mas ciclismo .... 第61回 ツール・ド・ロマンディ 2007(5月1-6日 PT スイス) レポート

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現地から生中継中・ツール・ド・ロマンディ 2007 No.6 (第4ステージ 5月5日)
イゴール・アントン山岳大一番を制す「チクリッシモの写真、気に入ったよ!」
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過酷なレースだった。寒さと降りしきる雨。優勝したアントンも、「雨でぐしょぐしょで、たくさん着こんでも寒くて、とてもきつかった」と述べた。ゴールあと、雨で呼吸がままならず咳き込む選手が多かった。あちこちからゲホゲホという音が聞こえてきた。下の写真左から3番目のクロイツィガーもそのひとり。口に水が入って苦しそう。ゴールした選手の顔からは、とめどなく雨の雫が滴っている。

下の4番目の写真:優勝したアントンが記者会見のため会場にやってきた。入るなり、「(先日渡したチクリッシンモは)きれいな写真で気に入ったよ」と、声をかけてきた。そしてカメラ用にポーズ。厳しいレースだったのに、ゴール後30分後に姿を見せたアントンは、きわめてすっきりした表情。アスリートの回復力恐るべし!

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* レース中継

朝から絶え間なく雨が降り続いている。天気予報どおり。今日は勝負ステージ、山頂ゴール。最後は15kmで標高900mを上る。山頂まではローカル列車、登山電車、バスを乗り継いで山頂に到着。登山電車に乗っている最中霧がものすごいことになり、数メートル先も見えない状態に。ゴール予定時刻2時間前に霧は徐々に散り始めたが、雨はまだ降りしきっている。気温は確実に10度を切っている。霙に変わるかな、とレースディレクターが心配する。

レースのほうは、今日もエスケープグループが形成された。CSCのクリス・ソレンセンらその数10人。エスケープ後方プロトンはアスタナが引く。プロトンは半分ぐらいがレインウエアを着用している。TV画面には水滴が激しくついている。エスケープグループに選手を送り込んでいるコフィディスが、プロトンをコントロールしはじめた。

ラスト53km地点、下りで先頭グループがばらけはじめた。路面がかなり濡れて危ない。慎重に行く選手はずるずる後退。カーブで逃げていたモンクティエが落車。ドロップアウト。足を怪我したらしく、マッサージが始まった。解説者が「さよならモンクティエ」と叫ぶ

今回調子がいいローラン・ブロシャールがひとり前に出て逃げを決めたが、下りが終わって今度はランプレのスタンゲリが先頭に。ラスト40km最後から2コ目の上りでプロトンからもメンショフらがアタック開始。レースがきびきびと動き出した

最後の上り。プロトンがさらに活気づく。エスケープグループはすべて吸収され、仕掛けるタイミングをみな虎視眈々と狙う。ラスト3km。クリス・ホーナーがアタック。決定的なアタックになった。トーマス・デッケル、イゴール・アントン、AG2Rのガドレがすかさず追う。サヴォルデッリ、じりじりと遅れる。会場内のアナウンスはサヴォルデッリとホーナーのタイム差を告げる。総合順位がひっくり返り、ホーナーが暫定トップになった

フィニッシュ部分は傾斜もなだらか。スプリント体勢となる。デッケルがくるかと思ったが、ゴールをおとしいれたのはアントンだった。 レース後、デッケルの抗議を受けてアントンの動きが進路妨害かどうか確認されたが、TV解説者は、「明らかにデッケルはミスをした。仕掛けるタイミングが早すぎた」、と言っていた。審判もデッケルの抗議を認めず。アントンが厳しい山岳ステージを制した

ホーナー:「パイ(ケーキ)は一切れだけにしたほうがいいと思った」「最終日、優勝候補はズバリ デッケル」

3位でゴールしたホーナーが総合トップに躍り出た。記者会見では、「パイはホールパイを欲張るとろくなことはない。自分は一切れのパイだけをとることにした」と述べた。つまり、区間優勝は喉から手が出るほどほしかったが、総合首位にたてることがわかっていたから、ここで欲を書いて区間優勝まで狙うとしっぺ返しがくると思った、と。

また、遅咲きキャリアについても質問が飛んだ。例によって、若い頃FDJに在籍していたとき、最悪な状況だった話をしていた。ただし、チームがいやだったのではばなく、ヨーロッパ生活に慣れなかったのが辛かったとも。

明日のTTでは、総合順位で目下3位につけているトーマス・デッケルが優勝の最有力候補だ、と述べた。TDR、残るは明日のITTのみ。12位までがタイム差1分以内。TTの力がレースを決める

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● サヴォルデッリはトップから16秒後にゴール。総合4位に後退。ちなみに、手元の暫定タイムリストでは、フミの名前は出ていない。● 今日のレースはとにかくびしょびしょだった。● 記者会見のホーナー、● イゴール・アントンがカメラマンのワトソンのところで自分の写真を確認し、選んでいた。マキュウェンのときも同じ光景があった。ワトソンはレース後、各優勝選手の写真を選手自身に見てもらっている。ワトソン、大御所の風格。

* 昨日のニュース番組

昨日、ホテルに帰ってTVをつけたら丁度TDRのブリーフィングをやっていた。フミとボノの一騎打ちのシーンが大写しになった。(写真)

中継の最中にも、日本人のベップ、日本チャンピオンのベップという連呼が絶え間なくあった。レースは平日だったけど、中継を見ていたスイスの間には強い印象を残したのではないだろうか。

レース終盤、「もしかしてベップは勝つかもしれないね」とか、「ベップはいい選手だね」 などと声をかけられ、レース後には、レキップのカメラマン ジャンフランソワから「惜しかったな」といわれた。

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また、昨日はTDRの機会を利用して、UCIマックエイド会長、クイックステップのルフェーブル監督、ASOディレクターのプルドムがアンチドーピングの会合をもった。この様子も昨日TVニュースで様子が写し出された。

TDRのような小さいPTレースにマックエイド会長やルフェーブル監督みずからがきていておかしいな、と思っていたら、この会合のためだった。(今回、第2、第3監督がきているチームが多い)

昨日のレース前にはマックエイド会長がスタート地点に顔を出し、ミラーに声をかけて、かなり長いこと話していた。(写真)

マックエイド会長、ミラーにあたりをつけて話しかけていたようだ。自分からミラーに歩み寄って握手をし、ほかの選手とは話すことなく。ミラーは今や、アンチドーピングに向けた動きのアイコンになっているのかもしれない

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● ケスデパーニュのホアキン・ロドリゲス。昨年来日してフレンドリーな素顔が人気を呼んだ。「ヨランダ(同行した彼女)も日本を気に入っていたよ」先週のレースから存在感抜群のホアキン。「確かに調子はいい。最後の山岳ステージで頑張るよ」
==> 私信:ホアキン宛メッセージ本人に伝達済みです。帰国したら詳細に報告します。

● Unibetのエリック・ラーション:日本のファンから託されたお土産を先日渡した。今でも喜んでいる様子。

● Unibetのアレクサンドル・ハトゥンツェフ:2度目の登場
==> 私信: ハトゥンツェフ宛メッセージ、確かに渡しました。ありがとうございます。バスの中で読むということで、読んでいた時のリアクションはさだかでないものの、その後で「メッセージOK?」と声をかけたらシャイな様子で頷いていた。ただ、喜怒哀楽の表情がやや曖昧系の選手ですな。言葉の壁もあって、チーム内でもしっかり意思の疎通をするのが難しい、とはスタッフの弁。

● ロットのジョセフ・ジュフレ:マキュウェンが優勝したときに、記者会見でジョフルのアシストぶりを評価していた。「マキュウェンのアシスト、グッジョブ!」と声をかけてみる。アメリカ人ぽい雰囲気もあるが、スペイン人。ホアキン同様カタルーニャ出身。
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● ハイマール・フベルディア: 「ハイマール・フベルディア」と声をかけると、「なんだーい」と返事が返る。(カスティーヤ語読みでアイマール・スベルディアでも全く問題なく通じるけど、ハイマール・フベルディアと呼んだほうが通のファンぽい。)前日は、カメラマンの要求に応じて、にこにこいろんなポーズに応じていた。スペイン選手の中で"物腰が柔らかい選手トップ3"に入るかもしれない。弟は輪をかけてあたりが柔らかい。 ツールでリーダーの予定

● ローラン・ブロシャール:出走サインのとき、毎回「最年長の」「最長老の」という枕詞がついてくる。よく見ると、今回、髪の毛にしっぽはついていなかった。

 リクイガスのマッサー、エーリオ:エスプレッソを用意しているところ。彼は毎日このバンに乗ってレース開始と同時に、ゴール地点に移動している。「俺の写真撮ってくれるんだろ」と言いつつ、自らポーズをとった。

● 第4ステージのゴールの村にて。雪をかぶった山々が見渡せた。


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