mas ciclismo ... 世界選手権 2004(ヴェローナ)レース中継

* 2004年10月3日 : 世界選手権ロード 285.5m − フレイレがジュリエット銅像のおかげで?3度目の優勝

。。。黄金色のベッティーニ、メカトラに続き、今度はレース途中で膝の故障。遂にリタイヤ

ベッティーニが波乱のリタイヤで、俄然スペインチームが光った。常にプロトンをコントロールしたのみならず、ラスト2kmは、ノサル、マンセボ、バルベルデとつなぎ、最後はフレイレがツァベルをかわしてゴール。

ディフェンディングチャンピオンのアスタルロアは最後数キロでドロップアウトしてしまった。しかしスペインがラルカンシェルをつなぎ、フレイレは99年ヴェローナを始め01年、04年と3度目の世界選手権を飾った。

優勝:フレイレ、2位:ツァベル、3位:パオリーニ

恐るべし、ヴェローナのジュリエット像マジック。10月1日のトクダネに書いた通り、フレイレは99年ヴェローナで優勝できた勝因を語り、今年もそれを実行した。そして見事に優勝。恐るべし、ヴェローナの願掛けマジック。

イタリアチームは、 ベッティーニが膝の故障でリタイヤしたのが何より誤算だった。バッレリーニは絶対的なリーダー体制でレースを運ぶので、それが狂うと修正しにくい。ベッティーニのリタイヤの後、CNは、「バッレリーニはこれからアルゼンチンに電話をして、レベッリンをイタリアチームに入れる交渉をしなくては」などと揶揄した。(レベッリンはイタリア代表に選ばれず、これを不服としてアルゼンチン国籍を申請し、アルゼンチン代表として出場する画策をした。しかし結局取得できず。)


レースレポート

スタートリストはこちら。 鈴木真理選手は187番。No.1はもちろんイゴール・アスタルロア。スペイン選手が13番まで続いている。バルベルデはトップコンディションではないものの、アスタルロア、フレイレ、フレチャあたりは勝つ力を持っている。

レベッリンが出場できず、ツァベルはとんだ災難で、さてさてレースはどうなるか。ベッティーニ擁するイタリアがダントツの強さを見せるのか?スペインはアルカンシェルを死守できるか、はたまたダークホースが現われるのか?

世界選手権のRRのスタート時間は早い。現地時間10時。日本時間17時で既に始まっている。

ベッティーニはジャージこそ普通のイタリアジャージだが、ハンドルバーのテープ、シューズやバイクに金色があしらわれている。なにしろ五輪金メダリストだ。

コースはこちら。 99年のコースと似ている。ただ、前回より上りが多く、サーキットは1.5km短い14.75km

30km:現在ラップ2が終ったところ。スタート開始数km地点でアタックを仕掛けたフランスのクリストフ・ルムヴェルが一人で逃げており、最初のラップと同じタイム23分12秒でラップ2を終え、ラップ3に入る。プロトンとの差は1分半から2分程度。

50km地点:トップのルムヴェルとプロトンの差は1分〜2分といったところ。その間、プロトンを飛び出して、ルムヴェルとプロトンの間を泳いでいる選手が数人出現。

52km付近、上りを利用してプロトンから飛び出したロシアのウラジミール・エフィムキン。54km地点では先に飛び出していたブラジルのパリアリーニを追い越して一人でルムヴェルを追う。

63km地点エフィムキンルムヴェルを捕らえ2人で先頭を行く。後方のパリアリーニとトップ2人の差は1分45秒、プロトンと2人の差は2分45秒。

上りのペースが遅い。先に行われたU23の最高タイムは6分59秒だったが、Lap5における上りのタイムは今回7分55秒。1分近くも遅い。

80km地点エフィムキンルムヴェルが協調しながら6度目の上りに差し掛かる。後方のパリアリーニとの差は2分。プロトンとの差は4分20秒。

102km地点:プロトン後方でクラッシュ発生。ヴェーグマンロジャースルムシャス(リトアニア代表で出場している)らが倒れた。しかしプロトンのペースは相変わらず速くないので、彼らは全員プロトンに戻れた模様。

120km地点エフィムキンルムヴェルが8周目を終えた。ラップタイムは24分12秒。後方のパリアリーニとの差は6分半。プロトンとの差は7分半。

128km地点:パリアリーニがプロトンに捕まった。トップのエフィムキンとルムヴェルは相変わらず逃げている。有力選手はまだここで飛び出すのは早すぎる。すぐには動きは余りないだろう。

135km地点:エフィムキンがルムヴェルはプロトンに6分半の差。

再びプロトンから飛び出した選手がトップ2人の間を走っている。今度はその数が多い。

160km地点:トップ2人とは35秒差で30人程度のグループ。オリヨ、ヒメネス、サバヤ、Lペレス、ノサルらスペイン人が5人。アタックつぶしなのだろうか。イタリア人もマザンティ、フリーゴ、ペティート、ペリゾッティの4人を送り込んでいる。その後プロトン。

164km:遂にトップ2人エフィムキンとルムヴェルが捕まった。ルムヴェルは160kmを逃げた。今や30人ほどのグループとともに第1グループを形成。プロトンとは1分20秒差。

169km:第1グループからフランスのカルザーティが飛び出した。フランスは今回の世界選手権、目立っている。サンダーランドが先に言った通り。フランス選手も忘れちゃいけない、というところを本当に見せてくれた。

173km:さて、いよいよレースにスパイスが効いてきた。選手らが様々なフォーメーションで、忙しくなってきた。第1グループはプロトンに吸収。カルザーティのほかに、スイスのザンピエーリ、オランダのムーレンハウトがプロトンに僅かな差。

ベッティーニに赤信号!
ベッティーニ、メカトラが続いていたようだが、とりあえずプロトンから脱落はせず。しかし今度は膝にトラブル。ルーカ・パオリーニらと話し込んでいる。これからどうするか、イタリアチーム。ベッティーニの膝は余りよくないようだ。イタリアチーム戦略変更を余儀なくされるのでは?

195km地点:トップ3人にプラスデンマークのホイとポーランドのフザルスキーが加わっている。相変わらずスローなペース。

今度はベッティーニ、バッレリーニ監督と話し込んでいる。この膝の様子では、優勝を狙うのはきついだろう。既にスローのプロトンについていくのもやっとだ。

199km:ベッティーニ、小さいギアを踏んでいるが、膝の様子は芳しくない。プロトンはまだ必死に漕いでいないのだが、それでもベッティーニ、上りでついていけない。ベッティーニが一旦ドロップアウト。ほどなくプロトンには復帰できたものの、これではこの先完走できるかもわからない。

200km:トップは相変わらず5人。カルザーティ、ザンピエーリ、ムーレンハウト、ホイ、フザルスキー。プロトンに2分差。

ベッティーニ・ドロップアウト、そしてリタイヤ
213km:ベッティーニがドロップアウト。ワールドカップの総合優勝の目標があるから、今日膝のトラブルがある限り、ここで無理もできないだろう。

チームカーに何度も戻って膝の怪我がよくないことがしのばれたが、結局ベッティーニ遂にリタイヤ。レース中に落車したとかいうわけではないのだが、周回を重ねるごとに膝が悪くなったようだ。

220km:トップ5人とプロトンの差は1分少々。

229km:トップ5人の足並みが乱れた。フザルスキーはドロップしてプロトンに吸収。ホイとカルザーティも他の2人から遅れている。そして、次々プロトンに吸収。230km。結局5人全員吸収され、カウンター狙いの選手が行く。スイスのカルカーニ、プロトンに10秒少々差をつける。

236km地点:カルカーニがトップで16周を終えた。ラップタイムは22分12秒。上がっている。40km/h近く。 さて、残るは2周。そろそろ選手たちも以前にまして虎視眈々となってくる。

249km:カルカーニが後退し、残り1周と少々。有力選手が前に出た。レースは今始まった!そんな感じだ。 プロトンから有力候補が飛び出している。スペイン6人。バルベルデ、マンセボ、ペレス、ノサル、セラノ、フレイレ、イタリアからはバッソ、クーネゴ、パオリーニ、ベルタニョッリ、そしてアラン・デイウィス、ピント、ヴェセマン、ボーヘルト、クローン。アスタルロアは244km地点でドロップアウトしている。挽回できるか。

251km:スペイン選手が第1グループをリードしながらラストの周回に入る。27週目は21分3秒。明らかにペースが上がっている。スペイン選手が引き、ツァベル、オグレイディも続く。もっとイタリア勢がプロトンを引くと思ったが、今はスペイン。

ガルゼッリは役目を果たして もやはリタイヤ。ノサルも今までよくスペイントレインを引いてきた。そろそろバトンタッチか。ヴエルタでは引いてもらう役目だったマンセボが今度は引いている。

260km:あと5.5km。デンマークのラスムスンがアタック。同じラボバンクのオランダ人ボーヘルトが追跡。スペイン選手らは、とりあえず見送っている。

しかし、ラスト7km。ここで放っておくわけにも行かない。ボーヘルトに続いてフレイレ、バルベルデ、クーネゴ、バッソ、オグレイディがラスムスンを追い越して先頭グループを形成。この中から勝者が出てもおかしくないメンバーだ。

6人の後にいた10人ちょっとの選手らが協調がとれない6人に追いつく。ツァベル、ヴィノクロフ、アラン・デイヴィスらがいる。

ラスト1km。この18人の中から勝者が出る。ホンドがツァベルを引く。しかしフレイレもくる。なんとーフレイレ世界選手権3勝目!!!やっぱりジュリエットの胸に触ったのがよかった!

フレイレ、ツァベル、パオリーニが表彰台。ツァベルはハプニングにも関わらずタフだね。でも2位の座が定着してしまったが。

残りの結果はこちら


* 2004年9月29日 : 世界選手権ロードITT 46.75km
マイケル・ロジャースが優勝

スタートリスト&Timeはこちら。

日本時間約21:30に世界選手権ロードITTが始まりました。まだ優勝候補選手は後の方ですが。スタート間隔は何故か半端な1分半。日本時間22:39にはラストのM・ロジャースがスタートする予定。

注目は22:24以降だろう。ラストから11番目のボドロギ、9番目のノサル、7番目ペシェル、6番目ペーニャ、5番目カンチェッラーラ、以降JIグリティエレス、ヴィノクロフ、リッヒ、ロジャースと続く。1分半間隔だから、それぞれの選手を追うのが結構忙しい。

今年はヴエルタといい、お腹をこわす選手が目立った。ウルリッヒも胃腸をやられているらしいし、スペインの注目選手サンティアゴ・ペレスも同様の理由でロード出場を諦めた。現在もまだお腹をこわしているペレスは、現在おかゆしか食べられないが、治ったらファバダをがっつきたいと語っている。ファバダとは、地元アストゥリアスの煮込み料理。

イタリアのTTメンバーはペロン(CSC)にブルセギン(FAS)か。個人的には少々意外。イタリアでITTがすごーく強い選手って、そういえば余り浮かばない。現在丁度ラスト20番目の選手、ブルセギンがスタート。この段階で6.3km地点の計測ポイントでペロンは5位。まだこれからタイムを上回る選手が続出するだろうが。

以前アワーレコードに挑戦して、うまく行かなかったヌッティ(スイス)がスタート。6.5km地点。ブルセギンが目下No.1タイム。

ところでロード出場予定のレベッリン、まだ出場が正式に認められていないようだ。アルゼンチン国籍でレース出場を目指しているが、現地からの書類に不備があり、まだ手続きが完了していない。

マギーの6.3km地点でのタイム。目下No.1のブルセギンより7秒遅い。出遅れた。ブルセギンは9分58秒。マギーは10分05秒71。ウルリッヒの代わりに出場のウーベ・ペシェルがスタート。ドイツはウルリッヒがいなくても、TTチャンピオンが揃っている。このあとのリッヒも昨年の世界選メダリスト。ペシェルは銀メダル、リッヒは銅メダルだった。(ミラーがああいう状況になって、繰上げで。)

6.3km計測ポイント:USAのザブリスキーが9分56秒でトップに。ブルセギンが+2秒。。。と思いきやすぐに入れ替わり。

6.3km計測ポイント:Uペシェルが9分55秒でトップに。ザブリスキーが+1秒、ブルセギンが+3秒。ロジャースがスタート。

46.75kmフィニッシュ:現在ブリーアン・ヴァンボー(デンマーク、チームはCSC)の1時間4秒がトップ。この後、1時間を切る選手がどんどん出てくるだろう。ブリーアン・ヴァンボーのスペルはBrian Vandborg 。専門家の人に発音を確認したところ、名前の読み方はブライアンではなく、ブリーアン・ヴァンボーだと。デンマークの発音は非常に難しくて、カタカナにすること自体不可能だとか。

6.3km計測ポイント:すごいヴィノクロフ。ペシェルのタイムを一気に11秒も更新。9分44秒でトップに。

6.3km計測ポイント:ロジャースが走り終えてタイムが出揃った。

1.Aヴィノクロフ ..9分44秒
2.Uペシェル .........+11秒
3.Dザブリスキー ..+12秒
4.Mロジャース .....+12秒
5.Mブルセギン .....+14秒

カンチェッラーラとペーニャが全然振るわないと思ったら、前半戦の登りで減速したようだ。2人とも登りは得意ではない模様。

27.1km計測ポイント:ボドロギに異変。現在トップタイムはザブリスキーの35分16秒。ボドロギは1分30秒も遅い36分45秒27。02年のマコンのITTでは、最後の方までずっとトップタイムをキープしていたのだが。

27.1km計測ポイント:結果が出揃った。恐るべしロジャース。今年は本物の金メダルが欲しいと言っていた通り、やる気満々。

1.Mロジャース 34分39秒
2.Aヴィノクロフ .....+31秒
3.Dザブリスキー ...+37秒
4.Mブルセギン.....+40秒
5.GEラーション ... +44秒
6.Mリッヒ ................+46秒

上位の方で頑張っているブルセギン。今年ジロの第21ステージのITTで2位に入っているが、今までTTでの優勝はゼロ。それどころか、今までで目立った成績というのは、トレンティノなどで取った山岳賞。山岳賞の選手が世界選でTTで出場、更になかなか頑張っている。

ブルセギン、今年のツールで「髪型変えたね。今の方が好きかも」と言ったらにこにこしていたあの選手。バネスト時代はスキンヘッドだった。ファッサに来てイメチェンを図ったらしい、と中野さん。

登りのあるITTだったので、ペシェルは結果が出せず。1分を僅かに切っただけ。上位進出は無理だ。正確なタイムは59分58秒87 。

ノサル大崩れ。ヴエルタでアシストをした疲れか。1時間2分32秒76。不本意な成績。30位以下という感じか。アンテケヤスペインナショナルチーム監督もがっくりだろう。

ヴィノクロフが58分55秒のタイムで首位に。ただ、ロジャースが。。。

最後の最後でリッヒが大挽回。27.1km地点で6位のタイムだったが、一気に後半粘りを見せた。結果が出た。メダルが決定。ヴィノクロスは後半伸びが他の2人に比べてやや足りなかった。

最終結果
金メダル:Mロジャース 57分30秒 )
銀メダル:Mリッヒ ...........+1分12秒
銅メダル:Aヴィノクロフ ....+1分24秒

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