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■ ニュース その2:後方グループは、みんなリタイヤしたいと思っていた第9ステージ

同じくフレーズィことフェルスターの日記を読むと、普段脚光を浴びるのは前方グループばかりだが、後方グループのもがき、苦しみには様々なストーリーがあるのがわかる。

とりわけゲロルシュタイナーの監督は、選手を乗せるのがうまい。ゲロルシュタイナーの後方ドロップアウトの選手たち(フェルスター、フォーテン、シュトラウス)らは、もう前半でドロップアウトして、これじゃあ走る意味がない、と考える。次の補給所でリタイヤしよう、と打ち合わせていた。ところが、監督がここでひとこと。「あと30秒で、ペタッキのグループに追いつくぞ!」

張り切ったゲロル組は、ペタッキの姿を捉える。「うわあ、なんて豪華なキャスティングなんだ!ペタッキ、ヴェーロ、バックステット、オンガラート。。。」とフェルスターは単純に喜ぶ。

「たぶん、このグループにいる全員が、リタイヤしたいと思っているだろう。でも、自分が一番最初に投げ出すのはいやだ、とも思っている。だからみんな最後まで走り抜くことになるんだ。」

フェルスターは、後半少し元気付いてくる。そして、快調にゴール目指して漕ぎ始めた途端、ペタッキが叫んだ。「ピアーノ!(ゆっくり)!」。不満げなフェルスター、「僕に一体どうしろっていうんだ」とぶつぶつ。。。

ともあれ、なんとか無事にゴールにたどり着いたゲロルシュタイナー・ボーイズ。一時はタイムアウトと背中合わせでかなりモラルも落ちたが、制限時間内に入ることができた。なんともサバイバルゲームの1日だった。

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■ ニュース その1:「第9ステージは今まで生きてきた中で、一番ハードなステージだった」

ゲロルシュタイナーのロベルト・フェルスターこと フレーズィの日記 によると、先の第9ステージは、本当にきつかったようだ。
日記には、もうやめたい、という心の叫びと戦いながら走りきったフレーズィの率直な気持ちが吐露されている。

フレーズィはスタート直後、列のトップを走っている自分に気づき、さらにニュートラルゾーンを過ぎても前線を走っていた。なんとなく今日はうまくいくかも、と期待を持ち始める。

ところが開始早々で上りが登場。そんな希望もあっという間に打ち砕かれた。20人ほどの選手がエスケープし、あとは次々とプロトンが千切れていったのだ。チームカーの間をさまよいながら、彼はもう飛行機に乗って、さっさと帰ろう、と思う。

監督の言葉通り、前のペタッキらの集団に追いつき、フォーテンとも合流し、なんとか力がわいてくる。そして32分遅れで苦しみもがきながらゴール。

フレーズィの日記はこの日のエントリーだけでもプリントすると3ページに及んだ。第9ステージ終了後、その日のうちに書いている。あれだけのタフな日のあとで、これだけ整った内容を書けるのはすごい。彼は今、プロトンのNo.1ダイヤリストだ。 ---

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