロルシュタイナーのアンドレア・モレッタが暫定的に謹慎処分となり、ジロをリタイアした。父親がドーピング捜査の過程で名前が浮上したためで、本人は薬物疑惑を否定するとともに、今回の措置には承服した。

Photo: 05年ツールにてベルトリーニ

● 2008.05.23 (Fri)  2008世界大学選手権自転車競技大会
競技結果速報(第一日目)
平成20年5月22日
5th World University Championship Cycling 2008

第五回世界大学選手権自転車競技大会 がオランダのNijmegen(ナイメーヘン)で開幕した。

16年ぶりに開催された2006年の第四回大会(ベルギー)に続き、2年ぶりの開催となった本大会は、ロードレース、ロードタイムトライアル、マウンテンバイク・クロスカントリー、マウンテンバイク・マラソンの四種目で、 参加国25カ国、総選手数300名により競われる。

参加国は、オーストラリア、ベルギー、カナダ、ドイツ、エストニア、フランス、英国、グアテマラ、ハンガリー、アイルランド、インドネシア、日本、リトアニア、ルクセンブルグ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ロシア、スロヴェニア、スロヴァキア、チェコ、ベラルーシュ、南アフリカ、スゥエーデン、スイス。

日本からは以下の6名の選手が参加している。男子ロードレースおよびロードタイムトライアル
 辻本 翔太(つじもと しょうた)順天堂大学3年
 湯浅 徹(ゆあさ とおる)明治大学3年
 続谷 利次(つづきたに としつぐ)早稲田大学3年

男子ロードレース
 十時 正嗣(ととき まさつぐ)早稲田大学3年

男子マウンテンバイク
 鈴木 禄典(すずき よしのり)学習院大学3年 --- リザルト:5/22に行われ1周でリタイヤ

女子ロードレースおよびロードタイムトライアル
 川又千裕(かわまた ちひろ)鹿屋体育大学2年

大会第一日となった22日はマウンテンバイク・クロスカントリーが行われた。
1周8.1kmのコースは、モトクロス用コースの内部と周囲の森林地帯を使った、比較的フラットでハイスピードなコース設定である。

男子はオランダ、スイス、ベルギー、ドイツ、南アフリカ、チェコ、フランス、英国、スロバキア、オーストラリア、エストニア、ハンガリー、日本、リトアニア、スエーデンから57名が出走した。

日本からの出場は鈴木禄典(学習院大学3年)の1名。スタートでは好ポジションに付け、120分・5.5周のうち0.5周目は4位つけてフィニッシュ地点を通過したものの、悪路でもハイギアをパワフルに踏み抜く欧州勢に毎周回徐々に抜かれ、最終的には1ラップ・マイナスの30位でフィニッシュした。

優勝はスイスのTill MARXであった。女子は90分・3.5周で行われ、フランスのCaroline MANI が優勝した。

大会オフィシャルサイトは
http://www.wucc2008.com/

写真1 開会式に臨む日本チーム
写真2 MTB-クロスカントリー出場の鈴木

● 2008.05.23 (Fri)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第12ステージ: 5月22日 Forlì - Carpi, 172km
3勝目を飾ったベンナーティとスプリンターのスプリント力


ベンナーティがカヴェンディッシュとのスプリント合戦を制して本ジロ3勝目をあげたあと、レース後インタビューで
「カヴェンディッシュはすごく若いけど世界で最も強いスプリンターであることを見せ付けている」
とたたえた。

過去の人でなく現役のライバルを素直に評価している。
ベンナーティという人は、なかなかマイルドな性格に見受けられる。

ランプレを去るとき、チームメイトやスタッフ・関係者に、「お世話になりました。今まで支えてくれたことに感謝しています」というお礼の手紙を送ったのだという。

契約から契約を渡り歩いてドライに人間関係・チーム関係を済ませるケースも多いのに。

ちなみにひとくちにスプリンターといっても脚質は違う。ペタッキ、ボーネンのように高速を長い間保てるスプリンターはチームメイトにトレインを作ってもらってアシストに守られつつずっとプロトンの先頭を走るが、ショートスプリンターはずっとプロトンの前で走ると最後に脚が切れる。

なので、ライバル選手たちを次々トレイン代わりに使って前に徐々に詰めていき、最後にスプリントを放つ。

マキュウェン、ツァベルがショートスプリンターで、それよりもっと短距離で勝負する=一気に行く爆発力で勝負=がフレイレ、とマキュウェンが教えてくれた。ベンナーティはマキュウェン型に見えるがどうだろう。

しかしカヴェンディッシュはフレイレよりもさらに短い爆発力で仕掛けるタイプのように見える。少なくともシュヘルドプレイスでボーネンを最後の最後で出し抜いたあの走りは、彼にしかできないだろう。あとはベンナのように礼儀を身につけてくれれば(マスコミの評判が余りよろしくないらしい・・)

● 2008.05.24 (Sat)  2008世界大学選手権自転車競技大会
5th World University Championship Cycling 2008
オランダのNijmegen(ナイメーヘン)

競技結果速報(第2日目)
平成20年5月23日

第二日はロードタイムトライアル(男女)が実施された。
ナイメーヘン市中心部をスタートし、川沿いの道を通って東に大きくループを描き、 途中ドイツを通過して再び市街地に向けて牧草地帯や集落を抜けて戻り、郊外にフィニッシュする34.8KMのワンウェイコース。(男女同一距離)
道路幅員は4、5M程度で、途中煉瓦敷の区間も長く、起伏は緩やかだが川沿いの向かい風と合わせて選手にとってはタフなコース設定である。
18時30分スタートの予定であったがドイツでの交通規制完了が遅れ、45分遅れの19時15分に第一走者が出走した。

日本からは以下の4名の選手が参加した。
女子ロードタイムトライアル
 川又千裕(かわまた ちひろ)鹿屋体育大学2年
男子ロードタイムトライアル
 辻本 翔太(つじもと しょうた)順天堂大学4年
 湯浅 徹(ゆあさ とおる)明治大学3年
 続谷 利次(つづきたに としつぐ)早稲田大学3年

競技結果

女子ロードタイムトライアル
13カ国20名が出走。
1位 Iris SLAPPENDEL オランダ  51’03’83
平均時速40.901km/h
2位 Annemiek VAN VLEUTEN オランダ 51’10”08
+7”
3位 Loes MARKERINK オランダ
51’54”77 +51”
DNF 川又 千裕 日本
パワフルなオランダ女子選手に有利なコース設定との前評判通りの結果。
日本の川又は川沿いの道から集落に入る煉瓦敷の下り直角コーナーでコースアウトして落車、有刺鉄線の柵にあたって負傷、途中棄権となった。怪我は軽傷で2日後のロードレースには出走予定。

男子ロードタイムトライアル
21カ国37名が参加。
1位 Malaya VAN RUITENBEEK オランダ 
45’56’50 平均時速45.457km/h
2位 Andrei KRISILIKAU ベラルーシュ
46’25”52 +29”
3位 Evaldas SISKEVICIUS リトアニア
46”30”74 +34”
29位 辻本 翔太(順天堂大学) 日本
51’38”57 +5’42”
30位 湯浅  徹(明治大学) 日本
51’52”49 +5’56”
35位 続谷 利次(早稲田大学) 日本
53’43”14 +7’47”

優勝は、前回(2006年)大会の覇者・地元オランダの Malaya VAN RUITENBEEK。
DELFT 工科大学の航空工学専攻の彼は現在25歳で、この大会の出場上限年齢に近い経験豊富なライダーである。今回の大会の主催者は、地元ナイメーヘン大学の学生が中心メンバーとなって準備が進められてきたが、彼も大会の準備に関わってきているとのことである。

日本勢最上位は現在「全日本学生ロードカップ」リーダーの辻本翔太(順天堂大学)であるが、女子学生の優勝タイムを下回る記録であり、コースを熟知した地元ライダーと戦うアウェイの不利を差し引いても実力差を痛感する結果となった。

日本でのロードタイムトライアルは全日本選手権も全日本学生ロードタイムトライアルも、幅員に恵まれたほぼ直線コースの秋田県大潟村・ソーラースポーツラインで行われており、直角コーナーや粗い路面を含む変化に富んだ狭いコースでいかに空気抵抗・路面抵抗を低く保ち適切なギア選択をできるか、といった訓練の機会が限られていることも敗因のひとつと推察される。

● 2008.05.25 (Sun)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第14ステージ: 5月24日 Verona - Alpe di Pampeago/Val di Fiemme, 195km
ドロミテ初日を制覇 エマヌエーレ・セッラ

■ 第13ステージ: 5月23日 Modena - Cittadella, 177km
やはりすばしこかったマーク・カヴェンディッシュ

** 注目の舌戦第一ラウンド **


ジロはいよいよドロミテに入り総合順位の変動が慌しくなってきた。その間舌戦も展開中。リッコに負けじと本日はコンタドール(Eurosportのインタビューで)

コンタドール:「リッコなんか怖くない。でもシモーニは脅威だ。彼には経験があるから」

そのリッコ、第14ステージの前夜、少々寒気がして、体調が十分ではなかったようだ。とはいえ8位。

またこの日3位に入ったホアキン・ロドリゲス(GCE)。アルデンヌでも強かった。ジロにはリーダー バルベルデがいないから、頑張ってほしいところ。ただし、TTが弱いんだっけね(バルベルデが来日したとき、トークショーで何度も”彼はTTが弱いけどね”とからかっていた。)
目下38位。

● 2008.05.26 (Mon)  2008世界大学選手権自転車競技大会
5th World University Championship Cycling 2008
オランダ Nijmegen(ナイメーヘン)

競技結果(第3日目)
平成20年5月24日

第三日目はマウンテンバイク・マラソン(男・女・オープン)が実施された。
ナイメーヘン大学スポーツセンター前をスタートし、牧草地・ダートを中心に104kmを走りスタート地点に戻るコース設定。
日本からは 鈴木 禄典(すずきよしのり・学習院大学3年 )が参加。
26名出走中の21位に終わった。

● 2008.05.26 (Mon)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
第15ステージ: 5月25日 Verona - Passo Fedaia/Marmolada, 154km
セッラがドロミテで2連勝、コンタドール総合リーダー * レース裏にある選手たちのプロ精神


この日、セッラがポッツォーヴィーヴォに2分05秒差をつけてゴールしたが、3位以下、強豪同士の争いは:
リッコが2分11秒差で3位、さらに9秒遅れでディルーカ、リッコより16秒遅れでシモーニとコンタドール、リッコより23秒遅れでメンショフ。

アスタナのクレーデン、ライプハイマーはトップより7分以上遅れてゴールだったので、ドロミテ2連戦終わって、コンタドールがアスタナのチームリーダーとして地固めをした様相だ。

ライプハイマーは昨年ディスカバリーチャンネルに入団したときリーダーとして迎え入れられたのに、その後 突如コンタドールがチーム入り。
”チーム唯一のリーダー”という地位を失った。昨年ツールはコンタドールとともにダブルエースとして出場したが、コンタドールのリードが決定的となり、彼は”文句も言わずに”コンタドールのアシストとして前向きに走ったという。

ブルイネール監督はそんなライプハイマーを絶賛していた。今回も一丸となり、ライプハイマー、クレーデンなどアスタナの有力選手たちがこの若手選手のために続くステージで頑張るのだろうか。

昨年ツールでライプハイマーが見せたプロ的な走りは、ウンスエ監督が絶賛していたフロラン・ブラールの話に相通じるものがあるかもしれない。(「自分の調子は余りよくないので、もっと上向きな選手をツールに出して欲しい」と、ブラールは自ら監督に申し出てツールを辞退。スペインチームにあってフランス人としてツールには出たい思いはあっただろうに)。

時折レースのバックステージで、すばらしいプロ精神を知り、ちょっと感激することがある。

コンタドールはTTも強いし、成績の安定感は抜群。崩すのはなかなか難しかろう。
イタリア艦隊として、徒党を組むなどの展開は今後ありえるのだろうか?
Photo: TD Romandie 05

● 2008.05.26 (Mon)  2008世界大学選手権自転車競技大会
5th World University Championship Cycling 2008
オランダ Nijmegen(ナイメーヘン)

競技結果速報(第4日目・最終日)
平成20年5月25日

第四日目はロードレース(男・女)が実施された。
第二日のタイムトライアルのフィニッシュ地点をスタート・フィニッシュとする1周10.7kmの周回コース。厳しい登坂は無くいが、穏やかなアップダウンと煉瓦敷の下りワインディングロードが織り交ぜられた、2年前のベルギー大会と比べるとタフな本格的コースである。

女子ロードレース
9周96.3kmに14カ国40名が参加。
上位をオランダ勢が独占。
「男のレースのようだった」という 日本の川又は4周でDNF。

男子ロードレース
15周160.5kmに21カ国96名が出走。
1周目に落車が数件発生、続谷(つづきたに)、十時(ととき)(共に早稲田)が巻き込まれる。続谷は路肩のポールに衝突、メイン集団から脱落し、4周目でDNF。十時は自力でメイン集団に復活するも途中で力尽き、8周目でDNF。
辻本、湯浅はレース中盤以降までメイン集団に残りつつレースは推移する。
残り7周で集団は分裂するが、辻本は第二集団に残り健闘。
湯浅は徐々に後退、10周目でDNF。
残り3周で11名の先頭集団、約30秒遅れで4人の第二集団、約3分遅れのメイン集団という構成となり、辻本はメイン集団に残り、30位でフィニッシュ。完走は46名。
1位 Robin CHAIGNEAU オランダ 4:03:54
2位 Michael SHWEIZER ドイツ 4:04:51
3位 Malaya VAN RUITENBEEK 4:04:51
30位 辻本翔太 順天堂大学 4:09:48

写真
メイン集団中程でフィニッシュする辻本翔太(順天堂大学)
(左から4人目)
フィニッシュ直後の辻本

リザルトは大会オフィシャルサイトで
http://www.wucc2008.com/

財団法人日本自転車競技連盟・日本学生自転車競技連盟

● 2008.05.27 (Tue)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第16ステージ: 5月26日 San Vigilio di Marebbe - Plan de Corones (山岳TT), 12.85km
ペッリツォッティがトップタイム * コンタドールはクラックせず、がっつり首位キープ

● TTチャンピオンがタイムアウトで失格


TTバトルで6人もタイムアウトが出た。山岳TTなので差が出やすい。ラトビアのTTチャンプベロフォシクスもぎりぎりでアウト。

タイムアウトの選手たち
ベロフォシクス(SDV) 51.18分(トップタイムは40.26分)、ヘイマン(RAB) 51.19分、ボッソーニ(LAM) 51.41分、サットン(TSL) 52.35分、アペリバ(EUS) 52.40分、Tフォーテン(GST) 53.48分

● もしコンタドールが優勝したらイタリア人以外の優勝は12年ぶり*スペイン人優勝は15年ぶり

過去の優勝者を見ると、ここ最近はイタリア人しか優勝していないが、96-96年は、イタリア人以外が連続優勝していた。スペイン人としては93年にインドゥラインが優勝している:

2007 Danilo Di Luca (Ita)
2006 Ivan Basso (Ita)
2005 Paolo Savoldelli (Ita)
2004 Damiano Cunego (Ita)
2003 Gilberto Simoni (Ita)
2002 Paolo Savoldelli (Ita)
2001 Gilberto Simoni (Ita)
2000 Stefano Garzelli (Ita)
1999 Ivan Gotti (Ita)
1998 Marco Pantani (Ita)
1997 Ivan Gotti (Ita)
1996 Pavel Tonkov (Rus)
1995 Tony Rominger (Swi)
1994 Evgeni Berzin (Rus)
1993 Miguel Indurain (Spa)
1992 Miguel Indurain (Spa)

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目下の総合順位を見ると、上位は僅差にも見えるがなにしろ相手は安定感のあるコンタドール。どこから見ても強そうで、余り大崩れしそうな感じがしないけれど。

1 コンタドール 68.47.31、2 リッコ +0.41分、3 シモーニ +1.21分、4 ブルセギン +2.00分、5 Franco Pellizotti (Ita) +2.05分、6 ディルーカ +2.18分、7 メンショフ +2.47分、7 セッラ +4.25分

Photo; TDR05 このときのコンタドールは表彰台がかかる最後のTTで、一番ナーバスに見え、何度も大きく深呼吸をついていた。心臓の音すら聞こえてくるかのようだった。

● 2008.05.29 (Thu)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第17ステージ: 5月28日 Sondrio - Locarno, 146km
本年度最初のプロツールリーダーがスプリントで優勝 * いつもはカヴェンディッシュの発射台、この日はそのままゴールへGo


今年ダウンアンダークラシックを制したあと、プロツール初戦、ツアーダウンアンダーで区間4勝し総合優勝を収め、本年度最初にプロツールリーダージャージに袖を通したハイロードのアンドレ・グライペルが第17ステージをスプリントで制した。

このグライペル、いつもはカヴェンディッシュの最後の発射台で、この日もゴール手前、かなり長い間引いていた。そのあといつものようにカヴェンディッシュがいくかと思いきや、そのままロングスプリントを決めてゴールを最初に割った。

ゴール際、グライペルの優勝を確信したカヴェンディッシュはグライペルよりも先にガッツポーズを決める。

空撮で上から見るとなんとも単純明快で爽快なスプリントゴール。ゴール手前すでに250m地点でグライペルが先頭を行き、なおもスローダウンすることなく先頭を行き、あれよあれよという間にゴール。先頭の2人が両手をさっと挙げて鮮やかにウィニングポーズ。

カヴェンディッシュとは違い、グライペルはロングスプリントができるタイプのスプリンターだ。ハイロードはカヴェンディッシュ、ハンセン、グライペル、チオレックらスプリンターが強い。かつてのグランツール総合タイプの選手集団から脚質が随分変わった。

加えてブールクハート、ゲルデマンもおり、楽しみな若手が多く、いい感じでチームは変貌しつつある。ただし、(チームは今もメインスポンサーなしでチーム運営している状態で2年ぐらいはこの体制ではOKといわれているものの、)最終的にスポンサーが決まらなければみんなバラバラだ。

グライペルはレース後、「3回ほど山岳ステージでギブアップしそうになった」と漏らし、スプリンターにとって山岳をクリアしていくことの厳しさをのぞかせた。
この点 ツァベルとフレイレは山岳が得意なスプリンターといわれる。

● 2008.05.30 (Fri)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第18ステージ: 5月29日 メンドリーズィオ(スイス)〜ヴァレーゼ 147km
今年の世界選開催地ヴァレーゼと来年の開催地スイスのメンドリーズィオを結んだ1日* フォイクトのアタッカーぶり健在・区間優勝


ザルツブルク、シュトゥットガルトとドイツ語圏の世界選が続いたあと、今年からイタリア語圏が2回続く。ヴァレーゼとメンドリーズィオ。今年と来年の世界選開催地はすごく近接している。すぐ目と鼻の先。多分応援団の感じは今年も来年も似たような雰囲気になるのだろう。木曜日はそんな2都市を結んだ147km。

この日、我々はイエンス・フォイクトのアタッカーぶりを改めて見せられた。逃げ仲間に恵まれていたことは確か。本人も言っているようにベッティーニ、ヴィスコンティ、ボッソーニ・・・世界チャンプ、イタリアチャンプ経験者が揃っていた。

フォイクトがいう”スプリントを避けたいからさらに飛び出した”というのは定石ながら、それを成功させるのは容易ではない。誰もが先行を許したくないわけだから。ベテランの技なのか、気迫なのか、成功させてしまった。

最後、ベッティーニとベンナーティの握手も印象に残った。ベンナーティ、マキュウェンがスプリンターにとって重要といっていた”プロトンの中のリスペクト”を勝ち得ている。

● 2008.05.31 (Sat)  ジロ・デ・イタリア(イタリア) 5月10日ー6月1日
■ 第19ステージ: 5月30日 Legnano - Presolana/Monte Pora, 238km
トラック出身 ティンコフのキリエンカが優勝 * リッコが差を詰め ディルーカが3位に浮上


第18ステージ終了時:
首位コンタドール => 2位 リッコ +41秒 => 3位 シモーニ +1分21秒 => 4位ブルセギン +2分 => 5位 ペッリツォッティ +2分5秒 => 6位 ディルーカ +2分18秒

第19ステージ終了時:
首位コンタドール => 2位 リッコ +4秒 => 3位 ディルーカ +21秒 => 4位ブルセギン +2分 => 5位 ペッリツォッティ +2分5秒 => 6位 メンショフ +2分47秒 => ・・・ 10位 シモーニ +7分18秒

=====

雨降りそぼる中、ディルーカの 何かにとり憑かれたかのような走りに感動する。アスリートが限界に挑戦するとき、それを支えているのは肉体の力だけじゃなく、計り知れない精神力であるはずで、そういうものに、もうとにかく脱帽してしまう。

ただ、逃げを決めてキリエンカについで2位で渾身の力でゴールしたディルーカも、まだコンタドールとの差をひっくり返すまでには至らず、あれほど頑張ったのに、まだ21秒の差があるのか、、、とまざまざと思い知らされ、本当に1秒の差というものの重さを感じざるを得ないのだった。

リッコにしても、最終場面で逃げを打ち、コンタドールですらそれに食らいつくことはできなかった。絶好のチャンスだったけど、差を広げるには残り距離は僅か。4秒差にまで詰めたが、こちらも逆転までには至らなかった。翌日のモルティローロで逆転も可能ながら、モルティローロはゴール地点ではなくラスト50km地点。山頂ゴールではないし、動きにくいステージではある。さらに最終日は28.5kmのTTだ。

いずれにせよタイトな闘い。

一方優勝したキリエンカ。トラックの経験がものを言ったとレース後語っていた。自分の脚の残りと逃げるタイミングをしっかり計算することができた、というのだ。

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