mas ciclismo .... 第42回アムステル・ゴールド 2007(4月22日 252.2km PT オランダ)

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【 レース概要 】アンクティル引退の引き金になったレース。主催者はハイネケン傘下のビール会社
平坦と思われがちなオランダ。確かにMountainはない、でも一部地域にはHillならある・・それを見せ付けるレース


■■ 「オランダはフラット(平坦)」、とよく言われるが、まるきり平坦ではないようだ。オランダ人は言う。「確かに山はない。でも地域によっては丘ならある」。

アムステルゴールドのプロファイルを見ると、その丘のある地域、というのはこのマーストリヒト周辺ではないかと推察されるほど、この辺は起伏が多い。アムステルダム近辺とは一線を画している。

EU統合の基本合意がなされた場所マーストリヒト(*)を舞台に行なわれる春のメジャークラシックレース、アムステルゴールド。スタート地点はマーストリヒトの広場。昨年ツールのコースとして登場したファルケンブルフをリピート通過し、カウベルフでフィニッシュ。

現スキルシマノの野寺選手が合宿していたのもマーストリヒトだった。 05年のpowerscyclediaryの中で彼は語っている。合宿場所をここに選んだのは、ほかのオランダの地域と違って、ここには丘があって上りのトレーニングができるから、と。

アムステルゴールドは、そんな丘をいくつも組み合わせてできている。
絶え間なく続く起伏により、キルシプー型スプリンターには向かない。
走行距離は252.2kmでフレッシュワロンより50km長い。

去年の優勝者はフランク・シュレック、それより前の優勝者はディルーカ、レベッリン、ヴィノクロフ、バルトリ、Eデッケル。99年にはボーヘルト。その後彼はアムステルの「ププ(プリドール)」になりつつあるけれど。

コースプロファイルPDFファイルはここ公式サイトはここ

すぐそこはもうベルギー。列車でマーストリヒトからベルギーのリエージュまでは30分、アムステルダムまでは逆に2時間半もかかる。アムステルゴールドといいながら、アムステルダムとはほど遠い場所で開催されている。もっともスポンサーがアムステルビールなのでこの名称がついたわけで、レースの開催地にはちなんでいない。

アムステルビールは68年に 競合ハイネケンに買収され、アムステルダムにあった自社の醸造所はたたんでいる。だから実はこのビール、今やハイネケンの醸造所で作られているのだ。中味ハイネケン作、外見アムステルブランドということで、マツダの工場で作られたエンジンを搭載した車に、フォードのタグをつけてマツダ/フォードチャンネルで販売するのと似ている?

アムステルゴールドの歴史は、フランドル一周から続く春の6大メジャークラシックの中では一番若い。1966年、インテルスポーツという会社を経営していたトン・ヴィゼールと ハーマン・クロットによって開始された。そのほかの5大メジャーはすべて1890年代〜1930年代までに第一回大会を迎えている。

第一回大会は散々。女王の誕生日4月30日を開催日としたため、祭りの催しが道路をふさぎ、コース変更がレース中に行なわれる始末。距離は300kmにまで延び、ジャック・アンクティルは激昂。 これが一種引き金となり引退した、とまで言われている。(確かに彼はアムステルゴールド第一回大会開催年の66年を最後に引退。)

開始早々ミソがついてしまったが、キューケンホフ公園に咲き乱れるチューリップとともに、今やオランダの春の風物詩となっている。

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左は本大会プレス レースガイド。表紙はもちろんフランク・シュレック。昨年の覇者。

ちょろっと面白いのは裏表紙。Tモバイルの広告。プレスルームの通信はTモバイルが仕切っている。で、この広告、単なるモザイクではない。すべてTモバイルの選手の小さい写真を組み合わせてできている。使用されている写真は150枚ぐらいだろうか。力作というかなんというか。。。

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(*):マーストリヒト条約:今ヨーロッパを動く時、すごく便利なのがこの通貨統一。西ヨーロッパなら、英国とスイスにさえ足を踏み入れなければ両替は不要というのは魅力。

ユーロに向けた基本合意はここマーストリヒトで署名され、マーストリヒト条約と名づけられた。欧州共同体EC(European Community)は、欧州連合EU(European Union )と名称変更になり、統合通貨ユーロに向けた準備が開始した。


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