mas ciclismo .... 第61回 ツール・ド・ロマンディ 2007(5月1-6日 PT スイス) レポート

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現地から生中継中・ツール・ド・ロマンディ 2007 No.7
(最終日 第5ステージ 5月6日 20.4kmITT)
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* 最終日TT、その前に選手動向
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「昨日はやっぱり進路妨害だと思っているよ」

昨日の記者会見で、クリス・ホーナーが「自分はTTが得意ではないから、優勝候補はトーマス・デッケルだろう」と言っていたので、まず最初にラボバンクの周辺を偵察?

写真左のスタッフに、デッケルの様子を確認する。(写真右はメンショフ)。「デッケルは、やっぱりあれはアントンの進路妨害だと今でも思っているし、納得はいっていない。でも、今は頭を切り替えているだろう。」

昨日ホーナーがデッケルを優勝候補と名指ししていることについては、「Let's wait and see!」。雰囲気的には優勝を意識してぴりぴりした様子もなく、さりげない雰囲気。追いあげをはかるアスタナのサヴォルデッリ周辺のほうがやはりぴりぴりしていた。

エリック・デッケル監督が、ホテルのクリーニングに出した背広をたずさえてバスに乗り込んだ。レースが終わったら、みんなそそくさと帰宅する。帰り支度とTTの準備が同時進行で進み、バスの前には選手らのスーツケースもずらりと並んでいた

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「ダヴィド・モンクティエは今季絶望だよ」
TTの日、選手たちよりも先にスタッフが現地にきて、セッティング開始。コフィディスのメカニックの顔に見覚えがあり、はてな?と思ったら、 先日フリブールの宿のダイニングで顔をあわせていた。(写真)

「昨日TVでモンクティエの落車を見たけど、雨の路面で滑って何気ない落車だったのに、まさかリタイヤするほど深刻だとは思わなかった」と述べると、「落車っていうのは、いつでもそんなもんさ。ほんの少しのことで命取りになる。ダヴィドは3ヶ月間は安静だね」という答え

なんでも、太ももの上のほう、付け根に近いあたりを骨折したので、長くかかりそう、ということだ。「バイクに乗れるのは9月かな。とはいってもレース復帰は無理さ。モンクティエは今季終わったよ」

今まだ5月、シーズン始まったばかりで今季絶望とは気の毒な。でもオグレイディのように、予想以上の早い回復の例はいくらでもある。後半の復帰めざして頑張ってほしい。

ちなみに彼はメカニック歴23年。アスタナのファウスティノはメカニック歴30年だよ、と言うと、「おかしいな、自分のほうがベテランだと思っていたんだけど。ボクだって、過去の有名選手をいっぱい知ってるよ。日本で開催された世界選にも行ったよ」

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「フミはボノと仲良く・・・」

ディスカバリーのメカニック クレイグ(写真)に、 フミーが昨日どこの地点でリタイヤしたのかを尋ねると、「最初の上りでプロトンから離れて、その直後だよ。でも前日一緒に逃げて優勝をさらったボノもおんなじ状況で、同じ地点でリタイヤさ」という答え。

この時点でフミはもうここにはいないと思っていたのだが、実は列車のチケットが変更不可で、昨日帰らず、最終日に帰ることになったそうだ。で、この30分後ぐらいにばったり会場でフミに会った(後述)。TTが終わってから、リヨン経由TGVでマルセイユに帰還するらしい。

それにしてもディスカバリーのスタッフたちはランスがいたときからきびきび動く習慣がついているせいか、なんとなく要領がいい印象。レースが終わってから宿に帰るのも早いし、ビッグボス ランスがいたときからの習性なんだろうか。

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「ミラーの状況は・・」

昨日の山岳ステージでスタートを見合わせた選手のうち、マキュウェンのDNSはもともと織り込み済みだった。先日の優勝会見のときに、すでに、「最後の山岳ステージを走るのは余り意味がないので、その前にやめるつもりだ」、と言っていた。

しかしデイヴィッド・ミラーも昨日スタートしなかった。最終日TTを狙っていたはずなので、先日の落車のケガがひどかったのか?
今回サウニエルはイタリア人スタッフが多いのだが、スペイン語を話すスタッフがいて(写真右)様子を聞いてみた。

「ミラーがDNSだったのは、先日の落車のせいさ。とはいえ、深刻な状態ではなかった。足や腕に擦り傷で、もちろん無理にレースを走ろうと思えば可能だったけど、昨日は厳しい山岳ステージで、さらに雨もひどくて、そんな中あえて走るのは得策ではないという結論さ。彼の次のレースはどれなのかボクはよく知らないけど、予定通り次に組まれているレースには出られるだろうよ」

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本日のフミー

レースが開始になる頃フミーにばったり会った。リタイヤのあとすぐに帰らず、1日とどまって、予定通りの列車で戻るという。 ゆるゆると 他愛もない話をしたあとレース状況を見てみると、出走の残りはラスト20人だった。随分長い間おしゃべりしていたらしい

とはいえ、その間、入れ替わり立ち代りいろんな人が会話に入ってくる。フランス人、スイス人などがフミーに声をかけてくる。なかにはこの写真のおじさん(カメラマニア)みたいに、アマ時代から彼を知っていて、「少し去年より体重減ったんじゃない?今何キロだ?」「63kg」みたいな旧知の仲?立ったりする人もいる。

この人、フランスはマルセイユのそばに住んでいるらしく、近隣在住の選手の話題でフミーと話しこむ。「エクサンプロヴァンスのニコラ・フリッチ(元FDJで、今はトップアマチーム在籍)は、先日下りで落車して、それ以来精神的に下り恐怖症になっちゃったんだよ」とフミーに告げている

フリッチ、上りはすごく速い選手らしいのだが、もともと下りは苦手で、それに輪をかけて最近落車をして、どうもトラウマになってしまったようだ。 また、ジャージ姿でもないのに、フミーだと気づいた子供や女性がサインをねだりにきていた。

* 本日のレース

.2年前の最終日TTは、なんとなく優勝者がわかっていた。首位がクーネゴで僅差でTTが得意なボテロがつけていて、逆転でボテロが優勝だろうとみんな予想し、そのとおりになった。でも今年のTTは、かなりきわどい。

首位ホーナー、+7秒でアントン、首位から+9秒でTデッケル、首位から+15秒でサヴォルデッリ。ホーナーとアントンはTTで脱落すると予想されるが、問題は優勝。デッケルもサヴォルデッリもTTに強い。2人の差は僅か6秒。どうにでもなるタイム差だ。

ゴール地点はかなり興奮状態。まずサヴォルデッリが最高タイムを叩く。デッケルはサヴォルデッリといいとこ勝負のタイムで進んでいる。

このコースはラスト5kmが絶え間なく続く上り。宿のそばがコースになっていて、そこから3km先がゴールなので、レース前、コースに沿ってゴールまでてくてく3km上ってみた。ラスト3km地点は石畳の上りで、プロファイルマップで見るよりもかなり急だった。

デッケルがラスト数百メートルにさしかかる。解説者が叫ぶ。「デッケルが数秒失っても優勝できる。この調子だとこのままデッケルがサヴォルデッリを抑えて優勝か!」ゴール間際、大歓声に包まれデッケルがゴール。サヴォルデッリよりも数秒遅れたかと思いきや、デッケルは5秒速いタイムで最終日優勝+総合優勝を手にした。(写真はすべてトーマス)
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トーマスのウォームアップ
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表彰台のトーマス、少年のようだった
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ホーナーのTT。サヴォルデッリゴール、デッケルゴール
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● リクイガスのカルカーニは地元スイスの選手。「普段アシストながら、今回スプリント賞を獲得し、地元で輝いたカルカーニ!!」とTV解説者が褒め称えていた。スプリント賞のジャージ、ここではかなり価値を発揮している。● ブロシャールは山岳賞。チーズ数十キロ贈呈!というアナウンスに会場が沸く。さすがグリュイエール地方のレース。チーズの産地。

● チーム賞はCSC。とはいえ4人が普段着で壇上にたったので、余りレース表彰式の雰囲気がない。まるで音楽祭かなにかの賞の授賞式みたいだった。4人しかいないのは、あとの選手がみなリタイヤしたからでなく、多分飛行機や列車の時間に間に合わなくて、先に帰ったせい。2年前は地元フォナックがチーム賞だったので、全員ジャージ姿で最後まで残っていたが、CSCにはスペインからきているサストレもいる。彼は先に帰宅した口だ。

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● デッケル監督は祝福の電話かな?レース後、トーマスと堅い握手をかわしていた。● リクイガスのロースリもスイス人。今回リクイガスの周辺によく出没していたため、TT終了後、「au revoirさようなら」と声をかけてきた。2年前に熱々だったチャーミングな彼女、今回は姿を見なかった。● TVで感想を述べる選手たち。デッケルは、「思っていたよりもうまくいった」と話し、サヴォルデッリはフランス語で、ジロで頑張る、と答えていた。表彰台では優勝を逃し、悔しそうな表情だった


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