.... ツール・ド・フランス 2006 レポート
3週間の間には、誰しも必ず好調・不調の波がある。しかし、ランディスの場合、その不調の波が、悪い時にきてしまった。ランディス自身、そう語る。トップのラスムスンから10分4秒差の23位でゴール。イエロージャージを守りきれず、総合では11位に交代。
ランディスの談話:
「明日はまた別の風が吹くだろう。でももうツール優勝は無理だ。8分の差を挽回するのは難しい。とはいえ、戦い続ける。」
「ペレイロの総合首位は嬉しい。彼はいい友人だ。ただ、彼がイエローを着ているのを見るのは悲しいが。」
「あとはビールを飲んで、暫く頭を空っぽにしたい」(続く)
レース:
この日のレースはがビリエ峠の上りから始まった。ラスムッセンは開始早々10km地点でS・カザールとともにエスケープ。なんと結局ひとりでこのままゴールまで行ってしまう。
レースは後半にいくに従いアタックが相次いだ。中でもライプハイマーが早いうちでアタック。メンショフ、サストレと時間が経つにつれて次々に飛び出していく。
しかしランディスは、からだが動かない。サングラスの奥の表情も厳しい。飛び出すことができない。ロジャース、ペレイロが飛び出す中、強豪から取り残され、実質的に最後の上りラスト12kmで敗北。
ランディスの不調は目を疑うほどだった。全くチカラが出ず、追い越していったシュレックが、「一体ランディスはどうしたのか?」といった表情で振り返ったほどだ。
そんな中、ラスムッセンはひとりでゴールを目指す。後続の姿は見えない。ゴール手前、勝利を十分味わいながらラスムッセンが勝負の日に優勝し、山岳賞の赤玉ジャージを獲得した。