... ブエルタ・ア・エスパーニャ 2006 ニュース * .......Homeへ第1ステージNews/ 第2ステージ News / 第3ステージ News / 第4ステージ News / 第5ステージ News / 第6ステージ News / 第7ステージ News / 第8ステージ News / 第9ステージ News / 第10ステージ News / 第11ステージ News / 第12ステージ News / 第13ステージ News / 第14ステージ News / 第15ステージ News / 第16ステージ News / 第17ステージ News / 第18ステージ News / 第19ステージ News / 第20ステージ News / 第21ステージ News /
同じくフレーズィことフェルスターの日記を読むと、普段脚光を浴びるのは前方グループばかりだが、後方グループのもがき、苦しみには様々なストーリーがあるのがわかる。
とりわけゲロルシュタイナーの監督は、選手を乗せるのがうまい。ゲロルシュタイナーの後方ドロップアウトの選手たち(フェルスター、フォーテン、シュトラウス)らは、もう前半でドロップアウトして、これじゃあ走る意味がない、と考える。次の補給所でリタイヤしよう、と打ち合わせていた。ところが、監督がここでひとこと。「あと30秒で、ペタッキのグループに追いつくぞ!」
張り切ったゲロル組は、ペタッキの姿を捉える。「うわあ、なんて豪華なキャスティングなんだ!ペタッキ、ヴェーロ、バックステット、オンガラート。。。」とフェルスターは単純に喜ぶ。
「たぶん、このグループにいる全員が、リタイヤしたいと思っているだろう。でも、自分が一番最初に投げ出すのはいやだ、とも思っている。だからみんな最後まで走り抜くことになるんだ。」
フェルスターは、後半少し元気付いてくる。そして、快調にゴール目指して漕ぎ始めた途端、ペタッキが叫んだ。「ピアーノ!(ゆっくり)!」。不満げなフェルスター、「僕に一体どうしろっていうんだ」とぶつぶつ。。。
ともあれ、なんとか無事にゴールにたどり着いたゲロルシュタイナー・ボーイズ。一時はタイムアウトと背中合わせでかなりモラルも落ちたが、制限時間内に入ることができた。なんともサバイバルゲームの1日だった。
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■ ニュース その1:「第9ステージは今まで生きてきた中で、一番ハードなステージだった」
ゲロルシュタイナーのロベルト・フェルスターこと フレーズィの日記 によると、先の第9ステージは、本当にきつかったようだ。
日記には、もうやめたい、という心の叫びと戦いながら走りきったフレーズィの率直な気持ちが吐露されている。
ところが開始早々で上りが登場。そんな希望もあっという間に打ち砕かれた。20人ほどの選手がエスケープし、あとは次々とプロトンが千切れていったのだ。チームカーの間をさまよいながら、彼はもう飛行機に乗って、さっさと帰ろう、と思う。
ライムントは僕に言ってきかせた。
「おいフレーズィ、もう少しがんばってみろ。前のグループには追いつけるさ」
ほどなく友人のシュトロイシェンマルセル・シュトラウス)がやってきた。
僕は彼に言った。
「おい、もうやめにしようぜ。まだ160kmもある。
僕らはこんなところでうろうろしてるんだ。
もうこうなったら、なんの目的もありゃしない。」
でも、彼はこう言って僕の目を覚まさせてくれた。
「ただただ走れ、フレーズィ。
いろいろ考えちゃだめだ。」
フレーズィの日記はこの日のエントリーだけでもプリントすると3ページに及んだ。第9ステージ終了後、その日のうちに書いている。あれだけのタフな日のあとで、これだけ整った内容を書けるのはすごい。彼は今、プロトンのNo.1ダイヤリストだ。 ---
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