... ヴエルタ・ア・エスパーニャ 2004 レース・レポート
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今年8月8日、L・ピエーポリ(サウニエル)はウルキオカのヒルクイムレースで優勝した。クライマーにとっては誇りとなるレースだ。そのピエーポリ、今回ヴエルタ最初の難関、アイタナの山岳ステージで優勝した。かつて若い頃はパンターニとともに伸びると思われた選手だったが、パンターニに水をあけられた。98年に1年だけサエコにいたことがあるが、以来イタリアのチームに属さず、バネスト、サウニエルとスペインのチームで地道に走ってきた。少しずつだがこつこつと築いた勝ち星は30勝に届いた。
主な上昇はマンセボが5位から3位に。ノサルが7位から4位。バルベルデは6位から5位。エラスが14位から6位に浮上。
レースを決定的にしたのはエラス&ノサルのコンビのアタック。ラスト6km地点でエラスがノサルに、「ライバルたちをみんな潰すために、全力で行ってくれ。」と命令した。ノサル、渾身の力で蹴散らしていく。ラスト4km。エラスがノサルに言った。「これからアタックを仕掛ける。俺は行く。」エラスがピエーポリを伴ってそのまま行ったが、ノサルも調子はよく、最大限の力で後を追いかけて言った。
* レースレポート:いよいよ山岳ステージ。AG2R、今日4人目のリタイヤ。テレコムはこれまでで5人目のリタイヤ。
その他、サエコのボノーミ、ヴィーニのザンピエーリもそれぞれ53、61km地点でリタイヤ。63.3km、第二級のアルト・デ・トヨスを通過。68km地点で一気に4人がリタイヤ。USPのファンヘースウェイク。COFのクエスタ、アレッシオのフヴァスティヤ(昨日ITTで最初のスターターだった人だ)、テレコムのコネクニー。ということは、テレコムは5人目のリタイヤ。 更にRABのハンターとアテネのメダリストとして紹介したトレント(パテルニナ)がリタイヤ。 今、Eurosportsのアナウンサーも、AG2Rのリタイヤの多さに首をかしげるコメント。「AG2Rが続々リタイヤしているが、原因が見当たらない。とりあえず今日は暑いということぐらいか。」と。山頂ゴール地点の予報は20度だが、平地は31度という気温予想が出ている。
* 公式サイトで毎日のゴールシーンビデオが見られます。(ADSLじゃなくてもMediaPlayerがあればOK) Vuelta LIVE Audioでは、”ライブ”の実況中継(音声のみ)が聞ける。(右上のVuelta LIVE Audioをクリック。) 92.2km2級カテゴリーの山岳地点。現在飛び出しているのはフェルナンデス(パテルニナ)、カルデナス(バケ)、ラストラス(IBB)、ヴァリャヴェチ(PHO)、アリエタ(IBB)、カベヨ(KEL)。後続に2分43秒のアドバンテージ その後 ラストラス、ヴァリャヴェチ、カルデナスが前に出た。トップの選手のプロトンに対するアドバンテージは5分以上になった。トップのグループとプロトンの中間地点に逃げの分派がちょこちょこいる展開。 プロトンではケルメが動いている。エスケープグループとのタイム差が広がるのを明らかに嫌っている。バルベルデはチームメートに引かれてプロトン前方を行く。ケルメが加速した途端、それがタイム差に反映した。プロトンとトップグループの差は4分40秒。あっという間に1分縮まった。
トップグループとプロトンとの差が5分半ぐらいになると、暫定首位がIBBのラストラスになる。どうやら、プロトンはトップグループとの差を5分以上にするのを嫌がっている。プロトン追いかけ開始。USPもフロントに上がってくる。 ベロキ、プロトンから遅れていたが明らかに様子がおかしい。チームカーと話している。「レースを続けろ」と監督に言われているのではないか、とスタジオでは勝手に想像している。
* 「チョーニがファッサのチームメートから山で置き去りを食ったのは来年リクイガスに移籍するから」、と解説者。!
ケルメが飛んでいく。USPが追う。おっと!!ハミルトンが後退。喘いでいる。前に進まない。12%の登りだ。セビーヤが一生懸命ハミルトンをプロトンに戻そうと働いている。ハミルトン危うし。といって、セビーヤ自身も余力はそれほどなさそうだ。 クーネゴが落車というアナウンスが入った。エヴァンスも。クーネゴは膝を強打したのでは?と。第2カテゴリーのトレマンサナスではカルデナスがトップ通過で山岳ポイントを取った。クライマーの彼は今回も山岳賞を狙っているようだ。 プロトンからD・ブランコが出て、トップグループとそれに続く追っ手グループを追いかけている。ハミルトン、プロトンに戻ったとアナウンスが入った。きつい箇所は終わったか。プロトンではUSPのブルートレイン。しかし、暑さで彼らにも疲労の色。 解説者、「水をとにかく取れ。ワンデイと違って、ステージレースでは翌日どのぐらいリカバリーできたかが重要。リカバリーの鍵は水だ。体内に水をとにかく送れ。脱水症状には絶対なるな」とアドバイスしている。でも、、、一体誰にアドバイスしているのか? えっ?ハミルトンがまたドロップ?ハミルトンのヴエルタが終わった、と解説者。紛らわしい、まだリタイヤしたわけではなかった。ハミルトン、再び喘いでいるがレースを続けていると。 細い下り。ジグザグしてかなり厄介な上に、雨が降り出して路面が滑りやすい。トップを走るカルデナス、慎重に下っていく。
肝心のプロトンは、あれ以降スピードは上がらない。 山頂ゴール超級のアルト・デ・アイタナのプロファイルが出ている。この頁(JUMP)の2番目のプロファイル。カルデナスが最後の登りを料理にかかる。プロファイルを見ると、ラスト5kmが9%だ。 先頭はカルデナスひとりで引いている。ラストラスはついていく。プロトンはタイム差を詰めてきた。3分半。しかしヴィノクロフはドロップアウト。セビーヤもドロップ。ラスト7km。 現在のフォーメーションは: ラスト5km。カルデナスとラストラス依然トップ。レースが動いた。ランディスがドロップ。ノサル強い。今やノサル、エラス、バルベルデ、サストレ、ピエーポリ、メンショフ、マンセボがトップを追う。しかしバルベルデが苦しみだした。 メンショフ、バルベルデ、サストレは遅れそう。一緒に協力していかないと。ノサル、エラス強い。ピエーポリとLBLのフェリオだけがついていく。 ラスト3.5km。エラスがトップ2人(カルデナスとラストラス)に追いついた。抜き去り、更に置き去りにして、ピエーポリとエラスの2人旅となる。ラスト2km。ノサルがピエーポリとエラスを追う格好になった。更にノサルを追うのはマンセボ。ハミルトンはこの時点で7分以上遅れている。 トップのエラスとピエーポリ。エラスがトップを引く。「これでピエーポリが勝ったら悔しいだろう」、と解説言うが、ピエーポリ、なんとラスト400mで仕掛けた。エラスついていけず。ピエーポリ優勝。 後続のノサル3位でゴール。追っていたマンセボが4位でゴール。バルベルデは途中で息を吹き返し続いてゴール、メンショフ、サストレ、と続き、ランディスが54秒遅れでゴール。ランディスはリーダージャージをキープできた模様。
プロトン最初の1時間の平均時速は42.6km。今日はレース前半にリタイヤが多い。AG2Rの4人の選手が相次いでリタイヤした。32km地点でフリッカンジェとレドゥン、39km地点でベルジュ。その後イナウディ。
今頃になって、毎日のゴールシーンが1日遅れでWEBで見られることに気付いた。公式HPのこちらのページで、インタビュー・落車シーン・ゴールシーンが見られる。
ファッサのチョーニが遅れた。しかしアシストなし。チョーニはアイトール・ゴンサレス次に上位につけている(現在総合18位)のにアシストがないのは、「チョーニは来年リクイガスで走るから、チームは彼を置き去りにしたのだろう」とEurosportsの解説者がもっともらしく語っている!!リクイガスにいくというのはホントだけど、この置き去りセオリーはホント?
1.ラストラス、カルデナスの2人からやや遅れてヴァリャヴェツ。
2.先に飛び出したDブランコ、JLアリエタが2分37秒差で追う。
3.ザブリスキ(USP)、プラデラ(IBB)が今もまだプロトンから先行して、プロトンとトップグループの間を泳いでいる。
4.その後、4分50秒遅れでプロトン。
これならランディスの黄金ジャージは守れる。5分以上差をつけないよう気をつけないと、ラストラスとランディスの総合タイム差は5分ちょっとだ。(ラストラスは今日ポイントを取っているから、昨日時点の差5分56秒差は既に縮まっている。)
1.ラストラス、カルデナス(引いているのはカルデナス)、2.ヴァリャヴェツ、3.ブランコ、4.E ヒメネス、
5.プロトン (トップとの差は2分50秒)
この後次々と選手たちはプロトンに吸収されていき、やがで後退。トップ2人 VS それをバラバラに追う選手たちのグループという展開になってきた。リバティトレインがいく。ノサルが力強いぺダリング。去年ライバル同士のノサルとエラスが、今や一緒に2人で前を目指す。
トップ2人とノサルたち4人の差は30秒以下になった。
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総合首位: F・ランディス(USP) マイヨ・オロ=黄金ジャージという意味ですが、98年の時のマイヨ・アマリヨ(イエロージャージ)との違い、かなり微妙です。 98年のジャージへJUMP |
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山岳賞:D・フェルナンデス(パテルニナ) 山岳ジャージの色は今年から小豆色。 |
| ポイント賞:E・ツァベル(TMOB) ショッキング・ブルーのジャージ。 |
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オールラウンダー賞:F・マンセボ(IBB) この賞の名前はコンビナダ(コンビネーション賞)。山岳でも平地でも強い選手を選ぶために設置された賞。 |