mas ciclismo ... ヴエルタ・ア・エスパーニャ 2004 レース・レポート
写真をクリックすると拡大版へ copyright(c)2004- (duration unlimited) mas.ciclismo All Rights Reserved 無断借用・転記ご遠慮下さい。

第17ステージ 9月22日 : プラセンシア 〜 ラ・コバティヤスキー場 169.8キロ

Home
日程
Map
過去の成績
公式HP


第1ステージ/ 第2ステージ / 第3ステージ / 第4ステージ / 第5ステージ / 第6ステージ / 第7ステージ / 第8ステージ / 第9ステージ / 第10ステージ / 第11ステージ / 第12ステージ / 第13ステージ / 第14ステージ / 第15ステージ / 第16ステージ / 第17ステージ / 第18ステージ / 第19ステージ / 第20ステージ / 第21ステージ


この日のステージのヴエルタ・ニュース(別頁)へ

頁のお品書き: レース・レポート / . /本日のリザルト

* レース・サマリ:イバン・マヨの出身チームのカルデナスが優勝。

AG2Rはラスト1人に
AG2R、3人が残っていたが、第14ステージをアスタルロサがフィニッシュできず、プツェップとチャウレアウの2人だけになっていた。ところが今日のステージでプツェップもリタイヤ。チャウレアウ1人だけになってしまった。

チャウレアウは右の写真の選手。写真は2003年のもの。休養日、車でポーの町を走っていたらチャウレアウが従兄弟のアスタルロサ(写真右に腕だけ見える。)と一緒にトレーニングしていた。車窓から撮影。

カフェ・バケはスペインでは有名
ところで山頂ゴールのこの日、レースの方は逃げグループにいたカルデナス(カフェ・バケのコロンビア人)がそのままゴール。彼は元ケルメ。ツールで区間優勝もしている。(彼のことを「一夜にして有名になる」、と紹介。)彼のチーム、カフェ・バケは、スペインでは、もともと優良アマチュアチームとしてかなり有名。
99年、バケの大躍進を支えたのがイバン・マヨ

当時マヨは、バケの黄色、白、ブルーのジャージでチームのエースとして走っていた。記憶だとその年13勝ぐらいしている。そして翌00年にエウスカルテルへ。元バネスト&ビタリシオにいたハビエル・ミンゲス監督もバケで指導にあたっていた時期があると記憶している。

左の写真はカルデナス2001年の時のもの。前日の第12ステージで優勝して一気に注目を浴びた。しかし、その後チームとの契約交渉で、相当高い値段をチームに提示し、チームとの契約交渉は決裂。ツールで優勝し、相当強気に交渉したのが裏目に出た。バケに移籍してから、常に目立つ存在でありながら、スペインの他のチームが手を出そうとしない背景には、過去のこんないきさつもあるのかもしれない。

カルデナスの後、S・ペレスが2位、エラスが3位、マンセボが4位でゴール。ペレスがエラスとのタイム差を30秒縮めた。一方でバルベルデはどうもレース中から不安があったかのように見え、案の定エラスより2分10秒も遅れてゴール。総合3位に後退しただけでなく、4位のマンセボとも僅か1秒差に。ベルダ監督は、「バルベルデは優勝戦線から脱落した」、と。


* レース・レポート:バルベルデ、一気にエラスより2分以上後退!ペレスが総合2位浮上。。

今日のゴール地点はスペイン労働大臣のトレーニングコース & エラスの故郷だからエラスの横断幕だらけ
当初189人だった選手も今では138人。前半に続いたリタイヤ選手が後半には落ち着いてきた。昨日リタイヤのJ・ベロキはモラル低下でリタイヤしたと言っていた。トップから1時間半も遅れてしまった。総合81位というのは不本意この上ないことだろう。

現在40km地点。目下プロトンに9分差をつけている逃げグループは6人。サバヤ、ヴァリャヴェツ、アリエタ、カルデナス、ロペス・デ・ムナイン、フストフ。サバヤが一番総合では上にいる。トップから31分5秒遅れ。プロトンにとって脅威の選手はいないということ。更に今日のゴールはカテゴリー超級。登りの入り口のあるラスト18kmの勝負になるだろう。プロファイルはこちら。

47km地点:ファッサのオンガラートがリタイヤ。52.7km地点。最初の第1級の山岳を先頭グループについで、プロトンが越えたところ。この時点でプロトンとの差は8:55秒。

79km地点。RABのJ・ボヴェンがリタイヤ。折角第1級の山を登ったというのに。。。一方プロトンとトップグループの差は9分程度で安定している。つまり、6人の先頭とプロトン、両者のペースはほぼ同じ。

92kmバルベルデがプロトン後方に下がってきている。チームメートにプロテクトされている感じ。まさかグロッキーではあるまいが、ちょっと心配する声。プロトンとトップグループの差が7分以下に落ちてきた。

ヴエルタニュースでお伝えしたとおり、この日のゴールの地はエラスの故郷ベハール近郊。エラスはアタック宣言をしている。一方で、バルベルデのインタビューをスペインのラジオ局サイトで聞いたが、この日アタックするかどうかわからない、と消極的に言っている。2人の対照的なコメント。バルベルデはポーカーフェースか、或いは何か本当に不安があるのか?

現在トップはカルデナス(バケ)、グストフ(FAS)、アリエタ(IBB)、ヴァリャヴェツ(PHO)、ロペス・デ・ムナイン(EUS ;」父方の苗字だけでこれ。母方の苗字を合わせると、ロペス・デ・ムナイン・ルイス・デ・ガウナが正式苗字。ファーストネームはアルベルト)がトップ。サウニエルのサバヤは脱落。トップ5人のプロトンに対するアドバンテージは6分50秒。

100.5km:この日2つ目の第一級カテゴリー(プエルト・デ・オンドュラス=ホンジュラスのモン)をトップグループが登る。カルデナスが山頂を最初に踏んだ。山岳賞狙いか。(後記:違った。実は堂々と区間優勝だった!)この登りの手前でレラックスの2人、ブルゴスとフフレ(一説にはマルティネス)がリタイヤ。ブルゴス!!リタイヤとはあー残念!応援していたのに。

そう、ブルゴスのファーストネームは親しみが湧く名前(?)、ナコール(Nacor)なのだ。彼は2001年ランカウェイ日記をつけていてそれを個人的に訳してHPに掲載した。すっごく愉快な日記だったのを覚えている。(見るもの全てが異国情緒満点だったらしく、いちいち感激していた。)

おや、今日はヴエルタに労働大臣ヘスス・カルデラ氏が現われた。彼はエラス同様ベハールの出身。そして、自転車の大ファンだ。なんと地元ということもあり、今日のゴール地点コヴァティヤの坂でトレーニングをするほどの人!議員サイクリスト大会(開催地はエル・アングリルやコバドゥンガなどおいしい山が多いアストゥリアス地方)に、ここ2年ばかり出場しているつわものなのだ。彼はなんでもなかなかのクライマーだとか!

この辺はエラスの地元。彼を応援する横断幕があちこちに。

ラスト38km。トップ5人の中からグストフが遅れ、現在4人。プロトンとの差は6分台。エル・セロのクライム(第3級)を登り終えたトップの4人。その間、ブリーアン・ヴァンボーとUSPのザブリスキーがリタイヤ。おっとAG2Rのプツェプもリタイヤというニュース。AG2Rはイニゴ・チャウレアウ1人だけになった。

さてさて、ラスト20km。いよいよゴール目指す登りが始まる。これまでは序章だ。最初は3%という序の口で始まるが、徐々に厳しくなる。ご興味ある方は 先ほど紹介のプロファイルで確認どうぞ。トップの4人は捕まるだろう。プロトンからは以前6分程度の差。

プロトンとトップ(ロペスデムナインが脱落し、現在3人:カルデナス、アリエタ、ヴァリャヴェツ)の差は3分台になってきたが、後方プロトンで、セビーヤ、ランディスが苦しんでいる。(セビーヤとランディスは結果的にトップからそれぞれ7分以上、15分以上遅れてフィニッシュ!)

ラスト14km。カルデナスがアタック。アリエタがついていく。ヴァリャベツもおいついた。しかし、ラスト8kmあたりからかカルデナスが単独に。トップグループにいた選手たちはどんどん後退していき、代わりにプロトンの中にいた優勝候補たちの出番に。 ケルメのベルダ監督、バルベルデのヴエルタ敗北を宣言
レースが決定的になったのはラスト6km。舗装された登りでエラスがアタックを仕掛ける。相変わらず軽やかに、しかし力強くぐんぐん加速。しかしSペレスがついていく。エラス、後を見ずににひたすら漕ぐ。アナウンサー、「バルベルデがついてこれない!」と叫ぶ。

ペレスとエラス、最強のクライマーコンビで最後の登りを行く。バルベルデやその他の選手は置き去りのまま。今やアストゥリアスの星、ペレスがリズムを刻み、エラスがついていく。ペレスがエラスを置き去りにしてアタックを仕掛けたのはラスト2km。去年ノサルがヴエルタのニューヒーローだとすると、今年は完全にこのペレスだ。

その間トップのカルデナスはひとりでゴールを目指す。39-12でひたすら登っていく。ゴール手前、後を振り向いた。誰も来ない。ペレスは30秒ほど後ろだ。そのままゴール。そして、 ペレス、エラス、マンセボが三々五々到着。 今日はバルベルデの日ではなかった。チームメートのガルシア・ケサダがリードアウトするものの、やっとゴール。エラスから総合タイム2分15秒遅れとなり、ベルダ監督はバルベルデの敗北宣言をした。

最後におもしろい写真。互いの手の怪我(落車の時のもの)を見せ合って批評しあう、マンセボとカベヨ(KEL)。JUMP


1 Felix Cardenas (Col) Cafes Baque                                 4時間52分08秒 (34.87 km/h)
2 Santiago Perez (Spa) Phonak Hearing Systems                         0分29秒
3 Roberto Heras (Spa) Liberty Seguros                                 1分01秒
4 Francisco Mancebo (Spa) Illes Balears-Banesto                       1分15秒
5 Luis Perez (Spa) Cofidis, le credit par Telephone                   2分05秒
6 Angel Gomez (Spa) Paternina-Costa De Almeria                        2分18秒
7 Jorge Ferrio (Spa) Paternina-Costa De Almeria                           
8 Francisco Jose Lara (Spa) Paternina-Costa De Almeria                    
9 Carlos Sastre (Spa) Team CSC                                        2分45秒
10 Miguel A. M. Perdiguero (Spa) Saunier Duval-Prodir                 3分03秒
11 Samuel Sanchez (Spa) Euskaltel-Euskadi                             3分06秒
12 Carlos Garcia Quesada (Spa) Comunidad Valenciana-Kelme             3分11秒
13 Jose Luis Arrieta (Spa) Illes Balears-Banesto                          
14 Alejandro Valverde (Spa) Comunidad Valenciana-Kelme                    

* 本日のリザルト:

総合首位:優勝 F・カルデナス(バケ)
マイヨ・オロ=黄金ジャージ。 98年のジャージへJUMP
山岳賞: F・カルデナス(バケ)
山岳ジャージの色は今年から小豆色。
ポイント賞:E・ツァベル(TMOB)
ショッキング・ブルーのジャージ。
オールラウンダー賞:R・エラス
この賞の名前はコンビナダ(コンビネーション賞)。山岳でも平地でも強い選手を選ぶために設置された賞で、オールラウンダの証。

* オールラウンダー賞(コンビナダド)のポイント換算の仕方:
このオールラウンダー賞のポイント換算の仕方がずっとミステリーだったので、昨年いろいろ頭をしぼった結果、どうやら総合順位+総合ポイント順位+総合山岳ポイント順位を合計してポイントを出すようです。つまり、合計ポイントが最小の選手がトップ。

その他の結果へJump

go to page top


go back to index page